●風早/カザハヤ(cv井上和彦さん)
25歳。主人公が幼い頃から仕える従者。「中つ国」が滅びてからは、現代の世界で高校教師をして主人公を守り育てていた。主人公にとっては兄のような存在で、さわやかで朗らかな青年。穏やかな雰囲気のために甘く見られることもあるが、腕のたつ武官である。
攻略制限があり、1週目では攻略できない。メイン八人クリア(風早ノーマルエンドも含む)をクリアしたのちもう一度挑戦すると真相のハッピーエンドがるみられる。
※管理人はノーマルしか見られなかったのでネタバレはノーマルのみです。↓
~ネタバレ~
(ノーマルエンド)
異世界にいた時もずっと面倒を見てくれていた風早、中つ国に戻ってからは幼い頃から一緒にいてくれていた記憶も徐々に戻っていた。
主人公がニノ姫として修行をしていた幼い頃、髪の色が本来の姫より薄いことや龍の声が聞こえないことで姫として認められていなかった。その度に幼い主人公は一人隠れて泣いていたが、風早だけは主人公がどこにいても見つけてくれて慰め抱きしめてくれていた。その時からずっと主人公のことだけを大切に大切に守ってくれていた。
優しい風早の育てかたも良かったのか、主人公はとても優しい女性に育っていたし、中つ国に来てからも仲間たちに好かれ、姫としても好かれていた。こうやって慕われている主人公を見ると、いずれは王になり自分は離れなければならないのだと風早は思う。しかしすでに姫としてだけではなく、一人の女性として特別な存在になっていることは確かだった。
しかし風早はなんと偽物だということが判明する。幼い頃主人公に仕えた風早は9歳の時に流行病で死んでいることがわかった。それから何故かその風早になりすましずっと仕えていたのが今の風早だった。何故そんなことをしてまでニノ姫のそばにいるのかと疑われるが「主人からの命令だから」としか言わない風早。主人のことは離せないが、主人公を大切に思い命に代えても護ろうと思っている気持ちは嘘ではないと言った。その言葉に主人公は、風早を信じると言った。
風早は罰として酷い戦に駆り出されることになるが、主人公は帰って来ることを毎日祈った。そしてその気持ちが特別な気持ちであることに気付く。ボロボロになってでもちゃんと主人公のもとに帰ってきてくれた風早に「ずっと一緒にいたい」と言うと風早は抱きしめてくれて同じ気持ちだと言ってくれた。
しかしそんな願いも叶わず、ラージャとの最後の戦いのあと、ラージャが駆使していた黒龍が復活し、神への冒涜を怒り主人公を殺そうとしてきた。その巨大な力に対抗できるはずもなく、全員が崩れ落ちそうになるがその時なんと風早が自らを犠牲にし、黒龍を体に取り込み、消えてしまった。
ラージャと黒龍が消えたことにより中つ国は平和になった。主人公も王に即位するためにどんどん準備が進んでいく。しかし風早を諦められない主人公は風早を必死に探したが見つからなかった。
ついに即位する日が近くなった頃、黒麒麟が主人公の前に現れ、ある場所に導いてくれた。するとそこにはなんと風早がいた。やっと会えたことと、戻ってきてくれたことに喜ぶが、風早は体に黒龍を取り入れているため呪詛にまみれ触れることすらできなかった。そのためこのまま中つ国にいれば国に害をなす存在になるということで、主人公が無事王に即位したのを見届けたらここを去るといった。ショックを受けた主人公だったが、為すすべがなくついに即位式。式は滞りなく行われ、王としての貫禄が出た主人公に皆忠誠を誓い、お祝いの言葉を述べる。そして最後に現れた風早は膝を折り跪き主人公に今までの感謝を述べた。主人公は心の中で行かないで、そばにいて、と叫ぶが王として口にしてはいけない言葉であり、心で泣きながらも王としての立派な言葉で風早の今までの忠誠心に感謝を述べ終わった。