元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

幻想マネージュ「リヨン」ネタバレ

●リヨン(cv鈴木裕斗さん)
レーヴ移動遊園地の着ぐるみパフォーマー。年齢不詳。
おっとりとして穏やか、素直で優しい、無垢な性格をしている。子供達に人気はあるが何故か猫にだけは嫌われている。
食事中も着ぐるみを脱がないため素顔を知る人は少ない。

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※「幻想マネージュ」のバナーに使用されている画像の著作権は、MAGES.およびLOVE&ARTに帰属します。


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〜幻想マネージュ、リヨンルートネタバレ〜
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(※「幻想マネージュ」のバナーに使用されている画像の著作権は、MAGES.およびLOVE&ARTに帰属します。)
レーヴを解放するため、レーヴで働くことになった主人公。そこで出会ったのがウサギの着ぐるみを着るパフォーマーの、リヨンだった。
リヨンは最初から優しくて友好的。しかし何故か常に着ぐるみを着ており、顔を見たことがなかったし、何より着ぐるみを着たまま食事ができることに驚いた。食べ物は着ぐるみの口の部分に持っていくと自然と消えて口に入るということらしい。
そんな不思議なリヨンだったが、穏やかで優しくて絵本が好きでちょっと抜けている性格が伴ってなんだか放って置けなかった。
レーヴの生活にも慣れてきた頃、夜になると知らない男の子を見かけるようになった。綺麗な顔立ちの男の子で、レーヴの制服のようなものを着ていたためまだ会ったことがない従業員かと思ったが、急ぎ足でいつもいなくなってしまうため話したことはなかった。
そしてある日、リヨンが三年前に名前以上の記憶がなく急にレーヴに現れヒューゴに雇ってもらっていたという事実を知る。記憶がないままに解放されたら帰る場所がないかもしれないと心配した主人公は記憶を戻す手伝いをすることにした。
リヨンは絵本が好きだったためもしかしたら何かきっかけになるかもしれないと主人公は外から沢山の絵本を持ってきてリヨンに渡したりして、二人は協力して記憶を辿った。
主人公が自分のために一生懸命になってくれるのが嬉しくてリヨンはお礼がしたいとティーカップに乗るお誘いをしてくれる。二人は楽しくてはしゃいで遊び、夕方になって寒く慣ればリヨンは後ろから抱きしめて温めてくれたりもした。しかし抱きしめたままティーカップで寝てしまった二人。そのまま夜になり目を覚ましたのだがなんと抱きしめている人がリヨンではなく、前に夜に見かけた男の子に変わっていた。
そう、あの男の子はリヨンの正体だったのだ。
そして実はリヨンは着ぐるみを着ているのではなく、昼は着ぐるみが脱げない姿、夜は脱いでいる姿になるのだという。要は着ぐるみはレーヴに囚われている枷のようなものであり、他の人たちのように鎖で繋がれている以上に強くレーヴに縛られているらしかった。
この話はヒューゴしか知らないため秘密にしてほしいと言われ、二人は内緒で夜に会うようになる。
リヨンはお気に入りの場所である、レーヴの中にある丘の図書館を教えてくれた。そこは幻想的で素敵だったが何故か既視感があった。そしてそれは主人公が昔読んだ「マネージュの夢」という絵本の中の図書館にそっくりだということを思い出す。その絵本をヒューゴが偶然持っており、二人は絵本を見ると著者の名が「メリッサ・オランジュ」となっていた。その瞬間記憶が戻り始めるリヨン。なんとリヨンの名はリヨン・オランジュ、メリッサはリヨンの母だった。
ルノーの調べでメリッサが住むのはチェルシーという場所で、息子がいて、15歳だということがわかった。やはりメリッサは本当の母だと確信し、子供の頃絵本作家の母に憧れ自分も同じ職業につきたいという夢があったことを思い出す。
そしてリヨンはレーヴにいる間絵本を描くことにした。その題名は「獅子の星」というもので、リヨンという名はライオンからとっていることからその題名にしたのだと話し、1ページずつ書き上げるごとに見せてくれるのが日課になって、主人公もそれが楽しみだった。
しかしそんな時、リヨンは母に手紙を出していたのだが帰っきた返事に「リヨンはもう3年前に死んでいる」というのが帰ってきた。そしてヒューゴからレーヴに囚われている人々は肉体ではなく魂が囚われているという話を聞き、そうなれば解放はリヨンとお別れを意味してることに気づいた。
解放イコール死。それに気づいた主人公はショックで魔法が使えなくなり、毎日ひたすらに悲しんで泣いた。
しかしリヨンはみんなを笑顔にするのが夢だから解放してほしいと言い、そしてついに出来上がった「獅子の星」を母に見せに行って欲しいと頼んだ。
主人公は決心し、チェルシーに向かいリヨンとは入院中に友達になってその時に絵本をもらったという話にしメリッサに会いに行った。メリッサはなんとなくリヨンに雰囲気が似ていて優しく、主人公の事を暖かく迎えてくれたが、リヨンを失ってから絵本を描くのをやめたという話をしてくれた。
そして見せた獅子の星。内容はウサギのリヨンが村を守った功績を讃えられ、神様に星にしてもらい生まれ変わったという内容だった。
優しくて温かいリヨンそのものの内容にメリッサは耐えられず涙を流した。「リヨンもこのウサギのリヨンのように戻ってきてほしい」と涙を流し続けるメリッサは本当に今でもとてもリヨンを愛していた。
記念にとメリッサはリヨンの生前の写真をくれた。レーヴに戻った主人公はその写真をリヨンに見せ、メリッサは今でも本当にリヨンを愛していることを伝えた。嬉しくて、でも会えない母への気持ちにリヨンは涙した。
こんなにも優しいリヨンが何故死ななければならないのか、納得ができない主人公はヒューゴの部屋で見つけた禁書で死者蘇生の魔法というものがあるのを知り、気持ちが揺らぐ。死者蘇生はとてもリスクが高い魔法のため術者の代償はかなりのものだからだ。
そんな頃ついにレーヴの解放の日が一週間後に決まってしまう。
リヨンは主人公に自分の気持ちを伝えてくれる。君の隣で生きたかったと、好きだよと。主人公もとっくにリヨンが好きになっていて、好きと言いながら二人は抱きしめあってキスをした。だからリヨンは最後のお願いとして、一週間を恋人として過ごしてほしいと言ったが、二人は一緒に過ごせば過ごすほど離れたくなくなって、どんどん好きになって苦しくなった。
そして主人公は耐えられずなんと死者蘇生の魔法を使ってしまう。しかしまだ未熟な魔法使いで、さらに代償はでかいもののため力が暴走して大きな竜巻がおきてしまった。竜巻の真ん中で力が抑えられなくて恐怖する主人公だったがなんとリヨンは助けようと傷つきながら竜巻の中に入って主人公を抱きしめた。自分のために無茶をした主人公を想うリヨンは「君を守る優しい百獣の王になりたかった」と言ったが外からルシオールが暴走の力をそのまま解放に使う以外止める方法はないと言い、やむなく解放することに。
光に包まれる中、リヨンは最後に「笑顔でいて、あの星の丘で待ってる、必ず見つけて」と微笑んで消えていった。主人公はそのまま倒れ熱にうなされ数日間寝込んでしまう。
その後、ようやく回復した主人公がずっと握っていたのは破れたリヨンの写真だった。そしてレーヴがあった場所に向かうがもうそこにはマネージュだけが残されており、みんなは全て消えていた。
主人公は一人、あの約束のため何年でも待とうと決意した。
そして一年後、毎日丘に通っていた主人公だったが、リヨンは現れなかった。しかしある日丘に一人の男の子の姿を見つける。まさか?と思い恐る恐る近づくと男の子は振り向いた。
エンドロール後は、リヨンとそっくりのその男の子と話し始める話。
見た目はリヨンそのもので名前もリヨンだったが彼はレーヴでの記憶は一切無かった。記憶を代償に生き返ったと思われるリヨンは病気もしたことがなく、健康に15歳になっていたみたいだった。
しかしリヨンはなぜか約束があった気がしてここにきたと言い、主人公のことを知らないけど優しいというのは知っていると不思議なことを言う。
そして二人で星空を見上げると流れ星が流れた。リヨンは「お姉さんが笑顔でいられますように」と願い事をしてくれた。その言葉は前のリヨンも同じことを言っていて、やっぱり優しいのは変わらないのだと胸が熱くなる。
これから先はもう別れを思わなくていいのだと、ずっとお互いの笑顔を祈っていこうと思うと笑いながら涙が頬を伝っていた。



↓リヨンの感想ネタバレ有り↓



〜幻マネ、リヨンの感想ネタバレ有り〜
いや〜泣いた、全米が泣いた(ToT)(笑)
ほんっっと予想外に感動して泣けまくったリヨンルート。凄いよかったです!
最初は着ぐるみキャラなのでちょっと不気味だし愛せるのか?と思ったけど普通に顔が出てきたから良かった。食事が貫通とか怖すぎたけど昼と夜の顔という枷があったという展開で納得しました。
しかし他キャラやってると色々分かってるので何も知らないリヨンが夢に向かって希望を見出していくのがとても切なかったです(;_;)まだ彼の実態がどうなってるか謎だった時は解放したら死んじゃうんじゃ?という不安があったんですが、むしろ死んでたっていう衝撃で俺はほんまにショックで切なかった(;_;)
しかし死んでたと知っても一番落ちついてるリヨン。メンタルつぇー(笑)
というか主人公だけでしたよね、ショック受けてたの。ヒューゴさんとかリヨンに対して別に対して腫れ物扱いもせず、皆淡々としてて逆にすげぇと思ったわ(笑)死ぬかもしれないのは皆同じなんや!って思ってるってことか?(笑)
しかしそのあと本を完成させお母さんに持っていくシーンは本当泣けて泣けてやばかったです。お母さんの気持ちになると切なくて、あの獅子の本の内容も優しいリヨンの気持ちや、自分がもしそうだったらという願いが込められていてほんっと切ない(ToT)
そう、リヨンは本当に本当にいい子でした。優しくて純粋で。主人公もまたいい子なので二人は凄くお似合いで素敵でした。最後は体が弱い設定ではないリヨンが現れるという微妙に謎の展開でしたが、あれはなんなんだ?生まれ変わったというわけではなく過去が変わった?不思議!でも再会できて良かったし、アフターストーリーで獅子の本を見せてくれた時「まさか」と思ってまた号泣(ToT)(笑)幸せになって!!全力で!!(ToT)