元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

遙かなる時空の中で4「那岐」

●那岐/ナギ(cv宮田幸季さん)
17歳。主人公とともに、現代の世界で高校生として暮らしていた青年。高い霊力を有する優秀な「鬼道使い」だが、怠惰でものごとに無関心である。口が悪く、仲間に対して冷たい態度をとることもあるが、実は面倒見の良い一面も持つ。



~ネタバレ~
主人公の記憶がない間共にいた那岐。同じ高校に通い、同じ家で生活をしていたが、彼はいつもなにを考えているのかわからないような人だった。何事にも興味がなく、クールで表情が変わらず冷めた雰囲気。それは中つ国に戻ってからも同じで、新たにできた仲間たちとも打ち解ける雰囲気はなく、いつも勝手に一人でいることが多かった。
しかし主人公がお節介を続けるうちに、知らなかった那岐の過去が徐々にわかってきた。那岐は生まれてすぐに捨てられた捨て子だった。藁に包まれ川に流されているところを、一人の狗奴(くな)の男に助けられ育ててもらった。しかし人の子を育てるなどと、他の狗奴たちに見限られ、那岐のせいで辛い思いをさせたと思っていた。しかしその父親代わりの狗奴は那岐の師匠となりたくさんのことを教え、愛情をくれた。しかし師匠もまた、死んでしまい那岐は一人になった。
そんな過去を持つ那岐だからこそ、人と関わりを持つのが嫌だった。大切な人が傷つくのをもう見たくないから、大切な人を作りたくない。けれど主人公はどんどん自分の中で大きくなっていく。
思いを胸に旅を続ける中、アシュヴィンとの戦いの時黒い太陽が現れ、主人公たちを襲った。那岐は黒い太陽に必死に術で立ち向かった。主人公もまた、那岐と共に戦った。しかし二人の努力むなしく、なんと二人は死んでしまったのだった。
仲間たちが悲しみ嘆く中、主人公と那岐は異世界である最近まで住んでいた街にいた。しかしそれはまやかし。二人は黄泉の世界に来ていたのだ。
その時、主人公の前に一人の狗奴が現れる。そして言った、那岐の持つ勾玉の力で二人は中つ国へ帰られると。その言葉の通り、那岐の勾玉が光ると二人に道ができる。決して振り替えずに帰りなさいという言葉の通り前を向いて歩く二人の後ろで、さっきの狗奴の声がした。お前なら大丈夫だと。そう、その導いてくれた主は、那岐の亡き師だった。
そして二人は黄泉の世界から生還し、仲間たちはとても喜んだ。
しかしそのことから那岐の正体が判明することになる。なんとその勾玉は王家に伝わる重要なもの。生まれた時から那岐の身についていたものだと那岐は言ったが、なんとそれは過去に王家に生まれたものの余りの力の強さに捨てられた子供に託した勾玉だったのだ。
那岐はなんと主人公と同じ王家の血を引くものだった。
そしてそれと共に、那岐は大切なものを守るために決心をし、主人公の元を離れ、王の座を渡せと言った。主人公は勾玉を奪われ、仲間たちと共に戦うことを禁じられる。何故か主人公を突き放す那岐に違和感を感じ、何度も那岐に話をしようとするが那岐は頑なだった。
そう、那岐は一人禍日神を伐とうとしていた。王と座しているのもただの振り。禍日神を倒した後は主人公に王の座を渡すため、今だけの王として兵を動かしていた。それもこれも主人公や仲間たちを失いたくないから、傷つけたくないから、だから自分だけが命を捨てでも禍日神に立ち向かおうと。
しかしそれに気づいた主人公は、那岐が黒龍の禍日神と対峙している所に現れる。那岐は怒ったが、那岐を失いたくないと言う主人公は共に戦った。そして力を合わせついに禍日神を倒すことができたが、なんと禍日神は消滅するときに主人公を供物として共に連れて行こうとした。そしてまた、黄泉の世界へと飛んだ。
そこは前と同じ高校がある現代の世界。目の前には那岐がいて、いつものように勉強を教えてくれる。けれどその那岐が本当の那岐ではないと気づいた時、前に那岐がくれたナギの葉が光り、そして主人公をまた豊葦原へと導いてくれた。
エンドロール後は、無事に豊葦原へたどり着いた主人公。そして主人公を必死に探していた那岐に抱きつかれ、もう失いたくないと言われる。失いたくないからわざと突き放したのに、結局は大切ということしか残らない。何も無くした自分の「優しさ」はお前のこのぬくもりにある、という那岐は強く抱きしめ続けた。