元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

スチームプリズン~七つの美徳~「ウルリク・フェリエ」

●ウルリク・フェリエ(cv高塚智人さん)
年齢18歳/168cm
【キャラクターテーマ:賢明 Prudence】

下界出身の神出鬼没な情報屋。
エルトクリードとは腐れ縁らしく、個人的に依頼されることが多い。
飄々とした性格で皮肉屋。ある理由から上界出身者を嫌っている。





~ネタバレ~
(ベストエンド)
保護地区で仕事先がなく困っているところに、仕事を持ってきてくれたのがウルリク・フェリエだった。
保護地区ではなく下界に住むウルリクは口が悪い情報屋。雇い主であるエルトクリードが主人公を自分の護衛に雇いたいため、ウルリクに主人公を連れて来いと依頼したのだった。
下界の中の一つであるリベラリタスと呼ばれる地区はエルトクリードが代表として統治している地区だった。裕福な家に生まれたエルトクリードは銀行の頭取もしており、常に誰かに命を狙われているため主人公に守って欲しいということだった。以前主人公が一度下界に来た時にザクセンとの決闘を見て、主人公の騎士のような強さと美しさに一目惚れし、エルトクリードは主人公を「騎士様」と呼んだ。
他に仕事もなく行くあてもなかった主人公はエルトクリードの護衛になることを決意。真面目で馬鹿正直である主人公は、エルトクリードに跪き忠誠を誓った。そんな純粋な主人公に、エルトクリードは益々気に入った様子だったが、ウルリクは主人公を嫌っていた。
理由は、上界出身だから。ウルリクは上界の者を何故か毛嫌いしていた。そのため主人公がエルトクリードの屋敷で暮らすようになって何度も顔を合わせるが、ウルリクはいつも主人公に意地悪なことを言った。ハッキリしていてズバズバと嫌なことを言ってくるウルリク。そんな彼に対し失礼だと思いつつも、主人であるエルトクリードがウルリクを信頼し、そしてウルリクと仲良くしてほしいと言ったため、主人公はウルリクを信じようと思った。
今日も嫌味をたくさん言うウルリクに「ウルリクさんを信じようと思う」と言うと驚くウルリクだったが、その真っ直ぐな主人公の心に、ウルリクの心もわずかに変わっていることに気づいていた。
ウルリクの性格が悪い理由、それは人を信用出来ないことにあった。ウルリクは昔母親と二人で暮らしていたが、母親が亡くなってしまい一人になった。しかし死んだと言われていた父親が生きていると知り、父親を尋ねたところなんと父親が裏切り実の子であるウルリクを売ったのだった。そしてそのまま父親は逃げた。そんな過去を持つウルリクだからこそ人を信用出来なかった。
更にウルリクには裏で通ずる存在があった。それは「ラファール」という組織のボスをする「バイス・ガヴィーゼル」という存在だった。ラファールとは上界を憎み、上界をぶち壊すと言う野望を掲げている組織で、そのボスであるバイスはウルリクの「フェリエ家」の存在を崇めていた。
フェリエ家はかつて下界が大洪水に飲まれた際生き残った数少ない家柄で、しかも災害の後に沢山の発明をし、下界を支えてきた家だった。そして銃を発明したのもフェリエ。なのに資金を出したヴァーレンティン家が銃の始祖であると周りは思い、それを好いていないのがバイスたちだった。そのため、フェリエ家の血を引くウルリクを「始祖様」と崇めていた。
ウルリクは人とつるむのは好きではなかったが、バイス達にちやほやされるのは悪い気はしていなかった。それに反乱を起こすと言いながらも、ただ集まって楽しく飲んで愚痴を言っているだけの組織だと思っていたため、実際は放っておいてもいいと思っていた。
しかし上界を嫌っているバイス達の耳に、ウルリクが上界出身である主人公と親しいということがばれてしまう。そのためバイス達は主人公を襲い、死体を捨てる場所に監禁までした。ウルリクが異変に気付き主人公を助けたものの、このことはエルトクリードには話さないでほしいと主人公に頼んだ。ウルリクはエルトクリードバイスも少なからず大切な存在だから、もめてほしくなかったのだ。
主人公はウルリクのために、今回のことをエルトクリードには話さなかった。その事実を知ったウルリクは約束を守ってくれた主人公に感動し、主人公のことなら信頼してもいいのだと思え始めた。
それからというものウルリクは以前より優しくなった。ぶっきらぼうな口調だけど主人公を心配してくれたり、デートをして大切な本を貸してくれたりもした。徐々に近くなっていく二人の距離に、二人は心地よかった。
しかしそれを見て黙っていられないバイスは、また主人公を拉致し、ウルリクを脅した。それはエルトクリードの屋敷からとある鍵を盗んで来なければ主人公を殺すというものだった。その鍵は昔から代々フェリエ家とヴァーレンティン家で伝わるもので、その鍵を使うと上界へ続く塔に地震を起こし破壊できるものだった。
エルトクリードを裏切りたくないウルリクだったが、もはや主人公は大切な存在で、失いたくなかった。だから決意し、鍵を盗むことにしたが、エルトクリードはそんなウルリクの気持ちを分かっているようで鍵を預けてくれたのだった。
そしてバイスに鍵を渡すことになったのだが、やはりバイスはすぐに地震を起こした。しかも今度はウルリクに銃を向け、お前は用済みだと言った。今までちやほやしていたのは演技であり、お前なんか大嫌いだったと言うバイス。そして引き金を引くのだったが、なんと主人公がウルリクを庇い撃たれてしまう。しかしそこにエルトクリードが現れ、バイスを撃ち、なんとか二人は助かった。しかも地震を起こす装置が壊れてしまい地震を止められないとウルリクが焦ると、エルトクリードはウルリクが知らなかったもう一つの鍵を出した。それはフェリエ家がもし暴走した時に止めて欲しいと言うフェリエの先祖の願いからエルトクリード家に託されたものだった。
そしてエルトクリードは言う。フェリエ家が上界を憎む理由は、洪水の際フェリエ家が裏切られて上界に連れて行ってもらえなかったからだと思われていたが、本当はフェリエ家の祖先が家族を捨てられなくて自ら下界に残っていたため本当は憎むべきではないのだと。
主人公と出会い、上界や下界という観念が無くなっていたウルリクにその言葉はストンと落ちたのだった。
そして主人公もまたその言葉に安心し、気を失ってしまった。
エンドロール後は、撃たれ気を失った主人公が3日も目を覚まさず心配するウルリク。漸く目が覚めた主人公を散歩に連れ、そしてずっと言いたかった気持ちを話してくれる。恋とかわかんないけどあんたのことなら好きになれる気がする、と言うウルリクに「結局好きなのか?好きになれそうなのか?」と尋ねる主人公。顔を赤くしてまた文句を言うウルリクだったが、これが答えだと主人公にキスをした。そして、好きだよと言葉をくれたのだった。

(バットエンド~フェリエ)
↑のルートの最後にバイスに主人公が撃たれたところから分岐。
主人公は撃たれながらもバイスに立ち向かい、そしてウルリクが短剣でバイスを殺した。バイスのことを少しでも信じていた自分がいたため、バイスの裏切りにウルリクの心は傷ついた。しかも地震は止められず、部屋に大量の水があふれ、二人は出られなくなる。更に主人公は撃たれた傷から出血し、なんと死んでしまった。
動かなくなった主人公を抱え、泣き崩れるウルリク。自分の存在はなんのためにあったのかとただ、叫んだ。
エンドロール後は、何故かウルリクの先祖の名を呼ぶユネのシーンで終わる。