元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

真紅の焔「霧隠 才蔵」

●霧隠 才蔵/キリガクレ サイゾウ(cv興津和幸さん)
伊賀忍。とある理由で旅をしていたが、途中信繁と佐助に勝負を挑み、負けてからは信繁の真田忍として働くことになった。武士として名をあげたいと思っている。女好きなのか手が早い。





~ネタバレ~
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真田丸が出来ようとしている頃、主人公は霧隠才蔵へのイメージが変わっていた。
なんといっても出会い頭から「自分の元でくノ一として働け」と命令してきた存在であり、他の真田忍達と違って唯一自分を女として見て、隙あらば手を出そうとしてきた人物。そんな才蔵に困り果てていたのになんだかんだと彼は味方をしてくれていたし、何より物凄く強くて、そしてそっけない態度の裏には信繁への信頼も見て取れた。主人公の実力も認めてくれて背中を預けてくれたし、危なくなると盾になって守ってくれていた。
そんな才蔵と過ごすうちに口癖のような「俺のくノ一になれ」という言葉や「俺に惚れたか」という言葉も流す事を覚え、むしろ打ち解けているようだった。
そんな時、真田丸を壊そうとやってきたのは鬼火衆の一人の、融仙院。煙管をふかし、刀を使う融仙院は主人公と才蔵が任されていた見回りの場所へと現れる。融仙院の力はとても強く、その太刀筋を見て才蔵はピンときていた。融仙院の正体は、石川五右衛門だということに。
才蔵は元伊賀忍者。師匠は百地三太夫という男だったが、師匠には石川五右衛門という弟子がいた。しかしその五右衛門は師匠の技である「現身の術」という技を盗み、更に師匠に「十年殺し」という技をかけ殺していた。そのため才蔵は師匠の仇を討つために伊賀の里を出され、ずっと五右衛門を探していたが、数年前に五右衛門が大坂城に盗みに入り捕まり、死刑にされていたため仇を討てず里にも戻れなくなっていた。
そして今鬼火衆として蘇った五右衛門もとい、融仙院。仇を目の前にして全力を尽くすものの、融仙院の使う現身の術で沢山技を使えるため圧倒的に勝てなかった。もはやボロボロになり立つこともできないくらい負傷する才蔵だったが、融仙院がここにきたのは囮であり、本当の目的は徳川軍が真っ向から真田丸を狙っているのを撹乱するためだといい去っていく。才蔵はこのことをいち早く信繁に伝えねばならないと無理をするが動けない。絶対に行かなければならないという才蔵が痛々しくて、ついに主人公は才蔵の輪に介入すれば傷が治るかもしれないと提案した。しかしそれはどんな反動があるかわからない。しかし才蔵は迷うことなくやって欲しいといった。
主人公が輪を動かすと才蔵の傷はみるみる塞がった。更に特殊能力として、異様な回復力と身体能力を得た。それを活かし信繁に例の事を伝えると、ついに戦が始まった。
ずっとこの日を夢見ていた才蔵。武士として名を上げるため、戦地の最前線で名を名乗り、力を大いにふるった。
結果、豊臣軍は勝利。徳川は多大な被害を受け戦は停滞に入った。
信繁たちの活躍でこの勝利を得たため秀頼から真田忍の名を「真田十勇士」と名付けられ名誉を与えられた。
しかし黙っていない徳川は今度は毎日沢山の大砲を打ち込んできた。その大砲が淀の方の侍女数名に当たり死んでしまったため、恐れた淀の方はなんと徳川との和議を結ぶと言い出したのだった。
結局抗ってもどうにもならず豊臣と徳川は講和を結んだ。更に条件としてお堀と真田丸と一の丸二の丸を破壊する事を命じられ、結局大坂城は丸裸の状態になってしまった。
いつ裏切るかわからない徳川軍が攻めてくるか、それを呆れながらも力を使えずに燻っている十勇士たちはやきもきしていた。それは才蔵も同じこと。ただでさえ仇を見つけたというのに倒せない状況にイライラし、わざと戦さを始めるようにしむけようとするが、主人公や佐助に止められどうにか収まる。しかしそれが十勇士たちにバレてしまい、才蔵は腫れ物扱いになり、信繁が家康との密談に行く際も謹慎となってしまった。
しかし才蔵は謹慎にも関わらずまた信繁たちを追ってしまう。その密談はきっと信繁の暗殺を企てているとう勘と、融仙院がくる気がして。主人公は止めようとするが、なんと才蔵の思った通り融仙院が現れた。信繁の元へは行かせまいと才蔵は融仙院に挑む。しかし融仙院は白蓮が使う奇門式の術と、主人公が使う輪の六壬式の術を使えば幻の太乙式の術が完成するため、それを貰えるなら信繁も殺さないという。だから主人公に仲間になれという言葉に才蔵は怒り、「俺のものに手を出すな」と主人公の盾になり、なんと自らの輪を操作したのだ。最大限に輪を回し、ついに才蔵は新たな術を生み出した。その名を「霧隠れの術」。霧のように消え、相手の攻撃を一切受けず、攻撃を与えられる技。その技を盗むことすらできない融仙院は焦り、そして逃げていった。ボロボロになる才蔵の手当てをし、輪の調整をする主人公だったが、輪を使った副作用が徐々に現れ始めている事を主人公は知らなかった。
その後、謹慎を破った事を責められた才蔵は真田忍を抜けると言った。そして一人出ていったが、それを追いたい主人公に対し信繁が「あいつを見守ってほしい」と言ってくれたため、才蔵の後を追った。才蔵はついてきてしまった主人公に呆れつつも共にきていいと許可してくれ、二人は九度山へと訪れる。才蔵はあの霧隠れの術を完全に己のものにするために修行をするためにここにきたと言った。
そしてその日から才蔵の修行は始まった。山にこもりひたすら修行、その傍ら主人公は才蔵の世話をするように屋敷で暮らすための全てをまかなった。しかし日が暮れて戻ってくる才蔵の顔はとてもじゃないけど余裕が無い。輪を使いすぎているため倒れる寸前だったのだ。このままでは命すら危ないと思う主人公はついに「剣技を優先させましょう」と口を出した。その言葉にプライドの高い才蔵は怯えた顔をし「俺の剣の腕で融仙院に勝てると思うか?」と言ったが主人公は確信を持って「勝てます」と答えると漸く才蔵の目には以前のような自信に満ち足りた色が戻っていた。それから毎日夜中まで才蔵は輪を使わずに己の腕を磨いた。そして一ヶ月後、ついに戦が始まると甚八と六郎が迎えにくる。二人に修行の成果を見せろと言われ今ならできると「霧隠れの術」を見せつけた。自分自身を磨き続けた才蔵はついに、霧隠れの術を完全に自分のものにしたのだった。
その姿を見た二人は先に大坂へ帰ったが、そのあと才蔵と主人公が二人きりになると異変が起きた。主人公の目の前から勝手に才蔵が消えたのだ。しかも主人公は今なぜここに「一人」でいるのかがわからない。なんでここに一人で来たのか、なにがなんだかわからない。そう、主人公の「記憶」からも才蔵がいなくなっているのだ。しかしパニックになりながらも、そうだ、私は才蔵さんと来たのだ、と思い出すと目の前に漸く才蔵が現れる。しかしその姿はまた消えたり現れたり不安定なもの。そのおかしな状況に才蔵にすがりつく主人公だったが、その時気付いた。
これが、輪の代償だと。
才蔵は輪により霧隠れの術を得たが、代わりに存在が消えてしまうという代償をもってしまった。それは才蔵自信が現世に思い入れがあって繋ぎ止めるものがないと消えてしまうという。そう言った才蔵は主人公を強く抱きしめた。今自分を繋ぎとめ、一番に想っているのはお前だと言いながら。震える才蔵の存在が消えて欲しくなくて主人公も才蔵を強く抱きしめ、絶対に才蔵を忘れないと誓った。
大坂に帰ると戦は始まる寸前だった。主人公と才蔵は二人で組まされ配置を発表されるが、主人公が一人で行動した時に融仙院にさらわれてしまう。融仙院はかつて死刑にあった時盗めなかった宝をもう一度盗みたいと言った。しかしそのためにはどうしても主人公の輪の術が必要だとまた主人公に迫る。しかし異変に気付いた才蔵が助けに来てくれてその場は逃げることができたが、攫われた恐怖で体を震わすと才蔵は抱きしめてくれて「絶対に俺のそばを離れるな」と必ず守ってくれると言ってくれた。
その間も豊臣軍は劣勢に陥り、結局明日の戦はきっと最後の戦になると予想された。もはや負けは確実だったが信繁だけは諦めていなかった。明日は必ず家康の首をとるという自信に満ちた信繁に皆ついていこうと心から思った。
それは才蔵や主人公も同じだった。が、融仙院は大坂城の宝を盗むと言っていたため、絶対に戦の中大坂城にくると予想される。才蔵は信繁のそばにいたい気持ちと、仇を討ちたい気持ちに板挟みにされ、主人公と二人部屋にこもり静かな時を過ごす。けれど主人公が「私も残ります。私はあなたのくノ一だから。」と言った言葉で才蔵は気持ちが溢れ主人公を押し倒し、熱い口付けをくれる。自分の気持ちをわかってくれていることへの喜びと共に「愛している」という言葉をくれ、こんなに愛しいと思えた女子は初めてだと言い余裕のない深い口づけと熱い抱擁をくれ、二人は心も体も溶け合った。
そして二人は決心し、信繁が用意した赤い甲冑を身につけ大坂城で融仙院を討つため。しかしそこに信繁が現れ「離れていても心は同じだ」と言ってくれたため、才蔵と主人公は信繁の臣下になれてよかったと心から感謝した。
そしてやはり現れたのは融仙院。彼は分身の術を使い才蔵の足止めをし、向かったのはなんと淀の方の御前だった。そして融仙院は言う「俺が二十年前に盗めなかった最大のお宝、それは淀の方だ」と言う。しかし二十年経った今淀の方は老いてしまったため、昔の若々しさを取り戻すために主人公の技と白蓮の技を合わせ、若返りをさせようとしていたのだ。昔五右衛門と淀の方の間に何があったかはわからないが、融仙院は淀の方を本当に欲しがっていた。
しかし分身を倒した才蔵と主人公は力を合わせ、そして霧隠れの術で融仙院を倒すことに成功したのだった。
その後淀の方が本当は信繁に頼みたかったことだが、代わりに頼みごとをしたいと言い、それは秀頼を城外に流して欲しいと言うことだった。
融仙院を倒した今、本当は信繁のそばに駆けつけたい才蔵だったが何より信繁の代わりに授かった役目を全うしようと決め、その決断に主人公も「一生離れない」と誓ったのだった。
それからしばらく経ち、二人は西国にいた。秀頼と共に海を渡っていた。そして今は秀頼の剣術指南役としている才蔵は立派な武士だ。しかしあれだけ武士に拘っていたにも関わらず今はもう主人公との幸せが叶い、落ち着いている。海風を受けながら才蔵は主人公を後ろから抱きしめると、主人公はお腹に手をやり家族が増えることを伝えた。才蔵はその言葉にとても喜び、またさらに強く主人公を抱きしめ、まだ行方が知らない信繁たちとの再会を夢見るのだった。