元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

金色のコルダ3~Another Sky~函館天音「トーノ」

●トーノ(cv前野智昭さん)
函館天音学園の二年生。朗らかで優しく明るい。チェロを弾き、楽器店でアルバイトをしている。何事にも前向き。
※エンドは一種のみ。




~ネタバレ~
(珠玉恋愛エンド)
わけもわからず函館天音学園に通う事になり、最初に会ったのがトーノだった。
学食でBPというものを払わなければ食事が出来ないと言われて戸惑う主人公に声をかけてくれて食べ物をご馳走してくれたのだが、トーノは貧乏で一番安いものしか買えなかった。
しかしそんな貧乏でも明るく元気なトーノ。困った時はいつでも声をかけてほしいと微笑んで励ましてくれるのだった。
そんなトーノも含め、ニアとソラと共に横浜へ行く事になった主人公。四人は横浜にあるリラの家に似た「二番目の家」という場所に住む事になり、共同生活が始まる。最初は中々馴染めない人もいたものの、トーノがいつも明るくみんなをまとめてくれた為四人は小さな家族のように絆が出来てきた。
そんな頃、トーノに「愛のあいさつ」を弾いてほしいと言われる。言われたままに弾いてみるが「トーノは似ているけど違う」と言って困っていた。更にいろんな人に声をかけて「愛のあいさつ」を弾いてと頼むトーノ。何がしたいのかふしぎにおもっていると、なんとトーノは会いたい人がいてその人を探すためにはそれが必要なのだと言った。
そんな日々が続くと主人公の腕時計が壊れてしまった。それを見たトーノはなんと魔法で腕時計を直してくれたのだ。しかしトーノの魔法は永遠ではないという。永遠の魔法を使えるのはごく一部の存在だけだからいつかまた止まってしまうからその時はまた直してくれると言った。
いつも明るくて、優しくて、朗らかなトーノ。そんなトーノと過ごすのは心地いい。トーノもトーノで主人公と共にいるのが幸せだった。だから二人に恋心が生まれるのは自然な事だった。
しかし、トーノはいきなり倒れてしまう。しかもトーノの体は透けていた。
そう、トーノは人間ではなく、ファータだった。
そしてついに本当の話を話してくれた。
ファータは音楽から生まれるもの。トーノもある女の子が弾いていたヴァイオリンの「愛のあいさつ」から生まれたのだという。その女の子はいつも楽しそうにヴァイオリンを弾いていて、それを聴くのが大好きだった。しかしある日女の子のヴァイオリンに金色の弦がついた日から、音色が変わってしまった。輝きが失われ、ヴァイオリンを弾いていても辛そうな顔ばかりをした。その女の子が泣いているのを見るのが辛くて、涙を拭いてあげたくて、抱きしめてあげたくて、なんで自分は人間じゃないのだろうと悔しかった。だからトーノは函館にある天音学園で妖精の願いを聞いてくれる天球があるという噂を信じ、女の子の元を離れ、そこを目指した。すると願いは叶い魔法で人間になることができたのだが代償として記憶を失ったため女の子の顔がわからないのだという。しかしひとつだけ覚えているのが、いつも弾いていた「愛のあいさつ」の音色だと言った。
だからトーノはいろんな人に声をかけて愛のあいさつを弾いてもらっていた。もう一度あの子に会うために。あの子と一緒に音楽を奏でる夢を叶えるために。
そんな話を聞き、主人公はトーノの願いを叶えてあげたいと思った。二人は益々絆が増え、大切な存在になっていく。
しかしまた主人公の腕時計が壊れてしまう。その時主人公は気づいてしまった、前にトーノが言っていた言葉、永遠に続く魔法は使えないという言葉を。その瞬間、また体が何度も透けるトーノを見ると恐怖を感じる。永遠に続かないのだとしたら、トーノが人間でいられるのも、いつかは終わる?
永遠の魔法を使えるのはファータの国モンドにいる王様だけだと言うトーノに、主人公は頼みに行こうと言うが、ファータの掟として魔法で人間と関わってはいけないというものがあるため無理だと言った。
消えて欲しくない、いなくなって欲しくない、そこまでの存在になっている。大切で好きで離れたくない。想いが強くなったのを感じた時トーノはもう一度愛のあいさつを弾いてほしいと言った。そして奏でた主人公の音色に、トーノは確信した。やはりあの少女は、主人公だったことを。
あの頃の音色を取り戻し始めた主人公の音色を聴いて、トーノはもう夢は叶っていたのだと分かった。だからこそ、思い残すことはないようにするかのごとく、トーノは夏を満喫しようと言って主人公と色々なことを楽しんだ。そのたびに、何度もトーノの姿が消えかかるのを見ると、主人公はトーノのためになんとかしたいと思って無理してBP集めのために必死に演奏した。
しかし、迎えたファイナルの日、優勝できた主人公たちだったが、もう時間は残っていなかった。
優勝のお祝いを四人で二番目の家でやったあと、トーノは主人公を庭に誘った。静かな夜に二人きり、トーノは最後に愛のあいさつを一緒に弾いてほしいと言う。主人公は弾きたくなかった。これを弾いてしまえばきっと、残酷な未来が待ってる。
けれど主人公は覚悟を決めて、トーノと共に愛のあいさつを奏でた。大切な想いを込めて、始まりのあの音色を。
夜空に響きあう愛のあいさつは、とても綺麗だった。願いが叶ったと言うトーノは主人公を抱きしめる。そして、体が透けていく。
離れたくない想いを込めて抱きしめ返すとトーノは「生まれた意味を知り、消えていく俺は幸せだ」と言った。そして、人間になれてよかった、抱きしめることができるから、キスをすることができるから、そう言って優しくキスをした。
いつもそばにいる、幸せを願ってる、そう言って泡のように消えていくのだった。
エンドロール後は、ヴァイオリンを奏でる主人公の後ろに抱きしめてくれているトーノの面影。
ファイナルが終わってから腕時計は止まったまま。でも、私は今でもヴァイオリンを弾いている。そして、彼の声が聞こえた気がした。
「君の奏でる音楽の中に俺はいる。愛している。」

(ドルチェスペシャル内容)
お弁当のお礼に観覧車に乗せてくれる。そして天球をモチーフにした手作りのランプをプレゼントしてくれて、これを見たときに俺を思い出してほしいと言ってくれた。