元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

オランピアソワレ「天草四郎時貞」ネタバレ

オランピアソワレ〜
天草四郎時貞/アマクサシロウトキサダ(cv上村祐翔さん)
天供島に漂着したマレビトの一人。
【緑】に帰化したため、【緑】の長の元で暮らしている。
以前の記憶は残っているが、多くを語ろうとしない。
だいふくの弟である白鼠の「パリス」を飼っている。

f:id:pinkve:20200509134052p:plain
※「オランピアソワレ」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。


→管理人の時貞のネタバレ感想はこちら←


オランピアソワレ、天草四郎時貞ルートネタバレ〜
時貞はオランピアの一つ年下の17歳のマレビト。二年前に流れ着き、緑に帰化し、だいふくの弟のパリスを飼っている。
優しくて穏やかでいつもニコニコしている時貞とはすぐに仲良くなれそうだったが、元いた場所に未練があるのか少し引いた感じがした。
そんな時貞は緑の長の勧めでオランピアに「僕をお婿さんにしてください」とプロポーズをしてきた。元よりオランピアに憧れていた時貞は実際に会ってさらに惹かれたのだと積極的にデートに誘ってくれたりもした。
共に過ごす時間が増えると、天女島の生き残りで1人になったという話に涙してくれる姿や、明日羽が青に虐められている時に人が変わったように立派に制してくれる姿や、素直なストレートな言葉にも心惹かれた。
そんな頃、海から時貞の持ち物であった刀が流れ着いた。流れ着いたものには全て意味がある、その意味はまだ分からなかったが時貞はその刀を常に持ち歩くようになった。
更に流れ着いてきた書物にはなんと天草四郎時貞の名前が書いてあり、貧しい人のため世を変えようと叛乱を企てた罪で処刑され死んでいることがわかった。
そう、マレビトは皆一度死んでいる。慈眼も導藦も。しかしマレビトはそれと共に奇跡をもたらす存在と言われており、まだ時貞だけが自らのすべきことを見いだせておらず奇跡を起こせていないことに焦っているようだった。人々からの期待と、マレビトなのに何故という疑惑の視線に。
月詠は、時貞の心がまだ島に根付いていないから他のマレビトより劣るのだと言った。オランピアは、あの優しい時貞の心が落ち着けるような場所になって欲しいと彼に寄り添いたいと心から思った。
しかし緑の長である常穂が倒れてしまう。常穂は時貞を息子のように世話してくれたため恩を感じていたが、常穂はやはり時貞の奇跡に期待しており、長を継ぐために早く奇跡を起こして欲しいと願った。焦る時貞だったが、優しいオランピアのそばにいる時は心が落ち着き、時貞は気持ちを恋文にしたためてくれてキスをしてくれた。そして自分が大切にしているクルスとお揃いのものを作ってプレゼントしてくれた。
オランピアも時貞を心から好きだと感じ幸せだったが、裏で薙草と柑南が将来の三色の長として話し合いをしようと何度も時貞を誘い、焦っている時貞をうまく使おうと企んでいた。実は薙草達は政権の転覆を目論んでおり自らの手を汚さず、時貞を祭り上げて利用しようとしていた。
そして追い詰められた時貞は、赤青黄の3人がいるうちは未来は平和にならないと惑わされ、なんと導藦の屋敷に急に訪れ刀で導藦を殺そうとしてきた。オランピアが導藦を庇ったため時貞は刀を落とし、そのまま逃げ、海へと身を投げようとする。そして泣きながら叫ぶ時貞は、常穂に奇跡を起こせないなら処刑すると言われたと嘆き、自らの首元をオランピアに晒した。そこにはなんと、アザがあった。原城の庭で首を落とされたのにまた同じように首を落とされるのかと、落ちこぼれのマレビトだと、「主よ、どうして」と海の中で泣く時貞。その姿を見たオランピアは時貞を強く強く抱きしめ「私のそばにいて」と言った。
そばにいるだけでいい、あなたは私が守る、あなたは私の半身だから。役目がないなら私を愛して。
その心からの叫びに時貞はまた涙を流し「僕に役目をくれてありがとう」と抱きしめ返した。
そして2人は隠れ家で2人だけの祝言を挙げた。ここに来て一番良かったことはオランピアを好きになれたことと話す時貞に抱かれると、オランピアの髪は綺麗な緑色に変わった。白の女は半身を心から愛し愛されると一時的にその半身の色を貰えるのだ。ようやく掴んだ幸せに二人は未来のために進む決意をする。
しかし諦めていない柑南が常穂に毒を飲ませ殺した。終焉を望んでいるという柑南はオランピアと時貞に銃を向けたが、パリスの協力により隙をついて形成逆転し、時貞は柑南に刀を向けた。そして「生きて償って、僕らの婚姻の瓦版を書いて」と告げた。
エンドロール後は、1週間後。
慈眼が時貞を認め桃の種をくれたため、二人は隠れ家の近くに種を植えた。緑の長となった時貞は、桃と共に島に根付くようにと願った。
そしてその桃と同じように二人の未来は明るいと想いを馳せ、大好きだよと何度も言ってくれる時貞とキスをして、ずっと一緒にいようと誓うのだった。



↓時貞の感想ネタバレ有り↓



〜オラソワ、時貞の感想ネタバレ有り〜
3周目に攻略した時貞さんですが、最初の印象は明るく可愛い年下の男の子でした。
共通ルートだとやたらご馳走してくれがちだし金持ちなのかなと思ったり(笑)
しかし本人ルートに入るととても何かに怯えていたり、すぐ泣いたり、すぐ逃げたり。前向きな主人公に対して心配したり逃げ腰なのは単に「日本」から来た人だからなのかなと最初は思ったんですよね。マレビトであってあっちから来た人がどんな生活だったのか知らんしね。今の日本的な雰囲気なら弱虫は日本人ならではのリアルさなのかな〜と。
しかしそうではなかった(Σ○Д○;)天草四郎時貞としての史実的なやつのせいだったかー(Σ○Д○;)
正義のために一度死んでるからこその、辛さがあったのね(;_;)そういう話を聞いてからとても切ない場面が多く、更にマレビトとして一人だけ何も為せて無い事に辛さを抱えてる時貞が本当に可哀想でした(ToT)
そう!時貞はなんかもうずっと可哀想!(ToT)
だってね、結局最後まで奇跡が起きなかった(Σ○Д○;)慈眼様達のように何かしら最後にマレビトとしての力みたいなの出るのかな〜と期待してたのに結局何もないんだもの。可哀想すぎや‥(;_;)だからこそ、結局は時貞を生き返らせた理由ってなんなの〜?このルートでは結局ここにいる役目は「オランピアの半身」として終わったわけだけども、それだけの意味なら他のルートの時貞はどうなるんやあああ(ToT)だから真相的なルートでは何かしらあるのかなと期待してる!!!
あとは時貞のルートだと柑南の辛さも分かって切ないね‥。独色の彼らは彼らで抗ってんだよなぁ。しかし柑南がピストル向けてきて「バーーーン!!!」とか言ってきたやつマジびっくりして殺意湧いたが(笑)
そうそう!そいえば時貞の事後のスチルがとてもカッコイイイケメンスチルでときめきました!!年下ならではの元気さで結ばれてからはずっと悶々してるのも良いね!!!<●><●>(笑)オランピアの髪の色も綺麗な緑で素敵!若い同士で幸せになってほしい!そして時貞は本当に穏やかに幸せに暮らしていってほしいと思うストーリーでした!!