元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

パニックパレット「真朱 柑」

●真朱 柑/マソオ コウ(cv野島裕史さん)
主人公のクラスの担任。いつも仕事を貯めては主人公や白原に手伝ってと泣きついてきて、生徒にいじられている先生。しかし実際は生徒をよく観察し、さりげなくアドバイスしてくれたりするいい先生。モテないと嘆きチャラい部分もあるが、実は生徒から影で「殿下」と呼ばれ人気がある。







~ネタバレ~
リーディの呪いを解くべく、シェル集めをすることになった主人公。そのシェルを集めることができる対象の一人が、担任の真朱だった。
真朱はいつも明るくおちゃらけており、白原にいじられたりするのがパターンだったが、そんな真朱がいたからこそ学校は楽しいと思えるようになる。
真朱の他に、無理矢理編入してきたリーディや、リーディを追いかけてきたルカ、同じ学級委員の白原に、舎弟の烏羽と、そして親友の悦。彼らとのバタバタな生活が始まり、とても充実していた。
そしてその中でもやはり自然と一緒にいるのは真朱だった。真朱はいつも主人公のことを「可愛い」とか「いい子」とか「彼女になって」などと可愛がってくれていたが、それは先生と生徒の微妙な距離を上手く楽しく作る真朱ならではの居心地の良さがあり、主人公もすっかり真朱に懐いた。
そんな真朱とそばにいるのは楽しくて、そして一緒にいるのが当たり前になった頃、ヨッシーの散歩に付き合っていた真朱に会う。するとヨッシーが何処かに行ってしまい、探すのを手伝ってあげることになった。おかげで助かったという真朱はなんと、お礼にと主人公をデートに誘ってくれた。
真朱とのデートはとても楽しかった。楽しいランチをした後はいつのまにか会計を済ませてくれたり、ゲームセンターに行けば主人公がやりたいと思っていたことを気付いて先になって誘ってくれる。そんな大人な真朱に、心は浮ついた。
更に悦たちと同好会の一環で夜に出かけた時も、顧問だからといってついてきた真朱。怖い話を聞いて怯える主人公に優しく慰めてくれるのも真朱だった。しかも同好会のメンバーが解散したあとも二人きりで海へ行こうと誘ってくれて、夜の海の波打ち際で水を掛け合ってはしゃいだりもした。月夜に照らされる真朱はいつもの大人っぽい真朱と違って、無邪気で子供っぽくて、それを指摘すれば「子供でも大人でも俺はお前の前ではただの『真朱柑』だよ」と微笑むから、ドキドキして、期待した。
しかし次の日、主人公は海に行ったせいで風邪をひいてしまう。朝から体調が悪いのを白原たちにすぐに指摘され、心配した真朱は早退させるといい、自分の自転車の後ろに主人公を乗せて、家にまで送ってくれたのだ。熱が出て体が辛くなってきた主人公だったが、しがみ付いている真朱の大きな背中にとても安心した。
無事家に到着すると真朱は玄関前でお別れし帰って行ったのだが、なんと次の日学校を休むと真朱はお見舞いに来てくれた。
ちょうどノルもルカも不在だったため、主人公はとても心細かった所だった。だからなのか余計に真朱の笑顔に甘えたくなったのかもしれない、リンゴを剥いて食べさせてくれる真朱に「なんでお見舞いにきたのか」と聞いてしまう。ただの生徒なら1日休んだだけでお見舞いになんてこないだろうと、ではなんで来たのかと。
何を期待しているのだろう、心の中では分かってる。けれど熱のせいなのかなんなのか、とても先生が恋しかった。だから困る真朱に「キスをしてほしい」なんて馬鹿げた言葉を言ってしまった。驚く真朱だったが、頬を赤らめ、意を決したかのように主人公にそっと近づいた。このままキスされる‥そう思ったが、なんと屈んだせいで真朱の腰がグキッと音をさせ、痛めてしまった。そのためうやむやになったものの、真朱は頬を赤らめたまま「俺は本気だから」と微笑んでくれたのだった。
その瞬間、主人公は気づいた。真朱に恋をしてるのだと。そしてきっと真朱も自分を特別に見てくれていると。
しかしそんな時、学校で主人公と真朱の仲が噂されてしまう。このあいだのデートや、海に行っていた時誰かに目撃されていたからだった。そのため真朱は呼び出しをくらったが、どうにか上手く話をつけ、二人の間には何もないという話をしていた。しかしそれはこれ以上噂がたたないために、二人が距離を置かなければならないというのを物語っていた。
白原や悦たちが主人公のことを思い噂は本当ではないと証言までしてくれたし、白原は「先生を本当に好きなら距離を置け」と助言までしてくれたが、主人公はただ真朱を好きで、もうそれ以外見えていなかった。だから、真朱と離れるなんて嫌だと思ってしまう。白原にそういうのが「子供」なんだと指摘されても。
しかしそんな時、悦が骨董市で買ったというブレスレットが光り、なんと主人公の腕に勝手にはまってしまう。しかもそれはなんとルカのご先祖様が作ったという燐具で、主人公が分裂し、なんともう一人の主人公が現れてしまった。ドッペルゲンガーであるもう一人の主人公は、なんと、3日以内に自分を体内に戻さなければ体を乗っ取ると言い出し、勝手に逃げてしまった。
それから白原や悦たちの協力でドッペルゲンガーを追っていたが、ドッペルゲンガーがわざと真朱の前で烏羽と付き合ってふりなどをして、真朱に勘違いされてしまう。しかしそれを見た真朱は「俺には関係ない」と、主人公のことは何も思っていないと言い切ったのだ。それを聞いた主人公はショックを受けるが、烏羽に「ちゃんと本当の気持ちを伝えた方がいい」と言われ、主人公は意を決して真朱を呼び出し、自分の気持ちは迷惑か?と尋ねるが、学校でこんな話をしているのをまた他の人に聞かれてはまずいと思った真朱は主人公を追い返したのだった。
傷ついたままの主人公が家に帰ると、真朱から電話が入った。そして、明日会ってちゃんと話しがしたいと言われ、次の日待ち合わせの灯台へと向かう。待ち合わせにきた真朱に言われた言葉はやはり「お前と俺は教師と生徒だ」という言葉だった。
あの時、子供でも大人でもなくただの真朱柑だと言ってくれたのは嘘だったのかと、自分は先生のことが好きだと、本当の気持ちをはっきり口にする主人公だったが、真朱は「他の人が見たらやっぱり大人と子供なんだ」と、どうしても変えられない世間体というものを口にする。
もう聞くのは耐えられないと逃げようとする主人公だったが、なんと真朱は主人公の腕を引き、キスをした。そして、これが真朱柑としてしてやれる最後のことだと言い、だから待っててほしいんだと言った。
これから先、主人公が大人になった時に必ず自分の気持ちを話すから、待っていてほしいと。絶対に気持ちは変わらないからと。
ようやく、真朱の本当の気持ちに気付いた主人公は決意したのだ、ずっと待とうと。
その後、二人の会話を聞いていたドッペルゲンガーが現れ、主人公の決意に負けたと言い、体を返してくれると言った。しかもプレゼントだと言って完成したシェルオーラをくれたのだった。ルカとノルに言われ、シェルオーラを手の呪いの模様にかけると、ついに呪いは消えたのだった。
その後、呪いが消えたためリーディとルカとノルはメルディシアに帰ることになった。リーディは主人公のことを案じ、本当に真朱とこのままの関係でいいのかと聞いてくれたが、主人公の決意は固かった。
そしていつものように学校の校門で真朱に会った主人公はいつものように「おはようございます!」と笑顔で挨拶するのだった。その姿を見ていたリーディとノルとルカは、きっと幸せになれると確信し、消えていった。
エンドロール後は、主人公たちが学園を卒業した数年後。
主人公のもとにただ「話すことがある」という手紙が送られてきたため、主人公は学校に来ていた。卒業してから数年経ち、懐かしいその校門に、真朱はいた。主人公に気付いた真朱は久しぶりといって、そして綺麗になったなと言ってくれる。もし気持ちが変わっていたとしても仕方ないと思っていたのにここに来てくれた主人公に、真朱はやっと本当の言葉をくれる。お前が好きだと。そして数年ぶりに再び交わしたキスは、あの時と違ってしあわせなキス。これからはずっと気持ちを伝えていくよと言ってくれる真朱を見て、ようやく本当の両思いになれたのだと思えた。