元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

ピオフィオーレの晩鐘1926「アンリ」ネタバレ

〜ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-〜
●アンリ・ランベール(cv立花慎之介さん)
とある理由からファルツォーネファミリー、ひいてはブルローネの街全体を憎んでいた。
今作では、とある事件に巻き込まれ、主人公と共に再びブルローネへと赴くことになる。
オルタナ攻略後ルートオープン。

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〜ピオフィオーレの晩鐘1926、アンリルートネタバレ〜
(BURLONEハッピーエンド)
あれから二人はフランスの片田舎で戦争孤児達と暮らしていた。アンリは翻訳の仕事で稼ぎ、主人公は子供達の世話と家事を担当している。穏やかな暮らしで、アンリは目が合えば美しい笑みで見つめてくれる程に心を許してくれてもいた。主人公はその微笑みに恋心を抱いていたが、アンリからはその関係は「共に暮らしている存在」というものだけと釘を刺されていた。
そんなある日、その穏やかな日々は突如終わりを告げた。二人が子供を置いて留守にした日、家に帰ると子供達が無惨に殺されていたからだ。家の中はむせ返るほどの鉄の匂いがし、ありとあらゆるところに血と肉が飛び散っていた。恐ろしさに気を失いそうになる主人公だったが、冷静なアンリは「犯人の目星はついている」と言い、主人公を連れてブルローネへと戻ることにした。
するとブルローネでも殺人が多発していた。そしてそれは子供を殺した犯人と同じ、セバスティアーノ・ガリエだった。
そう、かつてアンリが名乗っていて、アンリが過去に殺したはずのガリエが、なんと生きていたのだ。
自分を殺そうとし、名を奪ったアンリに復讐をするために今舞い戻ったのか?そうなればそばにいる主人公が危険なのは明確で、アンリは主人公を眠らせダンテがいるファルツォーネの邸へと連れて行った。そのままアンリは行方をくらまし、主人公はファルツォーネで保護されることに。主人公を危険に晒したく無いため一人でガリエを調べるためだったが、主人公はアンリの力になりたくて悲しくなった。
ファルツォーネで匿ってもらう日々が続くと、主人公はアンリに会いたくて辛かったが、守ってくれる人たちに申し訳なくて無理に笑うしかなかった。けれどその気持ちはバレバレで、不憫に思ったオルロックがアンリが居る場所に連れて行ってくれ、主人公はアンリに「そばにいたい」と泣いて縋りついた。離れていて、そして何も言ってくれない事が辛くて思わず泣いてしまう主人公に、アンリは胸が痛くなって思わずこめかみにキスを落とした。そしてもう離れないと、そばにいるよと約束してくれた。
アンリの調べによるとガリエは元から狂人であったが、あの頃からアンリに心酔している所があり、今もなおそれが続いて追ってきているようだった。そしてそれが裏付けになる行動として、なんとガリエはアンリの姉のクロエの墓を掘り起こし死体を盗んだという話だった。
ついにガリエが接触してきて、主人公とアンリは遺跡に呼ばれた。そこにはクロエの頭蓋骨を大切そうに抱くガリエがおり、女を攫って殺して体を切ってクロエを作っていると言い出した。そのため死体を掘り起こし、似たようなパーツを繋ぎ合わせていたのだが、最後の頭は主人公のを使いたいと言い出した。
アンリに心酔するガリエは、これはアンリのためだと言った。大好きな姉を蘇生させればアンリが喜ぶと思ったから。
頭のおかしいガリエに殺意が湧き刃を向けようとしたが、ガリエを殺せば部下がイペリットという毒ガスをブルローネに撒く算段がついていると言われ、殺すことができず逃げられてしまった。
その後、このままでは主人公が危険であると分かった上に、なんとエミリオが主人公はまだ鍵の乙女の資格を失っていないからその権利でも狙われると話した。どちらからも狙われるくらいなら一つの資格を失って、ガリエからだけ守る方が楽だという事で、早急に資格を失うべきだと伝えられる。
鍵の乙女の資格の剥奪は、処女を失う事。
その事を初めてマフィア一同達の前で発表されたことに戸惑う主人公だったが、ダンテ達に主人公の気持ちで相手を選んだ方がいいと伝えられた。
主人公はもちろん、アンリを愛しているからアンリに抱かれたかった。けれどアンリは今までそれをしなかったのは、汚い自分が穢して危険な目に遭わせるのでは無いかという不安からだった。本当にはアンリはずっと主人公を愛していたが、それを伝える事によって純潔を失うことが怖かった。
けれどもう我慢をしなくて良くなった今、アンリは本当の気持ちを伝え、そして優しく抱いてくれた。初めて感じるアンリのありのままの体に抱かれ、耳元では「君は私の生きる全てだ」と囁かれながら。
ようやく結ばれた二人は、ダンテ達と協力し、ガリエと対峙することに。ガリエはアンリの苦しむ顔が見たいと言い、骨を返してほしければ主人公を殺すと、どちらかを選べと言った。あれだけ大切にしていた姉と、今愛する存在のどちらかという選択にアンリがさぞ苦しむかと思いきや、アンリは微笑んで「クロエはいらない」と言った。私は愛する者を選ぶと言って主人公の肩を強く抱いたのだ。
その姿に驚愕し怒ったガリエは半狂乱になり、そんなアンリは美しく無いと言ってクロエの骨を蹴り粉々にしたがそれでもアンリは譲らず、ガリエを撃ち殺した。
裏ではダンテ達が協力してくれていたため、ガリエを殺してもイペリットが撒かれることもなく、無事事件は解決した。
が、三組織が集まる会合に参加すると、ダンテは「約束だ」と言ってアンリに銃を向けた。そう、アンリは彼らに助けてもらう代わりに去年の代償として全てが終われば命をもって支払うという約束をしていた。
知らなかった主人公はダンテにやめてと懇願し、アンリにしがみついた。しかしダンテは空砲を撃ち、これで貸し借りは無しだと一言発した。目を大きく見開いて震えるアンリは「許されるのか、君と生きていられるのか」と呟き、涙を流して主人公を抱き締めた。
エンドロール後は、教国に狙われるためブルローネを出てフランスへ戻る二人。
アンリはデート中に白詰草の指輪を作って左手の薬指に嵌めてくれた。
「いつか本物の指輪をプレゼントしたら受け取ってくれるかい?」
そう微笑むから「喜んで」と微笑み返す。
アンリは「この命がある限りずっと、君のために生きていく」と誓い、もう離さないと言ってくれた。
ずっと笑っていて欲しい大好きな人と、私はずっと生きていく。


(BURLONEバッドエンド)
乙女の資格を失った方が命を守るだけで済むと分かったところから分岐。
アンリはそのために「男に抱かれろ」と主人公に告げた。更に三組織のマフィアの誰かに頼んではどうだとまで提案され、主人公は「アンリがいい」と言ったが拒絶された。
好きな男に、他の男に抱かれろと、宣告されたのだ。
しかし悩んでいるうちにアンリがガリエに攫われ、薬で洗脳され人形のようになってしまった。主人公も攫われ、ガリエの命令しか聞けなくなったアンリに無理矢理犯された。
その後、マフィア達もアンリに次々に殺され、ガリエの命令に従ったご褒美として主人公を監禁する部屋の鍵を開けた。
主人公は中々薬が効かず従順にはならなかったが、ガリエは微笑んで「時間はたっぷりある」と言いながら注射器を向けた。




↓アンリの感想ネタバレ有り↓



〜ピオフィ1926、アンリの感想ネタバレ有り〜
前作では隠しキャラであったアンリは、今回もゴリゴリの制限がかかっていたのでとても楽しみにしていました!
そんなアンリ、前作では2人で暮らし始めたものの恋人関係とかははっきりしないまま終わってたので、今回はどうなのかと思いきやなんと半年経ってもまだキスすらしていなかった(Σ○Д○;)
まぁそれは鍵の乙女の資格を守るためにアンリが抑えてたらしいんだけども、それを知る前は中々アンリはずるい男に見えたよね〜〜〜だってあれだけリリィがアンリを好きなの丸見えなのにそれをサラッとスルーする大人のスキル(笑)人を操るというか、人を懐柔するのが上手いらしいけども、リリィも完全に手懐けられてる感あって、甘やかすのも甘えさせるのも自分の手練手管次第って雰囲気でしたものね。勝てる気がしねぇ…!(笑)
しかしこのルート、もはや別のゲームじゃ?ってくらい初っ端からミステリーというか怖い雰囲気で始まったのは驚き。ファントムもといガリエが頭おかしいやつなのでね〜彼が色々ハッスルして人を殺しまくるわけなんだが、なんかね、それもまた微妙に活かしきれてないというかなんというか。だってあれだけ張り切ってたクロエの代わりの人形あったじゃないですか、女の子たち殺してパーツ集めてつなぎ合わせてたやつ!あれ全く活かされず見せてもくれず終わったのはなんなの(笑)もっとアンリとかリリィにちゃんと見せないと!!なんのために頑張って作ったのよ!!やはり残虐系漫画とか読んでる私にはそう思えるんだけども、まぁ乙女ゲームだからそこら辺は難しいんですかね?スチルとかあってもいいくらいなんだけど、PCじゃなきゃ年齢制限的にアウトか?(笑)
あと、ガリエの素顔見れるのかドキドキしてたのにここでも見れずがっかりです。
しかしそういうとこはぼかすわりに、ダンテがリリィの目の前でアンリ殺そうとしたのはちょっと意外でした。目の前で好きな男撃たれて殺されたらトラウマよね(Σ○Д○;)
そしてバッドなんだけども、これは凄いね!!なんてったって他の男に抱かれて欲しいんだけどどいつがいい?みたいな質問されんだからね!!!(笑)それ言われた時ちょっとウケたんだけど(笑)ひどすぎて(笑)そしてリリィはショック受けてたけども、正直私はギル推しなのでギルを選んで抱かれるところまで妄想したよね<●><●>(笑)
そしてこのバッドルート、アンリに無理矢理やられたんだよね?CSはそこら辺ぼかしすぎてわかりづらい…。まぁ多分あれだと後ろからやられてんだろうけども、中々このルートは大人のPCゲーム版だったらさぞ活かされるルートだったろうなとしみじみ思う…。
なのでバッドもとても良かったです!CSではかなり頑張ってくれてると思うので凄いですよね!!
あとはほんと、ハピエンで好き同士になり抱かれるシーンは小説みたいな美しさでなんか泣けましたし、リリィが拒絶された時の切なさとか胸痛くて素晴らしかったです。ようやく結ばれて、最後は幸せになれて本当に良かった!シロツメクサの指輪も素敵で泣けました!幸せになって!