元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

ノルン+ノネット ラストイーラ「加賀見 一月」

●加賀見 一月/カガミ イツキ(cv遊佐浩二さん)
23歳、184センチ。
色街で育ち、女性を翻弄する事に長けている。遊び人で軽薄だが、本心をうまく隠している。人の夢を操れる能力を持つ。





~ネタバレ~

「フーガ」
夢見の能力を持つが故に船に乗ることになった一月。しかも同じチームになったのは公家の御曹司である二人。一人は絵に描いたような王子様の朔也、そしてもう一人は美しく高飛車で結界の能力を持った主人公だった。
幼馴染である二人はどう見てもお互いを大事にしてるのに、何故かまだ恋人ではないようだった。主人公は相変わらず色街育ちの一月を見下しているのか冷たかったし、苦手な相手だったが、幼馴染二人がめんどうなことになっているならくっつけてやろうと何故か動いていた。
しかし内部犯がいると分かり、一月をペアに選んだのは主人公だった。てっきり朔也を選ぶと思っていたのに。それから主人公と二人でいることが多くなると、主人公の態度に苛立ちは増すばかりだったが、触れれば触れるほど気づいてしまう、主人公はとても優しい子だと。
プライド高く弱みを見せないのは、みんなを守るため。力を持つ自分が弱くなれば周りが不安がるのを心配してたった一人で耐えている。そんな弱さを見たら愛しさがこみ上げた。
愛しく思えば好きになるのは簡単で、意地っ張りで強がりで頑張り屋で純粋な主人公が可愛くて仕方なかった。しかもずっと勘違いしていたが、主人公は朔也を本当に好きなのではなく、自分を好きだと知る。知ってしまえば守りたいと強く思う。
しかしそれが原因で、未来が変わってしまう。
なんと朔也の能力は未来を視ることが出来た。そのため幼い頃に自分が主人公を守って死ぬ未来を見ていたが、なんと主人公の大切な人が一月に変わってしまったため、一月が死ぬという未来になってしまう。
しかも夢見の力を使っていたらロンが内部犯だと気づいてしまい、一月は殺されそうになるが、炎の能力者を探す事を条件に殺されずに済む。
朔也はそれを逆手に取り、もう一つ見た未来である、ロンが爆弾を仕掛け船を壊す計画を覆す策に出ようと話す。それは、能力者たちが死なない場所に爆弾を変える代わりに、ロンに能力を譲るという条件を出す事だった。一月は姉から能力を貰っているため能力の受け渡し方を知っていたので夢見の力を渡すといったが、ロンは結界の能力が欲しいといった。悩んだ挙句、一月は自らの死を覚悟しつつも、主人公に告白し、一晩愛し合ったのち主人公の結界の能力を奪い、ロンに渡した。
その後爆弾はたしかに能力者を殺すほどの威力がない場所に仕掛けられたが、船が墜落した際に一月だけ大怪我を負ってしまった。
意識を失い目が覚めた時、主人公に結界の能力を奪ったことの全てを話すと、主人公は嬉し涙を流した。もう、普通の女の子として生きられると。
ロンは結局約束を破り一月を殺そうとしてきたため、一月と主人公は世界から逃げることにした。船から脱出し、森を抜け、街で二人きりで暮らすことにした。
結局、世界は逃亡した二人を追ってこなかった。今は結婚式をあげるために節約しながら二人で暮らしている。ずっと欲しかった家族、そうなってくれた主人公の事を愛していると思いながら、ずっと幸せに一緒にいようと約束した。

「コンチェルト」
一月と二人、船から逃亡した主人公。あれから2ヶ月が経っていたが世界に追われる事も無く、その気配すらなかったため、居を構え穏やかに暮らしていた。
元々口が上手く勉強熱心だった一月は、私塾の講師という仕事をしていた。以前は女性を口説くのが得意で上辺で語る一月だったが、子供相手にしている講師は思いのほか似合っていて、教える姿はむしろかっこいいほど。
しかも二人で暮らしてからというもの、相変わらず一月は優しいままで、むしろ以前より更に甘くなった気もする。仕事帰りに寄り道など一切せず、いつも抱きしめて甘いセリフを吐き、可愛がってくれていた。
主人公は主人公で、愛する一月のために家事を完璧にこなしていた。むしろ今まで修行があったため、普通の女の子になると時間を持て余すほどに幸せだった。
そんな頃、主人公の夢に一月の姉の「和葉」が、出てきたのだ。和葉は死んでいるのだが夢見の力が強いせいなのか力を使って主人公の夢に入り込んだ。最初は恐れていた主人公だったが、和葉が生前好きだった人がいて、その人に気持ちを伝えられなかったことに未練があることを知る。
夢を見させ高い金をとる仕事をやらされていた和葉に、夢を欲しがらず自分をただの女の子として見てくれていた人、それが和葉の好きな人。
しかしその人が和葉に近づいたのは「世界」の人間だったから。だからきっと伝えたとしても結ばれないことは分かってて、伝えられなかった。
主人公は一月に和葉の墓参りに行きたいと言い、墓を訪れる。するとそこにはあの、和葉の想い人である人物がおり、墓参りをしていた。夢を介して和葉は主人公の頭に語りかける、気持ちを伝えて欲しいと。主人公はその男に、和葉がずっと貴方を好きだったと伝えた。男はその言葉に対し、あの頃和葉の気持ちに気づくことは出来なかったという、そう、それは結局世界に縛られているから。和葉が自分を愛していることが世界にばれてしまえば、力が強い和葉が利用されるのは明白だったから。
男は、和葉の気持ちに気付いていた。そして亡くなった今もこうやって墓に手を合わせている。そして、和葉を想うからこそ弟である一月が世界から逃げているのに追っ手が来ないようにしむけてくれている。和葉の想いはちゃんと伝わっていたのだ。
男が去って、一月は墓に手を合わす。知らないうちに主人公が姉の話し相手になってくれていたことに、胸を打たれながら、俺の好きになった人は素敵な人でしょう?と話しかけながら。
それ以降現れなくなった和葉だったが、和葉のおかげでまた二人の絆は一層強くなった気がした。
それから一月は主人公の親に挨拶しに行くと言い出した。やはり結婚するならこのままには出来ないという誠実さに、主人公の心は喜びに溢れた。しかし真っ向からあの家に行ったところでどうなるかわからない。むしろ離れ離れにされてしまうかもしれない。そんな心配をしているとなんと、能力を世界に返し政界で活躍しているという駆が二人の前に現れ、更に平士をつれてきてくれた。二人との再会に喜ぶが、なんと駆がつれてきたのはもう一人いた。
それは、朔也だった。
駆は主人公の久我の家にただ行くだけでは納得されないと思い、それならば久我家に信用がある朔也に仲介人になってもらえばスムーズに話がうまく行くのではと考えた。しかし朔也は仲介人になる代わりに一月に試練を与えると言った。
それは主人公の夫となるに相応しいかのテストだと言う。主人公はそんなのおかしいと反対したが、一月は朔也に認めてもらいたいがためにやると答えた。
それからというもの、沢山のテストが行われた。その内容は変な質問の調査や、何キロも走るという過酷なものもあり、主人公は止めようとしたが一月はやりたいんだと言って頑張った。
漸くテストが終わると、駆は本当のことを話してくれた。実は朔也はもう先に久我家に行って主人公と一月の結婚を認めてもらえるようお願いしてくれていたこと。しかし猛反対され、主人公の両親が言う結婚相手の条件を満たしていれば認めてもらえるだろうと思い、その条件と同じ内容のテストを一月にやらせていたのだった。そしてクリアした今、それを見せにまた久我家に行ってくれていた。
朔也の優しさと、ついに朔也本人が一月を認めてくれたことに一月は喜んだが、やはり両親はまだ反対してると言う。しかし一月はあきらめず、直接主人公と二人で家に乗り込んだ。
結果はやはり猛反対。主人公の父は主人公をぶとうとして手を上げたし、それを庇って一月が殴られ血を流した。けれど諦めずいかに主人公を想っていることを話し、主人公もまた一月を心から信頼しているから言い返したい口を噤んで一月を支えた。すると祖父が二人の前に現れ、主人公が今まで能力に縛られ普通の女の子として暮らせなかったことを可哀想だと思っていたことを話してくれ、孫を解放してくれてありがとうと「結婚おめでとう」という言葉をくれたのだった。
両親に認められるのはもう少し時間がかかると思われたが、祖父に認められたことに主人公は涙を流して喜んだ。
帰り道、涙が止まらない主人公を慰めたくて、ずっと密かに探していた婚約指輪を取り出した一月。主人公に似合う指輪を内緒でずっと探してくれていたのだ。そして薬指にはめ、結婚してくださいとプロポーズをくれる。その言葉に、涙はもっと止まらなくなるほど幸せだった。
その後はあっという間に時が過ぎ、二人の結婚式が行われる。一月が希望した神前式。白無垢を着る主人公に、相変わらず止まらない褒め言葉を何度もくれる一月。袴姿の一月もまたかっこよくて、主人公は幸せに微笑む。
朔也はウェディングドレス姿とタキシード姿の二人の絵をプレゼントしてくれた。その絵の二人はとても幸せそうに笑っており、朔也が本当に認めてくれたんだと思えた。その絵を眺めながら、ここからがまたスタートなんだと言う一月に、ずっと一緒にいようと約束する主人公は、とても幸せだった。