元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

殺し屋とストロベリー「ツキミ」ネタバレ

●ツキミ(cv田丸篤志さん)
推定26歳前後、176センチ。
喫茶月影のマスター兼スイーツ担当。いつもニコニコしていて優しく、穏やかで滅多に怒らない。天然。
しかし本業は殺し屋であるため、その接し方は計算であるかは謎。



~ネタバレ~
(ハッピーエンド)
月影のマスターであるツキミ。主人公がここに連れられた理由を教えてくれた存在であり、今頼ることができる少ない存在のうちの一人であった。
そんなツキミは最初からずっと優しい男だった。いつもニコニコしていて、言葉遣いも優しく、他人である主人公に対して「言いたいことを言っていい」「甘えていい」と言ってくれる人。喫茶店の中ではいつも面倒を見てくれるのはイズナであったが、そのイズナの上に立つマスターという存在であるツキミは、やはりなんでも出来る男なのだろうと思っていた。
しかしそんなツキミに優しくされ続けるととても辛かった。今まで受けていた酷い実験、あの頃はいつも何も考えないようにしていたから、優しくされて甘えた時に「これも違った実験でした」と施設に戻されるのではないかと怖かった。優しさに慣れてしまってから施設に戻ったらきっと、もう耐えられなくなってしまうから。
そんな警戒で辛くなってツキミを避けてしまう主人公。しかしツキミはそれでも主人公に優しくて、あえて自分から主人公のそばにいないよう配慮をしたりしていた。そんなツキミを見ていると、やっぱりもう少し信用していいのかもしれないと思え始めた。
避けていたことを謝り、少しだけツキミに近づくことを決めた主人公に、ツキミはスイーツのリクエストを聞いたり、主人公がこの家に来るのを知った時に前もって買っていたという服をプレゼントしてくれたりした。ツキミの趣味はかなりの少女趣味であり、ツキミが持ってきた大量の服は全てお人形さんが着るようなフリフリだったりロリータのようなものだった。けれどそんなツキミの優しさが嬉しくて貰った服を着てツキミに見せに行き、「嬉しかったから見て欲しかった」と伝えるとツキミは頬を赤らめとても喜んでくれた。
そんな風に一緒の時間が増えると主人公はツキミがそばにいないのが寂しいと感じるようになってしまう。だから仕事の後に何も用事がないのに洗濯をするふりをしてツキミの元へ訪れたりした。ツキミが主人公の異変に気付いてどうしたのかと尋ねるから正直に「寂しくてツキミに会いにきた」と伝えるとツキミは頬を赤らめ言葉をなくした。
そして、言う。自分はあなたに好意を持ち始めていると。
殺し屋であるツキミが大切な人を作るにはリスクがいる。だからこそ、嫌だったら逃げられなくなる前に好意を断ち切ってほしいと言うツキミ。今まで恋をしたことがない主人公はその言葉に戸惑った。
しかしツキミが好意を持ったのは最近。それなのに完璧な殺し屋であるツキミは好意を持つ前から主人公に優しくしていたのがおかしいと感じた。アモンに、プロである殺し屋のツキミが恋をされるのもするのもおかしいと言われたからだ。彼らのような人々はあえて人とうまく距離を取るからだ。常に優しく、けれど本気にならない程度に。
だからこそ主人公はその疑問をツキミ本人に問いただしてみることにした。するとツキミは本当の事を話すと言い、二人きりで話したいからデートをしようと言ったのだった。
デートは主人公の服に合わせた靴を買ってくれて、ランチをしたりと楽しいものだったが、ゆっくりできる公園のベンチに辿り着くとついにツキミは主人公に最初から優しいワケを話し始める。
実はなんと、一年と少し前に主人公はツキミに殺されるターゲットだったという。普通の女子高生であった主人公を殺すことが仕事だったが、わけがあってツキミは主人公を殺すことができなく、仕事を失敗してしまう。殺し屋をしていて「殺せない」という相手が初めてだったため主人公の事が気になって調べるとなんと主人公はとある施設で実験材料として扱われ酷い生活を強いられ、そして心のない人形のようなものになってしまっていた。
あんな姿になったのは、殺してあげられなかった自分のせいだ。
そう思ったツキミに主人公を連れ出してほしいという今回の仕事が入った時、ツキミは今度こそ主人公のために何かがしたいと思った。だから主人公を迎える前から洋服を用意したり、優しくしたり、笑顔にしてあげたいと思っていたのだった。
それがツキミが主人公に優しい理由だったが、それを聞いた主人公は、殺されそうになっていた相手だとかツキミが殺さなかったから施設に行っただとか、そんなものはもうどうでもよかった。心が壊れ考える事がまだ上手くできない自分が今願うのはこのことだけ、もう施設に戻りたくない、ツキミのそばにいたい、それだけ。
だからこそ主人公はツキミに言った。もうあそこには戻りたくないと。ツキミが優しくするのが悪いから、戻りたくなくなってしまったと。だから責任を取って、もし自分が施設に戻されそうになったら「私を殺して」と言ったのだった。
その言葉で、ツキミは想いが止められなくなる。なんのために人を殺しているのかわからなくて、罪の意識を殺しながら殺すツキミに「殺しの意味」をくれた主人公。殺してほしいという言葉は自分を認めてくれる最上級の愛だから、だからツキミはもう主人公を離せなくなったと、愛してしまったと抱きしめたのだった。
二人は恋人同士になり、ツキミは次の仕事を終えたらもう殺し屋をやめると言った。もう次の仕事は決まっており、その内容は「ある組織」と呼ばれている裏を牛耳っている組織の人間の暗殺であった。そしてその暗殺計画である仕事は、いつもの常連であるアモン、マツリ、長谷川と共に行うことになり、狙撃での暗殺のためそれぞれがペアで行動することになる。そしてツキミは自分のペアに、主人公を選んだ。
今までツキミが殺し屋と分かっていても本当に殺した場面を見たことのない主人公にとって、それは最初で最後の仕事の姿になったのだが、主人公をそこに連れてきた理由としては側にいるのが一番安全であるからという事と、ある組織が主人公とつながっていることにあった。そう、主人公に実験を行なっていた施設は「ある組織」が行なっている実験施設だったのだ。
しかし無事暗殺を終えると何故かマツリがツキミを襲ってきた。それは確実に殺そうとしている本気の行為でありツキミと主人公は困惑するが、マツリは何故か主人公をツキミには渡さないためだと言った。裏に何があるのか、マツリが主人公にとって何者なのか、それは何もわからなかったがマツリは何故か主人公には幸せになってほしいと願っているようで、ツキミという裏稼業の男と一緒にいても幸せにはなれないと思っていた。
しかし主人公はツキミがいなければ幸せにはなれないと言い、自分の最期の瞬間にツキミが側にいてほしいから自分より先にツキミを殺さないでほしいとスマホに打ってマツリに示す。するとマツリは諦めたようにして、戦うことをやめ、二人を流してくれた。
わけがわからないがとりあえず助かったツキミは、さっきマツリになんて言ったのかと聞く。主人公は正直に、最後の瞬間にツキミにそばにいてほしいと言ったことを言うと、感極まったツキミは主人公に熱いキスをした。
その後、何日かが経った。
殺し屋をやめたツキミは新たな店を買った。そしてそこは主人公と二人でやっていく喫茶店をオープンするという。二階は自宅になっており、二人で一緒に住む予定だ。
まだまだゴチャゴチャしている店内に足を踏み入れた二人は、ここから二人の生活をスタートするのだと幸せな気持ちになる。初めて幸せを感じるツキミは主人公にまたキスをする。そして最期の一瞬まで必ずそばにいますと誓ってくれたのだった。