元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

DYNAMIC CHORD feat.apple-polisher「音石 夕星」

●音石 夕星/オトイシ ユウセイ(cv櫻井孝宏さん)
アップルポリッシャーのドラム担当。バンドでの名はToi。自由気ままでハッキリした性格。雲のように気まぐれに見えて、実は鋭かったりもするし、気が利いたりもする。女好きだが、何故か歌奈と主人公にだけはとても口が悪く意地悪。





~ネタバレ~
(エンド1~Oh you crazy Star~)
初恋の相手だった成海と再会し、その気持ちは初恋なだけではなく今現在も進行形で、また成海に恋をした主人公。そんな時出会ったのが、成海と同じapple-polisherのバンドメンバーである夕星だった。
夕星は初対面から主人公を「ブス」と言い、会えばなにかと口喧嘩になった。お互い帰国子女ということもあるのかどちらもハッキリした性格のため、余計にぶつかっていた。
そんな夕星の態度にも慣れた頃、成海の家で同居することになった主人公。成海と一つ屋根の下で暮らすことになり浮れるが、何故かその家には普通にいつも夕星がいた。一人暮らしをしている夕星は成海の両親に息子のように可愛がられており、夕星もまた両親に懐いていて、いつもご飯を食べにきたり泊まったりしていた。そのため夕星ともやたら顔を合わすことになり、それは夕星の意外な一面を知ることになる。
夕星は自由にワガママに生きていると思っていたが、成海の母である遥海に対してとても優しくて、さりげなく気を利かせたりする良い一面があった。更に、いつも文句を言いつつも真面目な話になればちゃんと主人公の話も聞いてくれて、なんだかんだいいアドバイスをくれた。口が悪く誰にでも噛み付くため勘違いされやすい性格だが、本当は優しいと成海も言っていた。
その頃、アッポリの練習を聞いていた時主人公は夕星のドラムが一度だけずれたことに気づいた。それは他の誰も気づかなかったようだが、その事を夕星に尋ねると何故か夕星はひどく怖い顔をして、しらばっくれた。おかしく思う主人公が去っていく夕星を追い、腕を掴むと、ありえないくらい大げさに驚く夕星にまた違和感を感じる。
そして主人公はある事に気付いた。夕星は、耳が聞こえない時がある、と。
その夜、成海の家に泊まりにきた夕星に耳のことを尋ねるとやはり夕星はとても苛立った。そしてその事は絶対に成海にはバラすなと主人公を脅した。耳が聞こえにくいなど、絶対に隠せるはずがないのに何故そこまで隠すのかと不思議に思ったものの、たしかに他人のプライベートに踏み込み過ぎたかと反省した主人公は、誰にも言わないと約束した。
その後夕星は今までに増して主人公に素っ気なくなった。原因はやはり耳のこと。前から喧嘩ばかりして仲が良いというわけではなかったが、やはり自分がした事は余計なお世話だったと思い、改めて夕星に謝ると、夕星はまた少し以前のように話しやすい関係に戻っていった。
その後夕星とは相変わらず言い合いになったり喧嘩になったりしたが、主人公の歌に対してファンレターに混じって否定的な言葉が書いてありショックを受けた時も、落ち込んでることにいち早く気づいてさり気なく遊びに連れて行ってくれたり、静かに話を聞いてくれた。
更に主人公は人の感情を音で感じることができるという不思議な感覚を持っていたのだが、その事を誰にも話していなかったのに夕星に話すと夕星は静かに真剣に話を聞いてくれて、その感覚を肯定してくれた。
そんなつかみ所のない夕星、主人公のCM撮影で相手役として一緒に撮影することになったのだが、キスのふりをするだけでいいところをわざと本当にキスをしてきたりし、主人公を振り回した。主人公はファーストキスを奪われたためショックだったが、どこかの犬にでも噛まれたと思って気にしない事にしたが、結局気にしてしまう。
意地悪なのに気が利いて、人を振り回したと思えば勝手に去ってく。そんな理不尽な人、夕星。主人公の胸には成海がいたはずなのに、いつのまにか胸の中は夕星でいっぱいになっていた。
しかしその頃、夕星の体調がどんどん悪くなって行った。耳のことを知っている主人公は心配したが、苛立つ夕星は無茶な演奏をし、人にあたり、もうボロボロ。主人公を無理矢理押し倒して乱暴しようとしたくせに、なぜか一番傷ついた顔をする。そんな夕星を放っておけるはずがなく、主人公は胸を痛めた。
偶然会った歌奈が主人公の態度がおかしいことに気付き、成海と三人でパジャマパーティーをしようと提案した。パジャマパーティーといえば恋バナだという歌奈は過去に夕星が好きだったことを暴露するが、今はもう吹っ切れたことを話してくれた。そして成海もまた初恋の人に振られ、今はもうその人の幸せを祈っていることを話してくれたので主人公もついに心を決め、自分の初恋は成海だと伝えた。驚きを隠せない2人を前に、主人公は不思議と胸のつっかえが取れた気がした。今現在も好き、その言葉は出てこない。初恋だったし、成海の幸せを願えると思う。その主人公の表情に対し成海は「今は夕星が好きなんだよね?」と微笑んだ。その言葉は核心まではいかないものの、主人公の胸に確かに響いていた。
そんな想いを抱えたまま、更に夕星の耳は悪くなり、ついにはマネージャーのたつおにまで気づかれ、龍も仲間たちも夕星のためになるならなんでも協力するから耳を治すことに専念してほしいとぶつけるが、命よりも音楽を取ることを選んだ夕星は耳が壊れようがドラムを叩くことを辞めないという。このままでは本当に後悔することになると、有紀は主人公に夕星のことを頼んできた。自分たちから見ても夕星は主人公に心を開いていると思うから、救ってほしいと。
その言葉に決意した主人公は夕星の家に行き、無理矢理部屋に入り込むがやはり夕星は苛立っていた。ほっといてほしい夕星が何故みんな自分を見捨てないのかと、早く捨てればいいと激怒したが、主人公はみんな夕星が好きだから、仲間だから捨てることなんてできないと言い、そして夕星の命は自分が預かると言った。そしてその代わり自分の命を夕星にあげると言う。だから私のものである夕星の命を勝手に捨てるなと言った。身勝手なその言葉になんだか笑えてしまう夕星は主人公にキスをした。そして、あんたの命は僕のものだから乱暴にしてもいいと主人公を抱くが、その言葉と裏腹に夕星の抱き方は酷く優しかった。
その一件があってから夕星は少し落ち着いたが、また時間が経つと病気は悪化し、ついには家から出られなくなってしまった。心配する主人公が家に押しかけ、放って置かなくて何日も泊まることになるが、耳鳴りが酷すぎて夕星の苛立ちは凄まじかった。吐き気がして嘔吐、ふらついて歩けない、更には主人公に幻覚を見ているのか別の名を呼んだ。その名を「月夜」。自分を見ていないことに悲しくなりつつも、夕星の心が落ち着くならと、月夜のふりをして「そばにいる」と囁いた。
しばらくして落ち着いてくると、夕星の両親が有名な指揮者とピアニストであることが分かった。そのコンサートのチケットが夕星宛に届き、主人公と2人で行くことになるが、そこで出会った夕星の義理の兄という人の存在を見つけてから態度がおかしくなってしまった。そう、その人は月夜の旦那さん。
月夜とは夕星の実の姉だった。
主人公に昔のことをぽつりぽつりと話す夕星。自分はかつて実の姉である月夜を愛していた、いや、かつてなんかじゃなく、今もなお。
夜な夜な女を抱くのもあんたを抱くのも月夜の代わり。日に日に大人になってく身体は月夜に触れたくなって、けれどそれは許されなくて、それをごまかすために他の女を抱いた。しかしそれでも持て余す時出会ったのがドラムだったこと。ドラムに夢中になるとその想いが誤魔化せていたこと、だから耳を失ってでも音楽を失いたくなかったこと。
その全てを聞いた時、主人公は言った。生きろと。夕星の命は私のものだから、勝手に失っては許さないと。
なんとなく月夜に似ている主人公。ずっとそう思っていたけどなんかが違う。だってこんなにも自分を思ってくれる不器用な女の子だから。
それから徐々に夕星の耳はマシになって行った。しかしそんな時、主人公の目の前でマネージャーである虎雄が交通事故にあってしまう。それはかつて主人公が体験した両親の事故と同じで、あのことがフラッシュバックしてしまう。パニックになる主人公を偶然一緒にいた夕星は抱きしめて宥めるが、主人公は気絶してしまった。
その後病院に運ばれた主人公。目がさめると姉の風羽が心配そうにしており、そして虎雄は無事だったことを伝えてくれたのだが、なんと事故のショックで主人公は声が出なくなってしまった。
それはストレス性のものであり、一時的なものだと医師は言ったが、数日経っても主人公の声は治らなかった。歌姫である自分の声が失われる、それは主人公にとって物凄いショックなものだった。塞ぎ込み、毎日泣いて、ご飯も食べられなくなってしまう。周りは優しかったが、それが逆に辛かったし、大好きな姉にも酷い事を言って傷つけてしまった。
ある夜、枕元に人影を感じ驚いて目を開くと、なんとそこには夕星がいた。そして一言「あんたをさらいに来たよ」と手を差し出した。その手を、主人公は掴んだ。
そして夕星はなんと主人公をシアトルに連れて来てしまった。誰にも何も言わずに来たことに申し訳なさを感じるものの、もう何も考えたくない主人公はありがたかった。そしてそれから、夕星との生活が始まった。
夕星は色々世話を焼いてくれて、穏やかな生活が続くが、やはり声を出せないことに焦りを感じ、毎日夕星に酷くあたってしまう。そしてそんな自分が嫌で泣いてばかり。それでも夕星は怒ることも呆れることもなくずっと寄り添ってくれた。そしてついに、主人公がもう死にたいような事を口にした瞬間、夕星は主人公をぶった。その命は僕のものじゃなかったのかと、勝手に僕のものを無くさないでくれないかと、その言葉はかつて自分が言ったもの。そう、夕星はあの時ずっとこんな気持ちだったんだと気づく。そして主人公は母親が死に際にくれた言葉を思い出した。
生きて、と。
自分を愛してくれる人達の為に生きろと。
それを思い出した主人公の口から「ごめんなさい」と言葉が漏れた。そうして主人公はついに声を取り戻したのだった。
その後帰国した2人。一番に姉の風羽の元へ向かい、謝った。風羽と虎雄はそんな主人公に、声が戻ってほんとに良かったと泣いて抱きしめてくれた。
しかし主人公のことがあり、予定していた風羽と虎雄の結婚式はキャンセルされていた。そのことに申し訳なくなる主人公はみんなの提案でサプライズウェディングパーティーを開くことにした。みんなは協力してくれ、成海や有紀はオリジナルの歌を作ってくれ、忍は招待状などを作ってくれた。主人公は風羽に被ってもらうためのベールを作った。一生懸命作る横で優しく見守る夕星は、もう自分の心に月夜がいないことに気づく。いつのまにかこの優しくて不器用で強くて弱い太陽みたいな主人公が胸にいっぱいになっていると、気づいたのだった。
サプライズパーティーは無事に開かれ、風羽はとても感動し、2人を祝福し、より一層幸せに包まれた。これからもずっと仲のいい姉妹でいようと抱き合った。みんなも風羽と虎雄をとても祝福してくれ、ステキな結婚式になった。
余韻に浸る主人公に近づく夕星は、魔法をかけてあげると言い主人公に目をつむらせた。目を開けるとそこには大量の花びらが舞い、大きな花束を差し出される。驚く主人公に夕星は言った「好きだよ」と。預かった命を、永遠に守りたいと思える夕星に、主人公もまた「大好き」と言って飛びついた。
ずっと心に占めていた月は、いつのまにか眩しい太陽に変わる。きっとこの先もずっと太陽に心地よく照らされて生きていたい、夕星は心の中でそう思った。
エンドロール後は主人公が無意識に成海や有紀と親しいことにヤキモチを妬く夕星。しかし無自覚なためヤキモチだと気づかれず、喧嘩をしてしまうがなんだかんだとラブラブな2人に周りも呆れているエンド。

(エンド2~When You Wish Upon a Star~)
エンド1のエンドロール後から分岐。
アメリカで見た星空が見たいという主人公に、とても沢山星が見える場所につれてきてくれて夕星。沢山の流れ星を見て願いがをしないのかという話になると夕星はずっと欲しかったものがあるという。それは「無条件で自分を愛してくれる人」だった。主人公を抱きしめて、その願いを叶えてくれる?と尋ねる夕星に、主人公もまた抱きしめ返してもちろん叶えてあげるけど返品不可だと強気で言った。すると夕星は上等だとキスをしてくれた。