元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

金色のコルダ3~Another Sky~至誠館「水嶋 新」

●水嶋 新/ミズシマ アラタ(cv岸尾だいすけさん)
至誠館高校吹奏楽部の一年生。トロンボーンを演奏する。明るくてのびのびとした性格の甘え上手。誰とでも仲良くなるお調子者。
主人公が至誠館に入るきっかけになった存在。



~ネタバレ~
(共通恋愛ルート)
至誠館に入るきっかけになった存在の水嶋新と再会することになると、新は最初の印象通りの明るくて元気いっぱいの男の子だった。しかし高身長の新は同い年か年上かと思っていたが、なんと一つ年下の一年生だった。
そんな新との吹奏楽部の生活が始まると、お調子者で楽しい新のペースに巻き込まれ、やっぱり楽しい日々が始まる。女の子が好きで少し軽い印象があるけれど、誰にでも好かれる性格のため、敵対するブラスバンド部の部員の中にも沢山友達がいた。
吹奏楽部に入った動機も軽いもので、人数が多いブラスバンド部に入ったとしても活躍できるかわからないから、あえて少ない人数の部活に入ることで重宝されチヤホヤされるのを期待したからだという。しかし入ってみれば厳しくてそんなことはなかったが、それはそれで、今の部活が大好きなのは伝わってきていた。

↓エンド二種分岐↓

(珠玉恋愛エンド)
そんな日々が続き、吹奏楽部の部室が奪われてしまった頃、必要なDVDが無くなったことに気づいた一同。前の部室を使っている部員に聞くとDVDはブラスバンド部に渡したと言われてしまった。ただでさえブラスバンド部に嫌われている吹奏楽部のメンバー達は真っ向から「返して」といっても返してもらえないのは目に見えており、DVDは諦めようという話になる。しかし主人公が残念がると新は主人公のために夜に学校に忍び込む計画を立て始めた。
主人公も新を追いかけて二人で学校に忍び込み、上手くDVDは取り返すことが出来、主人公はとても喜んだ。しかしそれにつけ込む新は、危険なことをしたからご褒美が欲しいと言ってきた。内容は三つお願い事を聞いて欲しいと言うことで、主人公はそれに同意した。
それから新の「お願い」が始まる。三つのうち考えついた順にお願いをするということで、まず一つ目が「デート」をしてほしいというお願いだった。新はデートに「スポーツカイト」を持ってきて外で二人で楽しもうと言い、新はカップルみたいに主人公を後ろから抱きしめるようにしてカイトを操作した。主人公は初めてのことに楽しみ、新もそんなデートに満足した様子だった。
調子にのる新は二番目のお願いは、新が「POR FAVOR」といったら必ず頷くこと、というお願いだった。主人公は素直に頷くと、気分を良くした新は「海に行こう、POR FAVOR!」といった為、新にねだられた水着を着て二人で海へ行った。そこでも新のPOR FAVORは何度も続き、その都度主人公は頷いた。ビーチでミサンガを売ってる屋台を見つけると新は「お揃いのミサンガをつけよう、POR FAVOR」といったため、二人はお揃いのミサンガを楽器ケースにつけることになった。
しかしメンバー達との合同練習の時、狩野たちにお揃いのミサンガをつけてることを指摘される。新が主人公と自分は特別な間柄なんだと言うと、狩野たちが「水嶋に無理矢理付き合わされてるんじゃないか」と心配した。あまり新を甘やかさなくていいと言われる主人公に、新はなんだかもやもやして主人公に「あっちにいこうPOR FAVOR」と言った。またその言葉に主人公は頷くと、新はなんだかまたモヤモヤした。
しかもその時、主人公のミサンガが切れてしまい、新はもっと悲しい気持ちになった。
しかし後日、なんだか元気がない新を心配した主人公だったが、新はイライラして主人公を壁に押し付けて、先輩はお願いしたらなんでもいうことを聞いてくれるよねと言い「キスしてもいい?POR FAVOR」と続けた。しかしその言葉に怒った主人公に、新は何故か微笑む。
そう、言いなりはつまらない。気持ちがないのに付き合ってもらったって、なんにも嬉しくないのだ。
そのことに気づいた新は主人公が怒ってくれたことが逆に嬉しくて、そして三番目のお願いは「POR FAVORを無効にして欲しい」と言った。今度はちゃんと、主人公の本当の気持ちで答えて欲しいから、そう言って笑う。
そしてその時、この間切れたミサンガがまた主人公の楽器ケースに付け直されていたのを見つけた新。お揃いでつけていたのはお願いされたからじゃなく、本当に嬉しかったからつけていたのだと言う主人公の言葉に、新はもっと嬉しい気持ちになった。
次の日、また新はゲームセンターに付き合って欲しいとお願いしてきたが主人公が「練習があるから無理」と断ると新は喜ぶ。そして、じゃあ俺のトロンボーンの音を聞いてと言い、あの時の出会った時のあの曲を吹いてくれた。その音色を聞いた主人公が、あの時新のトロンボーンを聞いて至誠館に入ることを決意した話をすると、新は頬を赤くしている感動し、ファイナルの後に伝えたいことがあるから時間をあけて欲しいと言ったのだった。
そして迎えたファイナル。至誠館吹奏楽部は優勝を飾った。
まだ余韻残る中、新は外であの曲を吹いていた。主人公が拍手を送ると、夏の始まりと終わりに先輩の拍手をもらえたねと新は笑う。そして、最初は可愛いと思っていただけだったこと、けれど大切になって、そして大切になれば縛っちゃいけないことに気付いたと、一緒にいるだけで楽しいのだという。一世一代の大恋愛だから、新しい季節も一緒に居たいから、だから彼女になってと告白してくれるのだった。
エンドロール後は、手をつなぐ二人。
いつもときめかせたいのに、結局先輩にときめかされてしまう。だからハーモニーを重ねたい、繋いだ指先からも伝わって欲しいくらい大好きで、愛してる。

(逆注目恋愛ルート)
普段からチャラチャラしていると思われがちな新であったが、本当の新は物事をちゃんと考えられる。それをいち早く気付いてくれた主人公に、新は惹かれていた。
純粋で真っ直ぐな主人公は、新を仲間として信じており、新がコソコソとブラスバンド部とつながっている話を聞いた時も「新のことを信じる」とハッキリ言った。その言葉を隠れて聞いていた新は胸を打たれ、主人公だけには本当の事を話してくれた。
今は敵対している吹奏楽部とブラスバンド部だが、話してみればブラスバンド部にもいいやつは沢山いること。そして音楽を愛する者同士なのだから絶対に分かり合えると思っていること。そしてその為に、ブラスバンド部の友達も沢山いる新は二年後にはきっとブラスバンド部と吹奏楽部を合併してみせるのだといった。そう、新は先の未来のために一人動いていたのだ。
それは難しいことであることは重々承知だったが、吹奏楽部を大切に想う新こその行動だと、主人公も胸を打たれていた。
そんなこともあり更に一緒にいるようになった主人公と新。遊園地に遊びに行くことになったときもラブラブカップルと認定されればアトラクションを優待されるチケットが貰えるイベントがあると聞き、二人はカップルのふりをして参加した。するとステージ上でお互いの好きな所を教えてくださいと言われ新は大きな声で全部ですと盛り上げる。主人公も恥ずかしがりながらも新の好きな所を発表すると、二人は優勝してチケットをもらうことができた。
顔を赤らめて好きな所を言ってくれた主人公に新は嬉しくなって額にキスをする。二人の距離がぐっと縮まった瞬間だった。
そして迎えたファイナルの日、至誠館は優勝した。
祝賀会が行われる中、主人公と新は二人で静かな場所にいた。
この夏は最高だったという新は、主人公がいたから優勝出来たのだと笑う。けれど俺は欲張りだから優勝だけじゃ物足りない、好きです、彼女になってくださいと微笑んでくれたのだった。
エンドロール後は、ハンモックで抱き合いながら眠る主人公を見つめる新。
安心して眠っているけど、俺は男だから警戒してほしい。でも自分の腕の中で安心して眠ってくれるのが愛おしいとも思う。あなたと一緒ならどこでも天国、愛してる。

(ドルチェスペシャル内容)
お弁当のお礼にショッピングに連れて行ってくれる。センスのいい新が主人公の服のコーディネートを選んでくれて、それに合わせて自分のコーディネートもし、二人で楽しく試着する。いつもと雰囲気の違う新がかっこいいというと、惚れてもいいよと小悪魔的に微笑んでくる。