元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

真紅の焔「真田 信繁」

●真田 信繁/サナダ ノブシゲ(cv諏訪部順一さん)
真田家の次男。関ヶ原の戦い石田三成に味方した罪で、紀州九度山に父の昌幸と共に蟄居させられていた。その後父は裏柳生に暗殺されるものの、自分は相手にされてもいないことに胸中を掻き乱されながらも、大坂方からの密書を受け取りついに行動を起こす。
男らしく熱い性格で、ハッキリとした物言いと決断力を持つ。その為皆に信頼されている。



~ネタバレ~
(ハッピーエンド)
こちらの共通ルートのその後から個別ルート↓
無事、真田丸を作り上げた信繁たち。このまま戦へと邁進する気持ちであるものの、白蓮達がそれを許すはずもなく、信繁と主人公の前に白蓮と装束をまとっている安房守が現れた。安房守を見ると怒りを露わにする信繁は安房守の装束を狙って槍を打つ。するとそこに現れたのはやはり信繁が予想していた通り、信繁の父である真田昌幸の姿があった。
そう、あの時巌流が盗んでいった昌幸の遺骨は、鬼火として蘇らせられていたのであった。
声も姿も考えすらも昌幸となんら変わらなかったが、あれだけ豊臣のために戦ったはずなのに鬼に心を売ってしまうとその気持ちも薄れてしまったと言う。そして今は白蓮を慕い、徳川についていた。
その言葉に更に怒る信繁は二人に向かって攻撃を繰り出すものの、何故か安房守には未来が見えるかのように全ての攻撃を交わされていく。このままでは真田丸も壊されてしまうというピンチの中、ついに信繁の肩もひどい怪我を負ってしまう。異変に気付いた佐助たちが助けに来てくれたものの、信繁の肩は手当てしても良くならない程だった。しかしそこで信繁はあることを思いついた。主人公が持つ力で、自分の輪の動きを変えられないかと。
主人公はどんな代償があるかわからないからと止めたが、信繁はどんなことになっても構わないと覚悟が揺るがなかった為ついに主人公は信繁の輪を取り出し回転を早めた。するとなんと信繁の体にはみるみる力が増し、更に怪我があっという間に治ってしまったのだ。更に先ほど安房守が持つような力である未来を見る力までも手に入れた。
信繁はその力を使って白蓮と安房守を追い詰めることに成功したが、二人は夜が明けるといなくなってしまった。しかも安房守は最後に「その力は本来屍人が使えるもの。生きた人間が使えば代償は大きくなる。」と言葉を残していった。
その言葉に主人公はとても不安を感じたが、信繁は手に入れた力で自信を取り戻し、心配はいらないと微笑んだ。
その後、徳川が攻めてきても未来が見える信繁にとって怖いものはなく、真田丸を使いかなりの功績を得た。恐れた徳川は停滞に入る。
そんな信繁の功績を讃えた豊臣秀頼が褒美にと酒を配り、更には信繁を囲む真田忍である10人に名前を与えると言った。その名は「真田十勇士」。素晴らしい名をもらった主人公たちはとても喜んだ。
しかしその後、長く様子を見ていた徳川軍が毎日脅しのように大砲を撃ってきた。戦慣れしている信繁たちにはどうってことないものだったし、この完璧な大坂城が崩れることはないと思っていたが、恐れた人々の声により秀頼は徳川との講和を結ぶと言い出した。それは戦は終わると言うことだった。
九度山から決死の思いで出てきた信繁や十勇士達は憤りを感じ、納得できなかったが、どうすることもできなかった。
しかもその頃から信繁の体に異変が起きていた。たまにボーッとすることがあったり、一瞬何かを忘れることもあった。本人は疲れているからだと言うため主人公は余り強くは出られなかったし、最近では信繁は常に主人公をそばに置くようになっていたため二人の関係はとても絆が深くなっていた。そのため、心を許した信繁はよく優しい顔をして主人公の頭を撫でたり、戦さ場では震える手を握ってくれたりもした。その優しい眼差しと、逞しい腕に主人公は初めての甘酸っぱい気持ちを感じている事に気付いた。大きな大砲の音が鳴った時も「女なんだから」と抱きしめて安心させてくれた信繁に胸は高鳴り、これは初めての恋だと気づいた。
しかしそんな時、信繁の異変はさらに酷くなる。立っていられなくなる程の疲れを見た主人公はおかしいと感じ信繁の輪を見た。すると輪は異常なほど早く回っていた。それを緩めなければ危険だというのに、信繁はあの力がなくなるのは困ると頑なに嫌がったが、主人公は無理矢理輪を緩めた。すると信繁の体は少しずつよくなり、結局信繁は主人公の思いに有り難みを感じた。
輪という秘密を共有し、信頼をおける間柄になると余計に信繁は優しくしてくれたが、触れられるたびに主人公は胸が苦しくなり、その態度はついに信繁にバレてしまう。すると信繁は「お前のことは十勇士以上でも以下でもない。勘違いさせていたならすまない。」と突き放されてしまった。確かにそうなのだ、主人公は忍びで信繁は御館様。それ以上を求めてはいけなかったのに、と、痛む胸を隠しながら「わかっております」と答えるしかなかった。
その後、白蓮たち裏柳生を使って暗殺などを行なっていたのが、徳川家康ではなく徳川秀忠だということが分かり、ただでさえもはや老衰間近である家康がいなくなれば秀忠の思い通りになる事を案じる。それを踏まえて戦がどう変わっていくかで大坂でも話し合いが続いたが、更に信繁の異変は頻繁になってしまう。薄々感じてはいたが、突如記憶がなくなる。最近では新しい記憶は覚えていられるものの、昔の記憶がどんどんなくなっている気がする。記憶がなくなってしまう前に、主人公は信繁の代わりに信繁の記憶を覚えると言い、昔話をしてほしいとまで言っていた。
だからこそ、つまらないかもしれないがと昔の些細な記憶を主人公に話してくれたのだが、ついに信繁は「なぜ自分は豊臣に味方しているのか?」という理由と信念が分からなくなった。父の意思を継ぐため?采配を振るうため?仇を討つため?沢山の思いがあるが何かもっと大切な事を忘れている気がしておかしくなる。
頭を抱える信繁を見た主人公は最初の戦の時に信繁が秀頼と話している所を見たときのことを思い出し「御館様は秀頼様を守りたいのでは?」と言うと信繁は大切なことを思い出した。
そう、豊臣秀吉が亡くなる間際、信繁に託した言葉がある。それは「秀頼を頼む」という一言。それは最後の最後でただ一人の父親としての言葉。その言葉に胸を打たれた信繁は、絶対に秀頼を守ろうと決めたのだった。
主人公のおかげで信念を思い出した信繁の目には力強く晴れ晴れとした色を映していた。
しかし徳川から大坂城を受け渡せと言われた豊臣は、受け入れられないと戦を始める用意をした。すでに丸裸にされている大坂城を守りながらの戦は困難を強いられるのは目に見えていたが、燻っていた十勇士達は喜び、信繁もまた決心し、皆で徳川を討つ決意をした。
そしてついに戦は始まる。徳川を相手にする以上、絶対に白蓮達は現れると思っていたが、やはり真田隊は裏柳生の罠である霧に包まれ兵達は混乱した。しかし戦っているうちにいつも出てくる厄介な死人の兵士が出てこないことに気づいた。それは好機だと戦い続けるとそこに安房守が現れた。安房守は信繁を煽り、信繁との一騎打ちになるが何故か信繁はやはり父のことを思うとどうしても安房守の命を絶つことができなかった。しかし安房守はあえて自分を倒させようとしてるようにしか見えず、それにいち早く気づいた白蓮が急に現れ、なんと安房守を斬った。そう、安房守はずっと白蓮に従っているふりをしていただけだったのだ。自分の息子である信繁を殺させないために、死人を蘇らせる力があるグラシアも騙して殺し、信繁の有利になるために動いていたのだ。
真相が分かったがもう安房守は助からない。しかし消える前に自分の記憶を信繁に移すと言った。そうすれば白蓮を殺す方法がわかるだろうと。しかしこの膨大な安房守の記憶を受ければ、きっと信繁自身の記憶のほとんどはなくなるだろうとも言った。それでも記憶を受け継ぐかという問いに、信繁はそれでもいいと言った。主人公は不安だったが信繁の想いは強く、ついに安房守は信繁に記憶を流すと、霧のように消えていった。
そしてその記憶により、ついに白蓮の正体を知る。
白蓮は、神と淀の方との間に出来た子。本当の神の血を引いたものだった。
豊臣秀吉には中々子が出来ず、不安に思う淀の方は「神の子を授かった人間がいる」という情報を得て秀吉も神の子なら寵愛してくれるだろうと、神の子を孕んだ。生まれた子は「鶴松」と名付けられ秀吉の嫡男として育ったが、三歳の頃異変が起き、目を合わせた人間を意のままに操った。その為まだ無垢な三歳児は遊びたいのに「帰ろう」と言った周りの従えている物を「いやだ」という感情だけで操り自害させた。その大きな力が恐ろしく、淀の方は鶴松を殺せと命じたが、石田三成が鶴松を殺したことにして比叡山の僧侶に内密に預けていた。
しかし大きくなった鶴松のもとに、偶然に徳川秀忠が現れ、大坂城は本来鶴松のものだと拐かし、大坂城を奪う為だと操り、それが白蓮の誕生となるのだった。
本当に神の力を持った白蓮。このままではやはり勝てないと、信繁は輪を最大までに回して欲しいと言った。主人公はやむなく輪を動かすしかなかった。
記憶を受け継いでもとりあえず信繁の状態には変化がなかったが、この度の戦で他の隊は壊滅状態。よって、明日の戦で大坂方が負けるのは一目瞭然だった。そのため信繁は十勇士にこのまま逃げても構わないと言った。明日の朝、自分と共に死ぬ覚悟があるものだけ来て欲しいと。来なかったとしても誰も責めないと言った。
部屋に信繁と主人公が二人残る。明日きっと死を覚悟している信繁が漢らしくて、けれど切なくて、主人公の胸が痛む。主人公のことも案じる信繁は、里に戻り子をなし名を残せとまで言ってくれたが主人公は絶対に信繁の側を離れないと、最期まで共にいると思いを込めて頭を下げた。すると感極まった信繁は主人公を抱きしめる。こんなにも自分のことを大切に想ってくれる人はいなかったと、昌幸の子というだけじゃなく「信繁」という一人の男として必要としてくれる人がいなかったと。そして、このまま誰も来なくてもお前さえ側にいてくれればいいと言ってくれる。
しかし主人公は以前「十勇士以上でも以下でもない」と言われたことを気にしていたが、それは信繁が自分に歯止めを効かせる為に言った言葉だと言った。ピンと来ない主人公に、「好きな女と想いを通わせることが出来る日が来るとは思わなかった」と、キスをしてくれた。
信繁はすでに以前の記憶が消えかけ、そんな男でもいいのかたら不安になるようだったが、主人公はそれならまたどんどん新しい記憶を作っていこうと微笑んだ。
そして翌日、信繁の部屋にはやっぱり十勇士全員が揃った。彼らの思いに胸を熱くする信繁は、最後の戦いに挑むのだった。
信繁は十勇士に赤の甲冑を着せ、今までの全てをぶつけるように言う。そして目指すは徳川家康の首。
しかし家康の本陣には家康ではなく白蓮がいた。そしてついに神の子である白蓮との最後の戦いが始まった。何をしても敵わない相手だったが、信繁の機転で主人公の気を込めた苦無を白蓮に投げさせた。すると白蓮の輪が飛び出し、力が入った輪は物凄い速さで回る。白蓮の強すぎる力が溢れると抑えきれず動けなくなった白蓮の五体に信繁は槍を突き刺した。最後に胸を突かれついに破れた白蓮は最後に「母の愛を知らない俺は、生まれるべきではなかったのか」と口にしたが、信繁が「あの世で大公に聞いてみろ、案外違うかもしれねぇぞ」といった。それは秀吉が最後に残した「息子を頼む」と言った言葉を思い出して。
その言葉を最後に、白蓮は生き絶えていった。
ようやく白蓮に勝てた信繁は最後の仕事だと秀頼を逃す手伝いをすることに。同じような立場でがんじがらめだった秀頼が自由になることを願って。
エンドロール後は、上田の山中を歩く信繁と主人公。あの戦いで信繁は自分を死んだことにし、これからは何にも縛られず主人公と二人で幸せになりたいと思っていた。体のこともあり、今は真田忍の里で二人は夫婦になった。
ゆったりとした時間の中肩を寄せ合う二人は、初めて感じる幸せに、心が満たされていた。