元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote「西園寺 寅之助」ネタバレ

●西園寺 寅之助/サイオンジ トラノスケ(cv杉山紀彰さん)
小学6年生。なにかと喧嘩っ早い風来坊。寝る、サボる、睨むが標準装備の不良小学生。
周囲からはそう思われているが、意外と常識人な面も……。
十年後データ→22歳、172センチ。

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※「CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。


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〜クロックゼロ、寅之助ルートネタバレ〜
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※「CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。
(NO.22〜この世界のどこでだって)
小学生なのに噂と見た目通りの不良の西園寺寅之助。そんな彼も特別授業のメンバーの一人に選ばれたが、もちろん参加なんてしてくれるはずもなかった。
しかし参加させようと何度も声をかけるうちに割と他のメンバーよりよっぽど常識人である事が分かったり、困っている人がいると放って置けない世話焼きの性格も知った。主人公のこともなんだかんだと手伝ってくれたりと心を開いているように感じたが、あまり首を突っ込むと本当に嫌がられ睨む眼光は狼のようで一歩対応を間違えばどうなるかわからない危なっかしさを感じていた。
優しさを持つのに別人のように人を殴り続ける寅之助は、とても不安定だった。
そんな時寅之助が不良の絡みの事件で犯人だと疑われる。しかも教師は不良イコール寅之助と決めつけ理由も聞かずに寅之助を責めた。苛立つ寅之助は教師を殴ろうとしたが、主人公たちが寅之助を庇い「寅之助は仲間だ」と言って守った。そのことから少しずつ仲間として意識し始める寅之助。
とある時は夜の学校に連れて行ってスリルを味合わせてくれたり、主人公を「つまらない人間」なんて言ったりもする。そんな寅之助は自分の知らないことを沢山知っていて、もっと寅之助自身を知りたいと思えた。
しかしストレートな寅之助は主人公にはっきりと「うざい」とか「鬱陶しい」という言葉を使う。距離が近くなったと思ったのに本当は嫌がられていたのかもしれないと不安になる主人公だったが、寅之助は家に誘ってゲームをさせてくれたりした。嫌っている態度をしたり、遊びに誘ったり、訳のわからない行動に不安を感じて本音をぶつけると寅之助から「嫌いじゃない」と言われた。今まで自分に対して本音をぶつけてくる人はいなかったが、主人公は本音をぶつけてくるから遠慮がいらないから嫌いじゃないと、これからもぶつかってこいよと笑ってくれたのだった。
しかしそんな頃、事件は起きたレインと加賀先生に何故かさらわれそうになる主人公。そこに終夜と若と名乗った青年と、夢であったマントの青年が助けに来てくれたが、主人公の意識はそこで途切れてしまった。

十年後の世界へ

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目が覚めるとそこは、何度も夢の世界で見た壊れた世界だった。しかもそこは十年後の世界で、目の前には何と十年成長した寅之助、理一郎、終夜がいて自分の姿も成長していた。
そこで終夜が話した真実は、この場所は「CLOCK ZERO」という名の政府が科学力で世界を支配しているという。そして主人公は中学になった時事故に遭い植物人間状態になってしまいずっと寝ていたのだが、何故か政府の企みで十年前の主人公の意識だけをここに持ってきて植物人間状態の主人公の体に移したのだという。政府が何故そんなことをしたのかは謎だったが、主人公にかなり執着していることはわかっていたため、寅之助率いる反逆軍である「有心会」は主人公を政府に渡さないため保護したのだと言った。
しかしあの世界とこの世界は同じようで違っていた。寅之助はかつての仲間だったから自分を助けてくれたと信じていたが、寅之助はあの少年の寅之助とは別の時空の寅之助のため主人公を知らなかった。だから「お前は駒だ」と政府への切り札として捕獲した物であり人質だと言った。更にあれだけ政府に執着されている主人公を信用することも出来ないと言った。
そのため主人公は捕虜になり、見張りをつけられ監禁されることとなった。
しかし昨日まで一緒にいた仲間たちの面影をそんなにすぐに切り替えられるはずもなく、あの優しかった寅之助が変わってしまったことは深く悲しかったし、政府との交渉の見せしめにと主人公の髪を一房切られたショックで逃げ出したがすぐに寅之助に捕まり怒鳴られるとついに主人公はキレてしまう。「あの時のトラは人間味があった、あなたなんてトラじゃない」と涙する主人公に苛立つ寅之助は主人公を押し倒して怒りをあらわにしたが、主人公は思っていた本当は別人だと思いたいんじゃなくて同じだと思いたくて「俺は俺だよ」と言って欲しかっただけだと。信じたかっただけなのだと。見つめる寅之助は何を思ったか主人公の涙を舐め頭を撫でて慰めてくれて「悪かったよ」と一言言って去って行った。
そんな時政府が有心会を攻めてきた。血が上った構成員の一人が主人公を刺そうとしたため庇った寅之助が怪我を負ってしまった。政府は一度引いたが大きな怪我を負ってしまった寅之助に申し訳なく思い、その日から看病をすることにした。
看病の日々の中、体が変わったことで精神も徐々に同調してきた主人公は大人になっていくことに戸惑っていたが寅之助は「お前はお前だろ」と言ったため自分が前に「トラじゃない」と言ったことを悪く思い、今目の前にいる寅之助のことを知りたいと思えた。
一緒にいる時間が増えると心を開き始め優しくなってきた寅之助。構成員たちも仲良くなり雰囲気が良くなってきたが、長が勝手に主人公を政府に引き渡してしまう。何も知らなかった寅之助はすぐに追いかけてきてくれて、一人政府に乗り込み、主人公を助けにきてくれた。まだ治ってない傷口が開いてしまったが「お前がいなくなって体が勝手に動いてた」という寅之助の言葉が嬉しかった。
その後、理一郎が使っているというセーフハウスに逃げた二人。長に歯向かった上に政府にも歯向かい二人はどちらからも追われることになってしまった。
セーフハウスで二人きりになると寅之助は長である父の芳宗の話をした。父が16歳の時に生まれた寅之助だったが父は母を好きすぎて寅之助にヤキモチを妬き暴力を振るっていた。切れると何するかわからない父の血を継いでると思うと嫌で、同じだと思いたくないのだという。その言葉を聞いた主人公はあの時寅之助が言ってくれた言葉を言う。「トラはトラ、何があってもトラ」と。その言葉に胸打たれた寅之助に「私はずっと信じてそばにいる」と告白じみた台詞を伝えると「お前のこと嫌いじゃない」とあの世界でくれた言葉を、もう一度くれたのだった。
落ち着くと寅之助は実は主人公を元の世界に戻す方法があると言った。それは有心会にいる終夜の力を借りなければできないので一度有心会に戻るものの、芳宗に見つかった寅之助は殴られボロボロにされてしまう。しかも芳宗が「12歳の寅之助を好きなだけ」と主人公に向かって言ったのだが主人公は「今のトラが必要」と答えたため寅之助はまた主人公を連れて逃げ出した。
寅之助は後ろから抱きしめキスをした。「俺のことが好きなんだよな?」と切羽詰まったようにキスをしてくる寅之助は不安だった。芳宗が言ったように本当は子供の頃の寅之助を好きなんじゃないかと感じていたから。しかし主人公は「怖いトラをむしろ自分にぶつけて欲しいと思えるくらいトラに惹かれてる」と言い「私のモノになって寅之助」と見つめると寅之助は微笑んで「俺の全部をやるよ、お前が好きだ」とようやく言ってくれたのだった。
そして覚悟を決めた寅之助は長派と若である寅之助派の派閥で抗争を起こし、独立をすることを決意。このままようやく独り立ちをすることになるが有心会に入れる今ならまだ主人公を元の世界に戻すことが出来ると言い、主人公は帰りたい気持ちを抑えられず帰ることにした。
有心会の中にある研究所のカプセルから終夜の協力で帰ることになったのだが、このまま帰っても必ず主人公の事故は起きるため寅之助は一緒に自分も主人公の世界へ行って根本を経つと言った。言っている意味がわからない主人公だったが主人公の意識は飛ばされ、そして寅之助もワープした。
そしてまた元の世界へ。
主人公は目を覚ますと学校の廊下に倒れていたが、そこにあの世界の大人の寅之助がやってきた。しかし寅之助は血塗れだった。黄金の瞳で主人公を見つめる寅之助は「もう大丈夫」という。お前も守るって言ったろ、一番簡単な方法で決着をつけたんだと言う寅之助は主人公の頭を撫でたがその手から血が滴り落ち主人公の涙と混ざる。何かわからない恐怖に勝手に流れる涙と震える体は、狂ってしまった寅之助でさえ美しいと思えて目が離せない。
そして最後に寅之助は「長生きしろよ、ずっと見守ってるから、好きだったよ」そう言って主人公の意識は途切れた。
そしてあの世界の記憶は消えて行った‥。
エンドロール後は、十年後大学生になった主人公。
寅之助とのデートのためにずっと待っているがいつも遅刻常習犯の寅之助は相変わらず来ない。そこにやっと来た寅之助だが悪びれもせず博打をやってて遅れたと言う。その態度に怒るのだが結局丸め込まれてしまう。
寅之助が宥めるために主人公の頭を撫でた。その感触を感じると主人公は何故か無性に泣きたくなる。それを伝えれば「大胆な告白だな」と悪戯に微笑まれる。
その笑顔が好き、翻弄されながら離れられない危険なこの人が、やっぱり好きなのだと実感した。

(NO.23〜牙の抜けない獣〜)
上のルートと同じ流れで、最後に元の世界へ戻らない事を選択する。
寅之助は主人公を元の世界に帰らせようとしたが、帰りたくないと縋った。全てをくれるって言ったじゃないとわめく主人公に対し「意味わかって言ってるのか?」と頬から首を撫でられた。その色気のある誘いにドキドキする主人公に「お前の歳の時俺は分からなかったぞ」とからかったが、主人公は自分から背伸びをしてキスをした。
「お前の全てをくれ」と言いながら奪おうとしてくれる寅之助を見つめ、この世界で生きていく決意をした。
エンドロール後は、新しい組織として生活する二人と仲間達。
しかし結ばれてからというもの独占欲が強くなった寅之助。情報屋の青年と話しただけで腕を拘束され押し倒されて少し乱暴気味に甘えてきたりする。少しやりすぎなその態度だったがすっかりそれが、愛おしい。
甘える寅之助を抱きしめ返し愛を返し続ける日々はこれからも続くのだ。


↓トラの感想ネタバレ有り↓



〜クロックゼロ、寅之助の感想ネタバレ有り〜
前回プレイした時はクリアしてなかったので今回は是非やろうと思っていたトラ。クリアしてみたところ中々凄いキャラでしたね〜(^◇^;)
小学校の時点で危なっかしかったけど根はいいやつっていう設定ですが、結局気性が激しいというかスイッチ入ると殺すまで止められないくらい血が上るっていう話をしててコレは完全に改心するとかっていう問題じゃなく根本だから無理だなと思いましたね( ;´Д`)そんなトラと付き合うために主人公はなんとドMを開花!(笑)暴力とか狂気を全て私に向けて欲しいと言い出しました(笑)変態になった(笑)
ヤンキーキャラが好きな子出来て大人しくなるとか好きな子の言うことだけは聞くとかっていうパターンだと思ってたのでこういった感じで落ち着くからちょっとビックリでしたね。
あとトラの家庭が中々凄くて馴染めない‥。いや、でも喧嘩番長乙女とかの家庭は全然よかったのになんでこっちの西園寺一家のことは受け入れられないんだろー!?やはり下っ端の教育がなってない雰囲気が信用にならないというかもう長がクソだから下っ端もクソというかトラと楓以外は本当下品で無理かなと思う〜ちゃんとしつけとけよー(^◇^;)
なのでやはり壊れた世界エンドの方がトラはしっくりくるかな?元の世界に戻ったエンドのトラはなんか約束の時間も守らず博打をしてたようだし‥(笑)どんだけや(笑)乙女ゲームの設定ではない!!(笑)
という感じで男らしいような男らしくないような謎でしたー!!