元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

放課後colorful step~ぶんかぶ!~「芦澤 伊織」

●芦澤 伊織/アシザワ イオリ(cv浪川大輔さん)
演劇部二年生、180センチ。
容姿端麗でお金持ちの有名人。更に優しくて穏やかなので学園のアイドル的存在。主人公の隣の席の人。







~ネタバレ~
鴇和学園に入り、一番最初に親切にしてくれたのが隣の席の芦澤伊織という人物だった。
伊織は老舗料亭などを沢山持つ家の御曹司で、優しくてかっこよくてみんなの人気者。分からないことが多い主人公に対しても、親切に色んなことを教えてくれた。
そんな伊織が所属する演劇部に惹かれて入部することになったが、相変わらず伊織は優しく、職人が作ったというお弁当を分けてくれたり、授業中の分からないところをカバーしてくれたり、なにかと気が利き主人公もとても助かっていたし、何より本当にいい人で素敵な人だと感じていた。
しかし演劇部にも慣れてきた頃、部室で小さなペンダントを拾った。そのペンダントのロケットには女の人の写真が入っていた。演劇の小道具か何かと思い不思議がっているとそこに、血相を変えた伊織が飛び込んで来た。しかもなんと見たこともないような冷たい顔と、聞いたこともないような低い声で「それは見なかったことにしろ」と主人公を脅してきたのだった。
今までと全く違う態度の伊織に圧倒され、誰にも言わない約束をした主人公だったが、その後も伊織に対してどう接していいかわからなくなった。
伊織はみんなの前では今までどおりの優しい王子様のように主人公に話しかけてきたが、二人きりになると一変、一人称は「僕」から「俺」に変わるし、言葉遣いも変わり、笑顔も消え、冷たい態度になっていた。しかしそんな冷たい態度とは裏腹に、言い方はきつくてもなんだかんだサポートはしてくれていたため、主人公は彼を嫌いにはなれなかった。
そんな頃、部長の雛山が学園祭である鴇和祭で演劇部の舞台をやると発表。更になんと、伊織と主人公の二人での劇をやると言うのだ。全く経験のなかった主人公だが、引っ込み思案の自分を変えたくて演劇部に入ったため、やりたいと決意した。それに対して伊織は「やるからには足を引っ張らないで精一杯やれ」と言った。
次の日から伊織の言葉のように主人公は精一杯頑張った。なので二人の演技は台本通りのスムーズな演技だった。しかし惹かれ合う騎士と姫の設定の雰囲気には、到底なれてなかった。その理由は、二人には信頼関係が無いから。雛山はそう言い、二人は親交を深めるべきだと、恋人ごっこをやれと言い出した。
デートをすることになり二人で出かけるものの、伊織はただ単に完璧なデートをすればいいと、お金にものをいわせた完璧なプランを練ってきた。主人公はそれでも伊織とデートできたことに純粋に楽しいと思ったが、伊織の方は義務的で何が信頼関係につながるかなどわからず、冷めきっていた。その態度についに苛立つ主人公は伊織に「お互いを思いやる気持ちがなければ信頼関係は築けない」と言った。すると伊織は「だったら君が考えたデートで満足させてよ」と言ったため、主人公はなんと伊織に手料理を食べさせることにしたのだ。
一人暮らしの伊織のマンションで、主人公は一生懸命オムライスを作った。慣れないキッチンで少し失敗をし、見た目が悪くなったけど頑張って作ったオムライス。伊織の目の前に出すと文句を言いながらも、結局完食してくれたのだった。
その後は伊織がオススメのDVDをみせてくれ、更に紅茶を入れてくれる。フカフカのソファーで並んで座ると、主人公はなんだか気持ちよくてウトウトし始めてしまう。すると伊織は、そのままでいいから聞いてほしいと、伊織の本当の気持ちを話してくれた。
あの時見られたロケットの写真、それは自分の産みの母の写真だという話。けれどそれは「多分」で、父親はとても女好きで沢山の女と関係があった。正妻はしょっちゅう変わるし、あの家にはみんな母親が違う兄弟が沢山いて暮らしてること。そんな中で育ち、求められるままの忠実な芦澤伊織を演じて暮らしていること。そして小さい頃から舌を慣らすために高級な物しか食べさせてもらえず、自分だけに作ってくれた温かい料理に憧れていたこと。
主人公が自分のために作ってくれた不格好なオムライス、それがとても嬉しかったから、伊織はなんだか素直になれた。
その後、二人は少し距離が縮まった気がした。演技もとてもよくなり、ついに鴇和祭の当日になった。しかし直前で照明が倒れ主人公にぶつかりそうになるが、それを庇った伊織が足を怪我してしまうが、無理をしてでも舞台をやりたいと言う伊織は今までの冷めた伊織なんかじゃなかった。
最後の舞台で二人は本当の姫と騎士のように、お互いを想いあっているようだった。最後に伊織が主人公の笑顔を見たときにでたアドリブの「愛している」というセリフで、舞台は成功に終わった‥。
エンドロール後は、あの鴇和祭からしばらく経った演劇部。
あの舞台が成功し、雛山は色んなところで公演をしてほしいという声をもらってるという。そして伊織はあの演技で演じることの楽しさを更に実感し、なんと本格的に役者になることに決意し、そして有名なオーディションの主役の座をゲットした。合格の報告を一番先に主人公に話したいという伊織は、あの時の舞台に主人公を誘う。そしてあの時の騎士の台詞をもう一度いう、あれは本音だったと、君のことが好きだと。好きだと気付いてから沢山意地悪をしてしまった子供みたいな自分だけど、これからはなるべく意地悪をしないようにすると言うと主人公は「そのままの伊織君が、好き」と答えたため伊織は初めて自分自身を認めてもらえたことに、喜びを感じ、主人公を強く強く抱きしめてくれたのだった。