元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

スチームプリズン~七つの美徳~「イネス・ハインリヒ・ハイネ」

●イネス・ハインリヒ・ハイネ(cv君嶋哲さん)
年齢29歳/身長180cm
【キャラクターテーマ:不屈 Fortitude】

下界の保護地区を管理するHOUNDS(ハウンズ)の副リーダー。
人望はあるが生真面目で頑固なため、
粗暴な人間が多いHOUNDS内では浮いた存在。
医者であるアダージュと交流がある。






~ネタバレ~
(ベストエンド)
警察官になろうと思ったきっかけ、それは幼い頃母親からもらったペンダントを失くしてしまい、暗くなっても一人で外で探していた所、それを見つけれくれて優しくしてくれた警察官に憧れたからだった。
そんな憧れの職についたのに、下界に落とされ、保護地区で暮らすことになった主人公。メルロー、リエリス一家に助けられ生きていけたものの、なんとメルローとリエリスは元リエリスの恋人である男に殺害されてしまった。元恋人はリエリスとの将来のために壁の外で暗殺者として働き、リエリスを幸せに出来るくらい金を貯めて保護地区に戻ってきたのだが、リエリスがメルローという他の男の子を産んでいるのを見て逆上して殺してしまったのだ。
とても優しくしてくれた二人の死に、主人公は深く悲しんだ。そんな時、事件解決のためHOUNDSとしてやってきたのがイネス・ハインリヒ・ハイネだった。
イネスはザクセンの部下でありHOUNDSの副リーダーであったが、凶暴なザクセンや他のHOUNDSとは雰囲気が異なり、落ち着いていて真面目で穏やかな男性だった。そのため他のHOUNDSのメンバーよりは近寄りやすかったし話しやすかったが、その性格のせいでHOUNDSからは異端者だと思われていた。
そんなイネスに今後のことを相談したところ、保護地区では家主を失った家を使っていい規則があるといわれ、申し訳なく思いながらも主人公はリエリス達の家に住むことになった。更に職を探し続けても全く見つからないことを知ったイネスが、自分に勉強を教えてくれる代わりに金銭を払うと言った。上界にいた時略農家の家に育ったイネスは、貴族ではなかったため存分に学ぶことが出来ず知識が欲しかった。そのため貴族出身の主人公になら沢山の事を学べると思ったのだ。しかもイネスは政治に興味があり、主人公の父が政治家であったこともあって特に都合が良かった。
それからイネスとの師弟関係が始まった。
HOUNDSの仕事が忙しいイネスはちゃんとした予定が立てられなかったものの、数日おきに主人公の家に来て勉強をした。最初は無愛想だと思ったイネスの印象だったが、真面目で不意に笑うと可愛らしく、そして優しい男だと気付いた。勉強の合間にたわいもない話をし、料理が得意だというイネスに料理を教わったりもした。お嬢様として育ち何も知らなかった主人公にとって刺激的な毎日で、そして大人で優しいイネスのそばは心地よく、主人公はイネスに特別な感情を抱いてることに気付いた。
しかし11歳も年上のイネス、彼にとって主人公は意識されていないのだと痛感することが多かったが、不意に頭を撫でられたり、微笑みかけられたり、そんなことでまた心は踊り、上がったり下がったりする気持ちに翻弄されながらも、初めての感情は嫌なものではなかった。
しかしなんとイネスは上界に戻ることになってしまう。下界に落とされたものが上界に戻るには沢山の申請に通過し、そしてリーダーであるザクセンの協力なしでは出来ないもの。イネスは過去に警察官であった時のパートナーが自殺をしてしまったため、HOUNDSになることになってしまったのだが、そのパートナーは自殺ではなく他殺であると睨んでいたイネスはその真実を掴むためにずっと上界に戻る事を願っていた。そのために必死にザクセンの言うことを聞き、心を殺し、猟犬として罪なき人を何人も殺した。そんな罪を背負いながらもどうしても真実を知りたかったのだ。
しかしもう会えなくなってしまうことにショックを受ける主人公は、自分も両親を殺した犯人を見つけるために上界に行きたいと、連れてってほしいとイネスに頼んだ。イネスは自分一人が行く申請すら大変だったのに、主人公を連れて行けば更なる危険が伴うと悩んだ。しかもこのままここにいれば主人公の命は保証される、しかし罪を重ねれば命すら危ないかもしれない。ここ数日主人公と過ごし、主人公がとても強く良き人間であると確信していたイネスはとても悩んだ。しかし、見捨てることはできず、自分に命を賭ける覚悟はあるかと主人公を抱きしめ、頷く主人公を上界に連れて行くことにした。
HOUNDSの制服に身を包み、髪を短く切り、自分を偽りながらイネスと共に行く主人公だったが、上界行きのエレベーターの前でザクセンにばれてしまう。しかし諦められない主人公はザクセンに決闘を挑み、自分が勝ったら見逃してほしいと言った。ザクセンは決闘を受け、そして主人公は勝った。しかしザクセンは命を取られるくらいならと、なんと自害した。
その後二人は上界に無事に行くことになったが、イネスのパートナーの真相を暴くために議会を見学することになる。イネスの調べで、パートナーの死は政治家が関わっているということだったからだ。そこで主人公は見知った顔を見つけた。それはかつての婚約者であり今は立派な政治家となったフィッツジェラルドだった。婚約は破棄されたものの、彼は昔からとてもよくしてくれた存在。そのため信用出来ると思い、彼に全てを打ち明けることにした。しかしフィッツジェラルドはなんと、主人公の両親を殺した犯人だったのだ。理由は父親に命じられたから、父親が何故両親を殺したかったのかは分からないが、フィッツジェラルドは父親の言いなりであり、優しい見た目とは裏腹に悪党で下衆な男だった。真相を知った主人公は怒り狂ってフィッツジェラルドを殴ってしまい、それでまた警察官に捕まりそうになるが、なんとそこにユネ様が現れ、二人の会話を全部聞いていたためフィッツジェラルドが犯人であることを証言してくれたのだ。
一方、イネスはイネスでパートナーの真相を追っていたが、かつての上司コルドア・ハッセにより殺されそうになっていた。そう、パートナーは政治家の悪行を暴露しようとしていたため口封じとして警察官達に殺されていたのだ。そのためイネスのこともまた口封じしようとしていた。しかしそこに現れた主人公と共に戦い、コルドアたちを倒すことができた。
ユネ様に呼ばれた二人は更に真相を知ることになった。イネスのパートナーが調べていたのは政治家による人身取引だったこと。フィッツジェラルドの父が裏で手を引き、下界に落としたい人物をわざと罪を着せ、落としていたのだ。その手引きをしていたのはなんとHOUNDSの医師グリッサードだった。
結局、保護地区でのHOUNDSの体勢も、上界での警察官の体勢も同じだった。都合が悪ければ黙らせ、そしていいように従わせる。その真実を知り、イネスはHOUNDSを秩序あるものに導こうと決め、HOUNDSのリーダーとしてまた自ら下界に行くことを決意した。けれど一人ではまた無茶をしてしまうかもしれないと、信頼できる主人公に一緒に来てほしいと言い、主人公はついて行くと宣言した。更になんとイネスはかつて主人公のペンダントを見つけてくれた、あの警察官だということが分かった。自分が警察官を目指そうと思ったきっかけの張本人を愛し、これは運命なんだと思えた。
そして二人はまたエレベーターに乗る。けれど主人公はこのままではいけないと、自分の気持ちを話すことにした。イネスのことを一人の男性として愛していることを。それを告げると驚くイネスだったがイネスもまた上界出身であり恋を知らなかったためよくわからないが、主人公を想うと大切でずっとそばにいてほしいと思えるし魅力があると思った。それこそがきっと恋なのだと思えたイネスも「俺も君のことが好きだ」と言ってキスをしてくれた。
そしてイネスはHOUNDSのメンバーたちの目の前に立ち、リーダーになり秩序ある保護地区の生活を目指すことを宣言。そして主人公を新たにメンバーに入れ、支えてもらうことを話した。すると主人公を見つけた男が一人、そう、フィンだった。HOUNDSになっていたフィンはようやく見つけた主人公を前にし、涙を流して喜んだ。その姿を見た他のメンバー達は笑い声をあげ、それを見ていた保護地区の人々はHOUNDSが平和に笑うことにぎょっとしていたが、その笑い声を聞いた主人公はきっと未来は明るいと思えた。
エンドロール後は、かつてのリエリスの家で暮らす二人。ただいまと帰ってくるイネスに駆け寄る主人公を、抱き上げてキスをしてくれる。幸せになれると思っていなかったイネス。けれど幸せを望んでいいと教えてくれた主人公に、永遠に愛を捧げようと誓った。