元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

殺し屋とストロベリー「イズナ」ネタバレ

●イズナ(cv石川界人さん)
推定24歳、185センチ。
無愛想で口も悪いが真面目。喫茶月影でバリスタ兼料理担当。本業は殺し屋。





~ネタバレ~
(ハッピーエンド)
月影に保護され、ウェイトレスとして働くことになった主人公。そこで仕事内容を教えてくれるのが、イズナだった。
イズナは高身長で体格が良くウェイターのような見た目ではないし口も悪かったが、バリスタの腕は一流だし、料理も上手く、そして見た目に反してとても真面目。主人公に対してもぶっきらぼうで素っ気なかったが仕事としてやる事を教わる分には問題なかった。
しかしそんなイズナに対し、アモンは冷たいと言った。主人公のことはよく知らないアモンだが、無表情で心を殺し、声を失った少女を見れば、主人公に何があったかなんて想像できるもの。だからこそアモンは主人公に何かしてあげたいと、優しくするのが普通だと主張する。しかもここのマスターであるツキミは少し変わっているため、優しいけれど抜けているところがあるから、だからこそイズナがそこをフォローしてあげなければいけないのだと言った。
イズナはそれはわかっていた。けど、それでもイズナは主人公と距離を置きたかった。何故ならそれは、自分が殺し屋だから。
主人公にだけではなく優しくすれば仲が良くなり情が湧いてしまう。本当はとても人間らしくて優しい心があるイズナにとって、好きな人を殺すことは出来ないから。大切な人を作るということは、自殺行為だから。
実際にイズナには兄がいて同じ殺し屋をしていたが、イズナを守ったせいで死んでしまった過去があった。そんな兄を見て、自分はそうなってはいけないと後悔していた。
しかし主人公にとって、イズナの距離感は楽だった。今この瞬間も、もしかしたら実験の続きなのかもしれないという不安が拭えていないからだ。月影やツキミは居心地が良すぎて安心してしまう、このままあのひどい場所に戻らなくてもいいと思ってしまう、しかしそれでやっぱり戻る羽目になった時、絶対に辛くなってしまうから今の心地よい空間を更に心地よくするのが怖かったから。
しかし二人は言葉とは裏腹に、同じ時間を過ごすことが多すぎて自然と距離が近くなっていく。イズナは苦いコーヒーが苦手そうな主人公に甘いカフェラテを出してくれるようになった。その行為が、その優しさが、嬉しくて怖い。
更にアモンが主人公のために持ってきてくれたチェスをやることになり、ルールを知らない主人公にイズナが教えてくれることになった。仕事が終わってから主人公の部屋で教えてくれて、その時間はとても楽しかった。
そんな時を過ごしていればイズナの側が心地よくなって、イズナの側にいるのが楽しくなって、イズナが嬉しそうなら嬉しかった。そう感じていることをイズナ本人に伝えると「距離感を保ったほうがいい」と言うイズナ。しかしもうそれは遅いしズルイ。距離を置きたいなら何故カフェラテをくれたの、何故チェスを教えてくれたの、そうやって優しくしたイズナが悪い、だからもう一人にはなりたくない。全てを伝える主人公を見たイズナは決心し、主人公の事を一人にはしないと、自分の全てをかけて守ると約束した。
そしてこれからは24時間体制で護衛をすると言いイズナの部屋に住み込むことになった。
初めて過ごす二人の時間は思ったよりなんだかフワフワした。安心して心地よくてイズナの部屋でぐっすり眠る。対してイズナの方は意識してしまって寝れなかったという。なんだかフワフワしたと言うイズナは、主人公と同じ事を思っていた。それが風船みたいな二人だと笑うイズナの言葉に主人公はなんと、笑った。
営業時間になって月影で働く二人の間にもなんだか甘い空気は漂っていて、マツリが「風船」というワードを出した時に思わずイズナと目があって微笑んだ主人公。その笑顔を見たマツリやアモンにとても驚かれるが、主人公が「イズナとずっと一緒にいたい」という発言をした事で誤解されてイズナは二人に冷やかされるのだった。
そんな時、主人公はイズナの付き合いで外出することになった。イズナが前々から気になっていたと言う人気のカフェのコーヒーを飲みたかったのだが、そこは女性客が多く、イズナ一人では行けなく、況してやツキミと男二人でも行きたくなかったため主人公に付き添ってほしいと頼んだのだった。
もはや外なんて一年以上出ていない主人公は恐怖を感じるが、イズナは絶対守ると言ってくれて二人は外へ出ることになった。
カフェはとても混んでいて行列ができていた。しかし長時間並んでいてもイズナとの会話が楽しくて退屈せず、カフェで美味しいスイーツも堪能できた。ふと、恐怖を感じていた事を思い出し、今全然怖くないと思えるのはイズナのおかげなんだと胸が温かくなった。
しかしそんな幸せもつかの間、なんとデート中の二人が歩いている所に事故でトラックが突っ込んできてしまう。本当の事故なのか、事故と見せかけたなにかの仕業なのかは分からなかったが、イズナは体を張って主人公を庇ったため怪我を負ってしまった。
ツキミが近くで二人を見張っていたためイズナはすぐにクラマの元へ運ばれたが、肋骨の骨折と指が負傷し、意識がまだ戻らなかった。
ツキミに部屋に戻れと言われた主人公は、イズナが自分を庇って怪我したことが申し訳なくて涙を流す。苦しんでいる大切な人がいても声が出なくて助けを呼ぶこともできない自分に悲しくなった。しかし意識が戻ったイズナは自分の痛みなど二の次で主人公を探しに部屋に飛び込んできた。主人公に怪我はないかと抱きかかえんばかりに顔を覗き心配してくれた。主人公が泣いてるのを見て更に心配したが、どこも怪我がないと知ると心底安心してくれたのだった。
更に主人公がそばに居ないと不安になると言うイズナは怪我が酷いのに同じ部屋で寝ると言い張り、更に逃げないようにと主人公の手を掴んで床で寝ていた。無茶をしてでも主人公を心配し、縋り付くその姿は少し可愛くて安心できた。
その後、無茶をしたイズナはクラマに怒られて安静にすることを伝えられるが、何故かアモンが勝手に入ることが出来ない月影の奥のイズナの前に現れたことにより、アモンが裏で動き出したことを感じる。
なんと、アモンは「ある組織」のスパイだった。
ある組織とは裏を裏で牛耳る大きな組織。月影もその配下の元で働いてはいるものの、月影は殺しを受け持つ窓口であるため見方であるのか敵であるのかはハッキリしていないが、月影にとってある組織は邪魔なことはよくあった。そのためお互いが腹の探り合いであったので、アモンがある組織のスパイだとわかりつつも泳がしていたのだが、アモンが行動を起こし始めたのでついにアモンに揺さぶりをかける計画が実行された。
ツキミの元に来た依頼、ある組織の人間四人を暗殺すると言う依頼。それをわざと常連であるアモン、マツリ、長谷川に頼み、更にツキミが加わってそれぞれが一人ずつ狙撃で暗殺するということになった。アモンはある組織の人間であるためどういう行動に出るかの賭けであったが、当日、やはりアモンは行動を起こすことになる。
当日、主人公はマツリの狙撃の補佐をするためマツリと共にいた。イズナが怪我をしているため主人公を守れないので、マツリに主人公の護衛も任せるためだ。しかしそこにアモンが現れ、なんと主人公を攫ったのだ。主人公を抱えビルから飛び降り、そのままつれていくと言った。イズナが主人公を護ると言ったが現に怪我をして今守れていないから、自分が主人公を守ると言うアモン。しかしその時主人公の後ろから放たれた銃弾がアモンに当たり、アモンは倒れた。振り返ればそこには銃を構えるイズナがいた。
重症のまま驚くアモン。イズナは肋骨を骨折しているため銃を使うと肋骨は粉砕されると予想されていたからだ。しかしイズナは「お前のヒーローごっこにこいつを巻き込むな」と言いアモンを追い詰める。アモンが正義というものに拘り、その対象を主人公にしたことが何故なのかは分からなかったが、アモンは負けを認め虫の息のまま倒れた。
しかしマツリが知ってる医者の所にアモンを連れて行くといい、絶対に死なせないからといった。今アモンが死ねばきっと二人が一生辛さを抱えてしまうと思ったマツリの思いやりだった。
そしてアモンをマツリに任せた二人は月影へと急ぐがイズナが痛みに苦しみ座り込んでしまう。やはり銃を使ったことで肋骨が更に酷い状態になってしまっていたのだ。主人公は何故そこまでして来たのかと、他の人に任せればよかったのにと心配するとイズナは「好きな女を護るのを、他のやつになんか任せられるか」と言う。そして「お前が好きだ」と言ってくれたのだ。
嬉しくて泣く主人公に、痛みがなければ抱きしめてキスするのにと笑うイズナ。怪我が完治したら絶対にキスしてやるからと宣言してくれるのだった。
それから一ヶ月が経った。
二人は月影から離れた普通のマンションで二人で暮らしていた。イズナが無理をして肋骨を粉砕してしまったため殺し屋も喫茶店も出来ないからと、ツキミが配慮してくれたからだ。今はゆっくり療養し、ツキミがたまに頼んでくるスイーツの店でスイーツを買って持っていくという仕事をするくらい。そして今日もツキミに頼まれたケーキを買いに、二人で並ぶ約束をしている。
コーヒーをいれる主人公の後ろからイズナが呼ぶ声がして振り返ると、抱きしめられてキスをされた。昨日クラマ先生の所に行ったら完治を認められたので、宣言通りにキスをしたと言うイズナ。真っ赤になる主人公を可愛いと言ってまたキスをする。
ツキミはこのままイズナに表の世界に戻ってもいいと言ってくれたそうだ。けれどまだイズナも主人公もこの先をどう生きていいかが決められない。だからとりあえず半年、二人でゆっくり決めていきたいと思ったイズナは「半年めいっぱいイチャイチャしよう」と微笑んでくれる。その逞しい腕に抱かれ、ようやく二人は幸せをつかんだのだった。