元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

金色のコルダ3~Another Sky~神南「芹沢 睦」

●芹沢 睦/セリザワ ムツミ(cv細谷佳正さん)
神南高校管弦楽部の部員。静かで気が利いて執事のような物腰のため、東金にあれこれ頼まれている。楽器はピアノ。



~ネタバレ~
(珠玉恋愛エンドのみ)
神南高校に転入することになり、管弦楽部に入部を決めると、一番最初に会ったのが芹沢睦だった。
芹沢は管弦楽部の部員であり主人公と同い年。そして部長の東金や副部長の土岐から信頼されている部員だった。しかしとてもしっかりしていて真面目で献身的な性格をしている芹沢は、東金の執事のごとく何もかも仕事を命令されてこなしている存在だった。
芹沢は元から人に合わせるのが上手かった。そして面倒なことになるのが好きじゃないため、何かを頼まれて断ったりした時めんどくさいことになるくらいなら受け入れてしまった方が楽だと思っていたのだ。人に尽くし、紳士のような振る舞いで、周りからは「菩薩だ」などと言われ親切だと思われていたが、自分が完全な親切でこういうことをやっているわけではないのだと一人心の中で思っていた。
しかし突如現れた主人公は、神南にいる女子生徒とは違った。神南のお嬢様たちは芹沢が執事のように振る舞えば喜ぶし、もっとしてほしいと言ってくるのが普通だった。しかし主人公は芹沢が東金に頼まれごとをしているのを見れば「手伝いたい」と言うし、お茶を入れてあげれば「一緒に飲もう」と誘ってくれる優しくてお節介な女の子だった。母親でさえもワガママで女にはいつも困らされている芹沢が、初めて出会った気になる女の子だった。
だからこそ、主人公が失敗して顔を赤らめていても、人に頼られて困っていても、自然と手を貸したいと思える。それどころか困った時に一番先に自分を頼ってきてくれた姿を見たら更に喜びを感じた。
そう、初めて心から純粋に「何かをしてあげたい」と、そう思える存在になっていた。
ある日東金に、主人公と芹沢も一緒にディナーをするから来いと急に言われ二人で新幹線に乗り込むと主人公は疲れたのか芹沢の肩にもたれかかって眠ってしまった。そんな無防備な主人公に芹沢は嬉しさ半分、複雑な気持ち半分。自分も男だから少しは警戒してほしいと思うけど、信頼してくれてると思うと嬉しい、そう言って主人公の肩を抱きながら、この時間が永遠に止まればいいとさえ思えた。
そして迎えた真のファイナルの日。神南も星奏も素晴らしい演奏をし、アンコールではみんなで
「愛のあいさつ」を奏でて大層盛り上がった。
真のファイナルが終わると芹沢と主人公は森の広場で会っていた。そして芹沢は主人公が来てからのことを振り返る。
最初は正直主人公のことを面倒だと思っていた、子供の時からやらせられていたピアノも面倒で「好き」だと認めたくなかった。けれどピアノへの気持ちが変わると同時に主人公への気持ちも変わっていったと言う。この気持ちがなんだかわかりますか?と言う芹沢と見つめ合うのだった。
エンドロール後は、恋人同士になった二人が東金に頼まれてまたライブ会場を押さえるために出かけているシーン。
付き合った後もヴァイオリンばかりで、二人の関係はまだ秘密。それが不満な芹沢は今日くらいは恋人らしくしたいと言って手を繋いでくれる。そして、何度でも伝えたい言葉があると言って伝えてくれた言葉は「好きです」と言う言葉だった。

(ドルチェスペシャルの内容)
お弁当のお礼にと夜の観覧車に連れてきてくれる。夜景の美しさに見とれると、主人公に見とれる芹沢が手を握ってくれて甘い雰囲気になる。