元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

カフェキュイエール「ロジェ 美ツ森」

●ロジェ 美ツ森/ロジェ ミツモリ(cv豊永利行さん)
サロン・ド・テ・ニュイのチーフパティシエ。18歳という若さで認められ、日本第一号店を任されるが、人付き合いが苦手。しかし主人公との間に秘密があり、主人公にだけは距離が近い。




~ネタバレ~
(スイートエンド)
幼い頃、樹お兄ちゃんに恋をした主人公のきっかけになったもの、それはフランス菓子有名店の「ニュイ」のメニュー「フィナンシェ」だった。幼い頃に泣き止まない主人公を慰めるために、主人公が好きだったフィナンシェを樹が再現し、それを食べたことがとてもいい思い出だった。
そんな昔の思い出は儚く、現在、樹がフランスから帰ってきて自身の店であるキュイエールをオープンしたものの、樹には恋人ができており主人公は振られてしまった。
ずっと抱えていた想いをどうしたらいいかわからないまま過ごしていたが、なんとあのニュイが日本に第一号店としてオープンする話が出た。しかもそこの若き天才チーフパティシエである男性のロジェがなんと主人公のもとへ訪ねてきて、「お前のために日本に帰ってきた」と言った。
ロジェは昔主人公が子供の頃偶然出会っていたフランス人だった。美しい顔立ちなので女の子だと思って話していたのだが、なんと男だった。しかも出会った時に主人公がパティシエになりたい話をしたことでとても心打たれ、主人公の研究ノートを再現までするほど影響され、ついには主人公の思い出のフィナンシェの店のニュイのパティシエにまでなったのだった。
あの頃何も生きがいもなく生きていたロジェは、主人公のおかげで生きる希望を見つけられ、主人公にとても感謝していた。なので自分が主人公の夢を叶えてあげようと思い、ニュイの店でパティシエとして雇うというのだ。
急な展開に驚く主人公だったが、結局そのままニュイでアルバイトをすることになってしまった。
ニュイで働くことによりロジェの事を徐々に知るようになるのだが、ロジェは見た目が美しく天才だと言われているため女性からとてもモテる。しかし本人は何にも興味がなく、基本的に趣味も好きなものも何もない人間だった。しかしそんなロジェが唯一心動かされるのが主人公。なので主人公がそばにいると表情はコロコロ変わり、優しくて紳士でそれでいて美しいパティシエさばきに、目が奪われないはずはなかった。
主人公のことを大切に思っていることはひしひしと伝わり、日曜にはデートに誘われた。そんなロジェと一緒にいるのは楽しくて、徐々に樹への気持ちも踏ん切りがつきそうだった。主人公がなりたいというパティシエの修行も積極的に教えてくれたし、主人公も更にやりがいを感じ、もっと沢山のことを覚えたいと思い充実していた。
しかし、例の思い出のフィナンシェをロジェが作ってくれたことで事件は起きた。そのフィナンシェを食べた主人公は違和感があった。そう、あの時の思い出のフィナンシェより美味しくないと感じたから。正直に感想を言って欲しいというロジェに本当の気持ちを伝えると、ロジェは数日後違うフィナンシェを持ってきた。それを口にした主人公の脳にあの記憶が蘇る。あの時食べたニュイのフィナンシェだと。この味が最高のあのフィナンシェなんだと。しかしそれはなんとロジェが樹に作らせたものだった。
そう、主人公が一番美味しいと思っていた記憶はいつしか、ニュイのものではなく樹が作っていたものに変わっていたのだ。
ロジェはフランスに修行した時、主人公のノートを頼りに樹に会いに行っていた。完璧な記憶力を持つロジェはなんの料理も完璧にコピーすることが出来たが、なんと樹の師匠に「お前には樹のようなものは作れない」と認めてもらえなかった。その時は意味がわからず、更にニュイで働くようになり天才ともてはやされると樹たちを見返せた気分でいたが、やはり違っていたのだ。自分には欲がないから。作ることに楽しさや願望が何もない。だから樹のような美味しいものは作れないし、主人公にも認められないのだと気づいた。
そんなことに気づいてしまったロジェは、主人公のためにニュイを用意したのに結局主人公はキュイエールにいたほうが幸せなんじゃないかと思った。主人公を思うからこそ、辞めてキュイエールに行っていいと言った。たしかにそれは心動くものであったが、主人公の心にはなぜかロジェの笑顔しか浮かばない。ロジェを悲しませたくない。主人公はロジェのことを好きになっていた。
だから本当の気持ちを伝えなければならないと思った主人公は決心し、ロジェの頬にキスをし、ずっとここにいると伝えた。まさか自分を選んでくれると思ってなかったロジェは驚くが、とても喜んだ。
そしてロジェの心は変わった。ロボットのようなものではなく、主人公を喜ばせたいというパティシエになろうと。
ロジェの誕生日がクリスマスであることがわかり、主人公とロジェと弾睦はロジェの家でお祝いをすることになった。そして当日、ロジェはなんと主人公のために作ったというスペシャリテを用意してくれた。そう、ロジェが初めて一人でオリジナルを作りたいと思って作ったものだった。それはとても美しく繊細でとても美味しいスペシャリテであり、主人公はそれを口にして涙を流した。ロジェの気持ちと、美味しさと、感動で。涙を流してまで喜んでくれたことが嬉しいロジェは主人公にやっと本当の気持ちを伝えた。お前が好きだ、と。主人公も同じ気持ちだと伝え、二人はキスをした。
その後、無事カップルになった二人は、二人でキュイエールへ訪れた。樹への気持ちを吹っ切れた主人公は、ちゃんとロジェを彼氏だと紹介した。樹はそんな二人を歓迎してくれた。そして二人で樹のスペシャリテを食べ、舌鼓を打ちながらも、絶対にこのスペシャリテを超えてみせるというロジェと微笑みながら幸せを感じた。

(ハッピーエンド)
誕生日パーティーをしようとしてたのに、店員たちに誕生日がばれ、従業員みんなでカラオケでお祝いする羽目になる。賑やかなのが苦手なロジェは主人公と二人で抜け出す。
そして二人はいつもの公園に逃げるのだが、ロジェが本当は今日渡したかったものがあったが間に合わなかったと言う。そしてまだ気持ちをはっきり伝えあえない二人だが寄り添って来年は二人きりでお祝いしようと約束して終わる。