元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

BAD APPLE WARS「白髪の風紀委員」

●白髪の風紀委員(cv立花慎之介さん)
風紀委員の一人である白髪の少年。
他の風紀委員と同じく仮面で顔を隠し、 風紀委員専用の特殊制服に身を包んでいる。
その言動からはまるで機械や人形ででもあるかのように 感情が感じられない。
先生に与えられた風紀委員専用の特殊な武器である『定規』を手に、 ワルイ子たちの前に立ちはだかる。




~ネタバレ~
(現世エンド)
わけもわからずNEVAEH学園に入学することになり、イイ子でいれば卒業出来ると言われたものの、教室にいるイイ子たちは皆同じ背格好で同じ仮面で区別がつかない子達ばかり。そんな薄気味悪さに居づらくなるものの、バケツ先生に「風紀委員にならない?」と誘われ、優柔不断ではっきりしない主人公は流されるままに風紀委員の一員になってしまったのだった。
そして風紀委員会で主人公のお世話がかりになったのが、白髪の風紀委員だった。
白髪の風紀委員は他の風紀委員と同じく仮面をつけていたが、髪の色が白髪であったし、強く冷徹であったため目立っていた。そんな彼に仕事を教わるのは少し怖かったが、予想外に丁寧で優しかった。ただ、なんとなく態度と言葉が機械のようで不気味だった。
そんな生活が始まると仕事の内容を覚えることになるわけだが、風紀委員は校則を破り続けるワルイ子達を取り締まり、武器を使って粛清し、彼らに絶望を植え付けるのがお仕事。ワルイ子たちは悪いことをしているのだから仕方ないと言われていたが、主人公はどうしても人を叩いたりする行為が出来なくて白髪の風紀委員にも目をつけられていた。更にアルマやナラカたちワルイ子は話してみるとすごく人間らしくて明るくて温かくて、彼らがワルイ存在だとはどうしても思えなかった。
そんな時、新入生歓迎会が行われ、風紀委員とワルイ子チームでの戦いが始まると、白髪の風紀委員に捕まりそうになったナラカが可哀想で庇ってしまう。怒る白髪の風紀委員だったが彼の体に触れた時、なんと彼の中から記憶が伝わってきてしまう。
それは、死神と呼ばれ恐れられる綺麗な顔をした男の子の記憶だった。
それからというもの、主人公はワルイ子たちに誘われて色々な話を聞いたりし、その都度白髪の風紀委員に攻められてまた記憶を見るというパターンが続いた。
ワルイ子達は、イイ子達が皆同じ姿になって卒業していくのはきっと「生還」ではないと思ってわざと校則をやぶって、最後の校則である「禁忌のリンゴを食べると退学」というのを目指していること、その退学はイコール生還ではないのかと踏んでいることなどを話してくれた。そんな彼らと話すたびに、自分は風紀委員でいいのかと葛藤した。更に白髪の風紀委員の記憶も気になっていた。死神と呼ばれる男の子の名前は「ワタセ」であり、白髪の風紀委員と見た目が似ていた。更にそのワタセは関わった者が皆死んでいくため死神と呼ばれていたこと、母親は自分を生んで死に、父親は火事になった家にいた自分を助けるために死に、一人ぼっちだった自分に話しかけてくれたクラスメイトも死に、引き取ってくれた祖父と祖母も死んだ。大切な人が死ぬのが嫌で人と関わらないでロボットのように生きていても、助けてあげたいと思ってくれた優しい高校の教師はワタセを好きになった女の子に刺されて死んで、女の子もその後理由は知らないけど死んだ。自分はきっと人を愛してはいけない、不幸を呼ぶ死神なんだ。
そんな辛い記憶に、主人公の胸は張り裂けそうだった。
そんな時主人公は偶然に落ちていたペンダントを見つける。しかしそれを見た白髪の風紀委員は取り乱し発狂した。落ち着かせるために触れれば仮面は外れ、現れた顔はやはりあの記憶の中のワタセだったのだ。そしてワタセの記憶がまた見える。母親の墓参りに行った時、父親が母の形見だとくれたペンダントの記憶が。
ワタセに「ワタセさん」と呼ぶと自分の名前を思い出したワタセ。落ち着きを取り戻し、そして本来の自分を思い出したワタセは一人決断していた。
そして主人公にペンダントを渡し、主人公を抱きしめてお別れをする。
本当の自分を思い出させてくれた主人公のために、そばにいてはいけないと。自分のそばにいればまた死んでしまうと。そして自分は罪を償わなければならないと。
そう思ったワタセはアルマの元へ行き、頭を下げた。主人公をバッドアップルズの仲間にしてほしいと。そしてそのままワタセはガスマスク先生の元へ一人で行ってしまった。
わけがわからない主人公はアルマの元へ行くと、ワタセの話を聞き、危険である理科実験室のガスマスク先生の元へ急いだ。するとそこでは死ねないこの世界で死ぬことができる装置を開発しているというガスマスク先生が、ワタセをそこにいれて実験している姿があった。ワタセは大声で叫び苦しんでいたが、本人が自らここに入りたがったのだとガスマスク先生は言う。納得できない主人公はワタセにしがみつき止めようとするとまた記憶が流れ始める。
その記憶は、なんと主人公が車にひかれた日の記憶。ワタセが横断歩道を渡る時真っ白な女の子に目が惹かれた。けれどその子を見つめてしまったらまた死んでしまうかもしれないと思って目をそらす。しかし後ろで彼女がつまづく音がして振り返ってしまうと、その瞬間彼女は車に轢かれてしまった。また殺した、そう思ったワタセは叫びながらその場から逃げ、「赦して」そう何度も叫ぶ記憶だった。
そう、主人公とワタセはあの時会っていたのだ。
ガスマスク先生の邪魔が入りワタセを装置から助けられなかったが、アルマ達に協力してもらい、卒業式の日に卒業式の校則破りと同時にワタセを助ける計画をした。そしてヒガがついてきてくれ、主人公がガスマスク先生の気をそらしている間にヒガに装置を破壊してもらった。
無理矢理助けられたワタセはどうしてだと言うが主人公はワタセにキスをし、赦すと言った。そして共に体育館へ向かうと、全ての校則を破ったことにより腐ッタリンゴが現れ、主人公達に言った「生きていても絶望するのに何故抗うのか」と。
しかしもう迷わない主人公は「絶望の隣には必ず希望があった、彼を愛する人が必ずいた、一人で抱えることを二人で抱えれば絶望なんて怖くない、だから生きたい」といった。すると腐ッタリンゴは消え、全員分の禁忌のリンゴが現れたのだ。それを食べれば生還できる‥そう思ったのにワタセはその場を去っていた。
主人公が探し回るとワタセは教室の中に一人立っていた。リンゴを渡そうとするがワタセはまだ行かないと言った。腐ッタリンゴに聞かれた時にはっきり答えられなかったからちゃんと結論を出してから帰りたいという。だったら一緒に残りたいと言う主人公だったが、ワタセは「君は俺の希望だから、希望が待ってると思えば心強いから」と言い主人公にキスをしてくれた。主人公は絶対に待ってると誓い、リンゴを食べたのだった。
場所は変わり、桜の木の下で一人赦しを請いていた男の子は今何故ここにいるのかを思い出す。このままではいけない、さっきの横断歩道に戻らなければいけない、そう、そこには自分の希望があるのだから。そう思って走っていた。
病院で意識が戻った主人公が目を開けると、心配そうに自分を見つめる白髪の美しい男の子がいた。主人公は涙を流し「ワタセさん」と呼ぶと彼は手を握り喜んでくれた。意識がない間ずっと自分を呼んでいてくれたことを覚えている主人公は彼に本当の名を聞くと、彼は「渡瀬 生」と答える。生きるという名を持つ彼は「愛してる」といって主人公に微笑んでくれた。
エンドロール後は入院して一ヶ月が経った頃。
生は学校が終わると毎日同じ時間ぴったりにお見舞いに来てくれていた。今日もその時間を待ち焦がれているとやっぱりピッタリきてくれて、そしてとびきり心配性で優しくしてくれる。今日もリンゴを持ってきてくれて器用に剥いて食べさせてくれた。少し過保護すぎるところがあるが、そんな生が好きな主人公は、散歩をしようと誘うと、生はなんとお姫様抱っこで外まで連れて行ってくれたのだった。余りにもやりすぎな行為に文句を言う主人公だったが、生は「こっちにきてからまだキスをしてないな」と言い、キスをしてくれる。そのマイペースさに惑わされてばかりだが、愛し愛される幸せに、二人はずっと幸せでいたいと微笑み合うのだった。

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