元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

オルフレール~幸福の花束~「ルイス・リード」

●ルイス・リード(cv須賀紀哉さん)
リード家の長男。剣術にも長け、家督を継ぐため騎士団に入団したが、次男のアデルに次期当主の座を渡し退団。そして貿易会社を設立し成功を収める。寡黙で真面目で人とのコミュニケーションが上手くいかず、兄弟たちとも深く分かり合えていない。




~ネタバレ~
(ベストエンド~私たちが描く未来~)
アデルたちに助けられ、リード家で住み込みのメイドとして働くことになった主人公。ルイスとアデルの計らいにより兄弟たちの誰かの専属メイドになれと言われ、ルイスの専属になると決めた。
ルイスは長男なのにアデルに家督を譲っているという謎の男で、無口だし冷たい印象があったし、自身の会社のために毎日時間もなく忙しく働いていたので話す機会もあまり無かったが、身分が低い主人公に対し何気ないことに気づいてくれたり合わない靴のサイズに気づき靴を特注してくれる優しいところがあった。
しかしルイスの専属になると申し出た途端、ルイスは「何もしなくていい」と言った。ただ、リード家の兄弟の専属になったという事実さえ周りに知らしめてるのであれば問題ないのだと言うのだ。説明もなしのその言葉と共に、専属であるのにほっとかれ、体良く部屋からも追い出されてしまった。
別に言い方は冷たいわけじゃない、ただ必要とされていないだけ、その事実が主人公にとても辛く突き刺さる。自分は必要とされなきゃいけないのに‥という気持ちで焦りと不安に駆られていた。
そんな時偶然に書物室でメイドの奉仕本を見つけ、それを参考にしてルイスに必要とされようと必死にそれを読んだ。しかしその内容はとても過激で、最終的な最上級のご奉仕というものに主人公は恐怖した。しかしこれをやらなければきっと立派なメイドにはなれないのだと意を決し、夜にルイスの部屋を訪れ顔を真っ赤にしながら口にする「夜のご奉仕をさせてください」と。
辱めを受けながらこれから起こることに震えて恐怖しつつも「死ぬよりはマシなんだ」と自分を言い聞かせる主人公に、ルイスは驚いた顔をしたものの、なんと主人公を後ろから抱きしめ、胸やスカートに手を入れ耳元で甘く囁いた。初めて感じる男の胸に主人公はさらに恐怖し体を硬くすると、何故かルイスはその手を離し「怖かったですか?それならこんな馬鹿なことはもう二度とやめなさい」と言った。そしてルイスはあの本はメイドの教本などではなく、ただの隈本の小説だと教えてくれた。そう、主人公は間違って官能小説をメイドの奉仕本だと読んでいたのだった。真実に赤面する主人公だったが、ルイスは「死んだ人に申し訳ないからと自分を責めなくていい」と言ってくれたことで主人公は気付いた、自分だけが生きてしまったことで村の人々への罪悪感にいなまれ、自分を不幸に陥れようとしていたこと。そして必要とされる場所がないと居る場所がない恐怖で、必死に必要とされたかったこと。それに気づくと涙があふれ、そしてルイスは自分も悪かったと、専属のメイドとして頑張っていると賞賛の言葉と微笑みをくれたのだった。
それからルイスと主人公の関係は少し変わり、感情を見せてくれるようになったルイスは、転んで怪我をした主人公をお姫様抱っこで助けてくれたり、自分が何故家督を弟に譲ったかの話などもしてくれた。弟のアデルはまさに騎士になるべくして生まれたような完璧な人物だったのが理由なだけではなく、型にはまったことより自由に新しい道を切り開きたいルイスに合わなかったこともあった。そして本当はとても家族を想っていることも主人公は感じていた。
そしてついにルイスは何故主人公を専属にしたのかの理由を話してくれた。それはあの事件の唯一の生き残りだからという理由だった。村を襲っていた盗賊は実は反逆グループであるレジスタンスとつながっていると睨んでいるルイスとアデル。しかしその尻尾をなかなか掴めない上に、貴族の中にも情報を漏らしている裏切り者がいると予想していた。そのため、レジスタンスの証明である十字架と蛇のネックレスをあの日見た主人公は盗賊とレジスタンスが繋がっている証拠を証言できる唯一の存在なので、そんな存在を侯爵家であるリード家が匿っていると分かれば、きっと裏切り者は仕掛けてくるだろうと踏んでいた。だからルイスは主人公を全力で守ると思い、誓ってもくれた。
しかし真相を聞いた主人公は守られるだけではなく、自分も戦いたいと申し出たため、ルイスは貴族たちを呼んだパーティーで主人公をルイスのパートナーとしてお披露目すると言った。そこでわざと大袈裟に主人公を特別だと認識させ、世間に広め、盗賊たちも大っぴらに行動ができなくなる事が狙いで、更にその中にいる貴族の裏切り者も炙り出せ せるかもしれないという魂胆だった。そのため主人公は毎日、貴婦人としてのマナーをアデルから習い、そしてルイスからはダンスのレッスンをしてもらうことになった。
更に怪しい貴族のリストに目を通せと言われ見た時、なんとカインの名を見つける。あの時他の村人と共に亡くなったものだと思っていたため生きているという事実に大喜びするが、ルイスはむしろカインはレジスタンス最有力候補だと言った。なんせあの日偶然にもコーエン家の人は運良くサンディッヒにはおらず全員生きていたのだから。しかし幼馴染で大切な存在であるカインが裏切り者だなんて思えない主人公は、ルイスを説得。それならばとルイスはリード家にカインをお茶会に招待し、そこで見極めると言った。しかし再会したカインは主人公が無事だった姿を見たら思わず腰が抜け、大粒の涙を流し、生きていたことを喜んでくれたのだ。その姿にルイスもアデルもカインは裏切り者ではないと確信し、カインもまた裏切り者探しの手伝いをすることになった。
その後、お披露目のパーティーは無事開催。アデルとルイスにエスコートされた主人公はとても綺麗に着飾り、本当に美しかった。そのため周りからは羨む声が上がり、更にルイスとのステキなダンスでまた目を引き、盗賊に襲われて一人生き残った悲劇の少女は世間から注目されることになった。
パーティーを成功させたおかげで盗賊の村荒らしはピタリと止まり、レジスタンスの動きも活発ではなくなってきた。徐々にレジスタンスや盗賊を捕まえることも出来てきて、騎士団長であるアデルにお礼まで言われた。
少しずつ平和になってきて主人公も夢のようなパーティーから普通のメイドに戻っている。それが普通でいいことなのにあのお姫様のような1日は本当に夢のようで、一緒に踊ったルイスの微笑みを思い出すとなんだか胸が苦しくなった。
そんな時、なんとあのパーティーの影響でルイスと主人公をモチーフにした本がたくさん出版されているという事を知る。暇な貴族たちの娯楽で、公爵家の長男と村娘であるメイドの恋というのは格好の餌食であり、その小説のほとんどの内容が公爵を奉仕するメイドの卑猥で大人の内容ばかりだった。恥ずかしがる主人公だったが、その中でも卑猥ではなくちゃんとした恋愛小説があったため、何気なくそれを読むととても感動した。それはルイスに見立てた主人公の男性が、本当にルイスを忠実に描かれているもので、その男性の自由で強くて挑戦し続ける姿に、主人公は夢中になって恋をしてしまったような錯覚までした。しかも実はその本は作者が本当にルイスに話を聞いて作ったもので、ほぼ主人公はルイスそのものであったのに、主人公はルイス本人に「あの主人公が好きで好きで大好きです!こんなに好きになったのは初めてなんです!」と告白のようなものをしてしまったため、二人は赤面し、それからというものなんだか甘酸っぱい雰囲気を醸し出す関係になってしまった。
しかし本はやはり本であり、いくら忠実といえども本当のルイスとは違っている。ルイスが話してくれる自分のことが本と違うと思うたび、主人公はルイス本人のことを知りたいと強く思えた。そしてルイスにも自分の事を知ってほしいと思え、ルイスの晩酌に付き合っている時にルイスに抱きしめられ「好きです」と告白され、主人公も自分の本当の気持ちに気づき「私も好きです」と返事をした。そしてそのまま何度も甘い囁きを貰い、心も体もたっぷりと愛され幸せを感じた。
恋人同士になった二人はそれからというものとても幸せだった。常にそばにおり、いつも優しいルイスは毎晩愛してくれる。主人公はとてもとても幸せだったが、その分不安が胸に募る。ルイスと自分は身分が違いすぎる事を思って。公爵家長男であるルイスには許嫁もおり、いずれはきっと自分はお別れしなければならないのだと思うと胸が引き裂かれるように痛かった。しかしそんな主人公の態度に気づいたルイスは主人公を公衆の面前に連れて行き、人々に見られているのも構わずにそこで抱き締め、「私に愛されてると自覚し、自惚れろ」と言った。誰がどう思おうとも愛されている事実に自信を持ち、堂々としてほしいという願いと、絶対に離さないというルイスの言葉に、主人公はもう迷わなかった。
しかしそんな時レジスタンスの陰謀でルイスの持つ会社で毒物の混入事件が起きた。中々動けないレジスタンスが考えた策、それはリード家の財政の主となるルイスの会社を潰す事。そうすれば家も、騎士団も全てが崩落することがわかっているからだった。罠にはめられたものだったが、今まで一人先進をきっていた奇抜であったルイスは周りから異端とも思われていたため、不審な噂はルイスをどんどん追い詰め、周りは皆ルイスが国を裏切っているのだと言い始め、味方がいなくなってしまった。更には反逆者であると国家警察に連れられ投獄されてしまった。
そしてルイスの罪を判決するための公開裁判が行われることになる。不安で死にそうになっていた主人公だったが、アデルたち兄弟とカインの協力のもとにより、ルイスが無罪であることは証明され、更に民衆の前でレジスタンスが裏であやつり国を崩落させようとしていること、そして主人公の村の人たちの仇を討つかのごとく主人公は証言台で「村を襲った盗賊はレジスタンスの紋章をつけていた」ということが出来、ようやく無念を晴らせたことに胸が熱くなる。そして無罪と認められたルイスに駆け寄る主人公はルイスに抱き締められ、絶対に離さないと約束しただろうと微笑まれ熱いキスを交わした。
その後、裁判の効果でレジスタンスや裏でレジスタンスとつながっていた貴族はどんどん捕まり平和になったが、あの場で抱き合いキスをしてしまった二人の噂は以前より更にヒートアップし、もはや本は把握できないほど出版されブームになり、なんとラブロマンスとして他国にまで渡ってるという。そのおかげで二人は誰からも祝福され、あれだけ反対していた父にも認めてもらえたのだが、外を歩けないほど有名になってしまって困っていたが幸せだった。
そしてルイスはとある日、朝から部屋を抜け出し行方不明になり主人公が心配していると、なんとボロボロになり泥だらけで葉っぱを被ったルイスが帰ってきた。驚く主人公に花束を渡すルイス。プロポーズをする時は買ったものじゃなくて自分でとってきた花をプレゼントしたかったからと言って笑うルイスは、一人山を駆け巡ってきたのだ。その花の中には主人公が住んでいたサンディッヒの村にあった花もあり、主人公は思わずルイスを抱きしめる。微笑むルイスが「私の伴侶になってください」と言うと主人公は迷わず「はい」と返事をした。
エンドロール後は、ルイスの会社で秘書となり妻となった主人公。今は会社の手伝いをしながら世界中を二人で駆け巡っていた。休憩しようと言うルイスが甘いものが欲しいと主人公にキスをねだり、主人公もまた自分もとびっきりの甘いものがほしいと受け入れるスチルで終わる。