元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

帝國カレイド「丹葉 桐己」

●丹葉 桐己/タンバ トウキ(cv柿原徹也さん)
22歳、178センチ。
舶来のお茶やお菓子を扱う喫茶店の店主。
女の子には優しく、店の客からも慕われている。
その優しい顔の裏で、実は……。







~ネタバレ~
(ハッピーエンド)
わけもわからず王宮に連れてこられた主人公に対し、兄の奏嗣が言い放った言葉は「我が妹として恥ずかしくない淑女としてのマナーと教養を身につけ、国の繁栄のために他国に輿入れすること」だった。
そんな横暴を押し付けられ不満を漏らす暇もなく、次の日からエリートの女家庭教師がやってきて、ビシバシと鍛え上げられるのだった。
家庭教師の教え方は上手く、勉強は捗ったものの、外出を禁止されている上に会話できるのは家庭教師のみ。友達もおらず、食事は一人、外出も出来ないとなればストレスは溜まる一方で、窓から見える華々しい街並みに憧れを抱くのだった。
そんな時、体を持て余す主人公は王宮の中をうろうろと探索していた。誰かに見つかれば部屋に連れ戻されてしまうかと思い、足音を聞いた時に焦って知らない扉に入ってしまう。するとそこは部屋ではなく、なんと外に繋がっている隠し通路の扉だったのだ。上手く外に出られる扉を見つけた主人公は、その後決意し、そこから街へと脱走してしまうのだった。
初めて見た街並みはとても活気あふれて素敵な場所だったが、なんと持っていた巾着をスリに盗られてしまう。しかしそこに現れた青年がスリを追い、やっつけてくれて、巾着を取り返してくれたのだった。
その人物が、丹波桐己と言う男だった。
丹波は今風のお洒落な風貌に、軽い口調で、慣れているのか主人公の手を握って「可愛いお嬢さん」などと軟派な言葉を沢山いってくる男だった。しかも嫌にならない程度の押しの強さで、明るく主人公の手を取り、街を案内してあげると微笑んでくれたのだった。
流れでこんなことになってしまったものの、丹波は明るくて優しかったし、女相手が慣れているのかとても話しやすかった。しかも連れて行ってくれた喫茶店はなんと丹波が経営する喫茶店で、前からバームクーヘンを食べたいと思っていた主人公にバームクーヘンをご馳走してくれた。
お茶をしながらお菓子を頂き、楽しい会話。そんな丹波との時間はあっという間で、王宮に戻らなきゃならない時間はすぐにきてしまう。焦って丹波にお別れをし、王宮に戻った主人公だったが、いなくなっていたことがバレていないことにホッとし、そして初めて出来たお友達の丹波との楽しかった時間を思い出して胸を温かくするのだった。
それからというもの、空いた時間に丹波の喫茶店に足繁く通う日々が始まる。丹波人柄のおかげかいつも喫茶店は賑わっており、とても居心地のいい場所だった。しかし混んでいる時に、丹波が忙しくて主人公の相手ができなくなると主人公は寂しさを感じる。王宮で一人、そばに誰もいないのはもう嫌だ、そう思う主人公は思い切って丹波手伝いを買って出ることにした。最初は遠慮する丹波だったが、主人公の押しの強さに負け、皿洗いなどを手伝うことになった。
しかしそれのせいで時間が遅くなり、王宮にいないことがバレてしまう。やっと見つけた丹波という居心地のいい存在に、もしかしたらこのまま会えなくなってしまうかもしれない、そう思うと寝られない主人公だったが、兄の奏嗣はなんと「午後から日暮れまで自由にしていい」と言ってくれたのだった。兄がどこまで知っているのかは分からなかったが、これからは自由に外に出ていいということになった。
それから堂々と王宮を出られるようになった主人公は、本格的に喫茶店のお手伝いをすることにした。ウエイトレスをやったりし、常連さんからはしっかり顔を覚えられ、丹波の奥さんなどとからかわれて楽しい日々だった。丹波丹波で店の中でもとても優しかったし、さらにサプライズで店を休みにして街の案内をしてくれたり、祭りに誘ってくれたりした。
丹波が連れて行ってくれる所はいつも楽しかった。けどそれは場所が楽しいのではなく、丹波がいつも笑顔にしてくれるから。そんな丹波と離れがたくて、一緒にいればいるほど、ちょっと辛くなる。そう、主人公は異国へ嫁がなければならないのだから。
それがいつになるのか分からないけれど、いつ急に丹波に会えなくなるかわからない、そんなときに街中で丹波とはぐれてしまいとても不安になったが、丹波が必死で主人公を探し出してくれた姿に、頬に一粒の涙が溢れる。驚く丹波は主人公を抱き締め、辛いことがあるならいつでも話してほしいと優しく慰めてくれたのだった。
しかし翌日、街中で火事が起きた。それは事故なのか革命軍の仕業なのかわからない中、危険なため主人公は市中に行くのを禁止されてしまう。丹波無事を確かめたい主人公は心配で心配でまた王宮を抜け出してしまい、丹波の元へ向かった。しかし街中の被害は思ったよりひどく、そして丹波茶店には見たことがない人々がたくさん避難しており、品のいい姿をした主人公が現れれば冷やかしだとその人々に非難された。避難している人々は家を無くし、食べ物がなく、辛い思いをしているからだ。
しかも丹波にもいつもの笑顔はなく、主人公に冷たい口調で追い返そうとする。火事で心が荒んでいる人々の中に裕福なお嬢様がいることは更に混乱を招くからだ。しかし主人公はどうしても力になりたくて丹波の手伝いを申し出て、どうにか手伝いは出来たものの、これからしばらくは来ないでほしいと言われてしまった。
主人公は奏嗣に市中の被害の酷さを訴え、配給や手伝いをするための兵を手配するよう訴えるが、兵を減らしてる時に革命軍が王宮を襲ってきたらどうすると言われ、反対された。
何もできない自分に歯がゆさを感じていると、なんと市中の中心人物だと言われる男が奏嗣に物資を分けてほしいと願い入れるために王宮にやってきていた。もしかして?という思いから主人公がその場所に向かうと、やはりそこには丹波がいた。頭を下げる丹波に駆け寄る主人公だったが「やはり王宮の方でしたか」とよそよそしく言われ、更に物資のことを断られて帰っていく丹波にしつこく話しかけるが、もう自分に関わるなと言われてしまうのだった。
その後、奏嗣の独裁政治にしびれを切らした革命軍が王宮に乗り込んでくるが、なんとそこのメンバーとして居たのが丹波だった。
そう、丹波や喫茶店のメンバーは皆、革命軍の仲間だったのだ。主人公が奏嗣の妹だと知り、政権交代のため奏嗣を没落させるために主人公を利用しようとしていた。そのため主人公はそのまま攫われてしまい、監禁。丹波丹波で今までの優しさは全部利用するための嘘だと言って主人公を脅したが、主人公はそれこそが嘘なのだと、丹波は本当は優しい人なのだと、信じるのをやめなかった。
そしてそこまでしてでも信じたいこの気持ちは恋なのだと、ようやく気づいたのだ。
しかし主人公が人質になったことを王宮に知らせても奏嗣は動きはしなかった。もちろん主人公は自分が兄からしたらただの駒だと思っているのでなんら不思議はなかったのだが、革命軍は焦って王宮に攻め込む事を決定する。そのために主人公に手引きをしてほしいと頼む丹波だったが、やはり兄を裏切ることはできないという気持ちと、丹波への気持ちで戸惑い涙を流した。その姿を見た丹波は主人公を抱き締め、ごめんと謝り、無理強いはしないと言ってくれた。
しかし丹波は市中での貧富の差の話や、高い税金の話など、たくさんの命が失われている事を話してくれた。その内容は想像していたよりもひどく、主人公の心は揺れる。そして、戦わずとも話し合いで兄を説得するべく決心した主人公は、丹波たちの手引きをすることにした。
丹波たち革命軍を隠し通路から奏嗣の部屋まで連れて行った主人公だったが、それを見ても奏嗣は驚かず、むしろ足を撃たれたにも関わらず無抵抗だった。それは革命を起こしてほしいかのごとく、奏嗣の決意が見て取れた。だからこそ革命はうまくいくはずだったのだが、革命軍の中でも無血で革命を起こすという計画に反対していた数名がなんと王宮に火をつけたのだ。そのせいで火に囲まれた主人公たちは、足の怪我をした奏嗣を抱え、みんなで王宮を脱出することにしたが、奏嗣だけ途中ではぐれてしまい、助けることができなかった。
翌日、王宮は全焼。革命は成功し、王宮に関わっていた人々は国外に追放された。奏嗣は何故か遺体が見つからなかったが、民衆には追放したことにされた。
これから先、丹波たち革命軍は代表として忙しくなる。しかし奏嗣の妹である主人公が生きていることがバレて仕舞えば、主人公の立場が危ない。それを危惧した丹波と革命軍のメンバーは、仲間になってほしいと言ってくれた。彼らはいつも喫茶店で主人公と触れ合い、主人公がとてもいい子だと分かっていたし、主人公の手引きがなければここまで成功はしなかったと、命の恩人だからと暖かく迎え入れてくれた。
そして民衆の前で丹波が革命を起こした事を発表。更に主人公の事も発表し、彼女の協力無しでは今回のことは成功しなかったと、自分たちの大切な仲間だから手を出したら許さないと宣言した。
その夜、成功を祝う革命軍の飲み会が開催された。主人公は丹波のお手伝いをする中、丹波が主人公のこれからを一生守りたいと言ってくれる。そして好きだと。同じ気持ちだと喜ぶ主人公と一緒に飲み会に参加すると、仲間たちに冷やかされ、ずっと我慢していたから許してほしいと丹波はみんなの前でキスをしてくれる。更に冷やかされる中、次にみんなの前でキスをするのは二人の結婚式だなと約束してくれるのだった。