元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

妖かし恋戯曲「螢丞」

●螢丞/K-suke/ケイスケ(cv平川大輔さん)
フォックス・イヤーのキーボード担当。何もかも謎めいていて、いつも飄々と気怠そうにしている。口もうまく、なんだかんだ影でいつもメンバーのために動いている。









~ネタバレ~
(ハッピーエンド)
フォックス・イヤーのマネージャー補佐となった主人公。無理矢理な展開だったものの、真面目な主人公は頑張ろうと意気込んでいた。
しかし初っ端から与えられた仕事は螢丞を起こしに行くこと。なぜかというと、螢丞は気まぐれなタイプであり、今日もミーティングに集まっていないからだった。
しょうがなく呼びに行く主人公だったが、当の本人は悪びれもせず自宅で優雅にお茶をしていた。その姿は妖艶で美しく様になっているためボーッとしてしまう主人公。そこに漬け込む螢丞はあっという間に自分のペースで主人公を翻弄する。いつのまにかあっという間にソファに押し倒され、何が何だかわからないが、螢丞は主人公をからかうように楽しんでいる。そこに嫌な予感を感じで飛び込んできた霞美に助けられるが、ドキドキしてしまった主人公はこれから心を強く持とうと決意した。
その後も螢丞を迎えに行ったりすることもあったが、螢丞はからかうのが好きなためペースに飲まれては終わりだと思い、ドライに強く対応していると螢丞のペースもつかめてきた。しかし相変わらずその飄々とした姿に、他のメンバーより仕事に対してやる気がないイメージになっている。他のみんなは一生懸命やっているのにと思うと少しイライラした。
しかしある日また遅刻する螢丞を呼びに行くとそこには、沢山の仕事の書類をテーブルに並べたまま突っ伏して寝ている螢丞の姿があった。
そう、螢丞がよく遅刻する理由は、他のメンバーがやらないデスクワークを全て一人で回していたからだった。これは他のメンバーには知らせず、マネージャーであるたかしだけが知っている事実だった。今まで熱意がないと思っていたことに申し訳ない気持ちになる主人公。螢丞は誰に評価されずとも影で一番力になっていたのだ。
そのことを知ってからは螢丞へのイメージは変わった。まぁ、それでも相変わらずからかうような飄々とした態度は変わらなかったのだが。
しかしその後、共にバーで飲んでいた時に螢丞は自分の秘密を教えてあげると言い、なんと彼の頭から本物の狐の耳が生え、更に本物の尻尾が生えた。そう、彼らフォックス・イヤーは全員が妖狐という妖だったのだ。そして主人公がもつ勾玉に先祖である妖狐が封印されていること、その封印を解くと妖狐たちに力が倍増すること、だからこそ勾玉を探していたことを教えてくれた。
妖狐だと言われたことで驚きはあったが、相変わらず螢丞の態度は変わらないものであり、主人公もまたなんら変わることもなかった。
しかも仕事で徹夜し、歩けなくなった主人公を自宅まで送ってくれた時、自宅に招き祖父と祖母に螢丞を紹介した時とても驚かれてしまう。祖父たちが言うには昔主人公が幼い頃に山で遭難した時に助けてくれておぶって連れてきてくれた人にそっくりだったからだという。しかしそんな昔なのに見た目が全く変わってないのはおかしいからと、勘違いだろうという話になったが、螢丞が人間でないことを知ってる主人公は本当に螢丞なのではないかと思うが、螢丞は違うと言って話をそらした。
そんな時、たぬきの妖やネズミの妖が人に化けてピエローズというバンドを作り、フォックス・イヤーを邪魔しに来ていた。彼らは妖狐の力が弱っていることを知り、自分たちが上に立つために妖狐を排除しようとしていた。そんな彼らと揉めてるうちに彼らは螢丞を見て、昔陰陽師に仕えていた裏切り者のくせにと言った。その言葉に驚くメンバーたちは知らなかった事実に動揺を隠せず、そして螢丞を問いただす。すると螢丞はあっさりとそのことを認めた。自分は白狐だったと。
白狐とは陰陽師に仕える力の強い妖狐だったが、人にへりくだるということで妖狐からは敵とみなされていた。そのため事実を知った暁仁たちは螢丞に勾玉を狙われるのを恐れ、フォックス・イヤーから脱退しろと命じた。
有無を言わさぬ事態に主人公だけは反対し、螢丞の見方をした。今で彼がメンバーのためにしてきたことの大きさを知っていたから、絶対に螢丞はみんなを大切に思っていると知っていたから。しかしメンバーは納得せず、螢丞は主人公に「庇ってくれて嬉しかった」と最後に残し、消えてしまった。
その後四人でバンド活動を続けた。螢丞がいなくなった穴は、仕事面ではかなり影響し、主人公の仕事がとても増えていた。しかしそんなことよりも会えない日が続くと余計に螢丞に会いたい気持ちが増していた。しかし毎日メンバーに見張られているため、会いに行けない。これは恋焦がれる気持ちだと気付く。そして螢丞の方も主人公に会えない寂しさに一人孤独を感じ、主人公がメンバーと離れ一人になった時を狙って会いにきてしまった。
久しぶりに会えた二人は喜びあったが、すぐに暁仁たちに見つかり、離れなければ攻撃すると脅す。しかし螢丞は勾玉なんかどうでもいいと、ただ彼女に会えないのは辛いと、それだけは許して欲しいと言う。それでも認めてくれない暁仁。無理矢理主人公を引き離し、連れて行こうとする。嫌がる主人公を見た螢丞は急にとても低い声を出し、なんと力を暴走させてしまった。その力はとてつもなく大きな風を起こし、火柱を上げた。暁仁たちに手に負えなくなると何故か主人公の勾玉が光を放ち、主人公はなんと意識を手放し倒れてしまった。
目を覚ますとそこは夢の中だった。勾玉の中にいる封印された妖狐がその夢を見せたのだ。妖狐のな名は「白夜」と言った。白夜は主人公に自分が封印された経緯を見せてくれた。
かつて主人公の先祖である強い力を持つ女陰陽師と白夜。彼らは敵であったがいつしかとても愛し合うようになった。二人でいるときはとても幸せでそれが永遠に続けばいいと願っていた。しかし二人は妖と人間。交わってはいけないものであり、ついに他の人間に二人の関係がバレ、陰陽師は白夜と駆け落ちをしようと決意する。しかし白夜は陰陽師を想うからこそ、辛い思いをして欲しくなかった。だからわざと陰陽師を騙したふりをして自ら勾玉に封印されたのだった。
その後、陰陽師の腹に宿っていた子がいた。その子の使い魔である白狐がなんと螢丞だった。螢丞もまた陰陽師に恋をしていた一人だったが、白夜とは親友であり、そんな親友と好きな人が結ばれていたのがとても喜ばしいことであったし、それを邪魔することはなかった。しかしやはり人と妖とではうまくいかなかった様を見て、それならば愛する二人の子のために命を捧げようと、自ら白狐になっていた。
そして螢丞はその子供の子供、更に子供と、後を継ぐ歴代の陰陽師に仕えた。しかしある年、仕えていた陰陽師が亡くなる際、もう白狐をやめて欲しいと告げられた。人と妖とを友好関係に結びたく続いていた家系ではあったが、事実、妖は人を獲物とするし、人は妖を恐れている。何も変わらない世な上に、次の家督となる息子はとても気の弱い子だったためこの重荷をかけたくなかった。
螢丞はいつかそうなると思っていたため、その願いを聞き入れ陰陽師を看取った。そして妖狐の里に戻るが、弾きものとされる螢丞は歓迎されず、しかし長年生きている妖狐のため力は誰よりも強かったため、攻撃もされず、ただ一人里から離れた山小屋で眠った。一人孤独に。そう、それは主人公が生まれてくるまでずっと。
主人公が、そんな過去を見せられている間、現実の螢丞の力の暴走は治まっていた。そして倒れている主人公を見つけショックを受けた螢丞は主人公を抱きかかえ、戻ってきてと何度も呼びかけ、私は君が好きなんだと、抱きしめた。するとその呼びかけに反応した主人公はなんと目を覚ました。
しかしすぐにまた暁仁に姿を消せと言われた螢丞は好きな人が幸せに笑っていられるなら離れていてもいいと、消えてしまった。
主人公は螢丞に行って欲しくなくてパニックを起こす。するとなんと勾玉にヒビが入り、そこから白夜が封印から覚めてしまったのだ。現れた先祖に暁仁たちは喜ぶが、なぜか白夜は暁仁たちに目もくれず、主人公をかつての陰陽師だと思い込み「会いたかった」という。記憶が混乱しているのか何かがおかしく、なんと主人公を抱きかかえ攫ってしまったのだった。
白夜の力はやはり強く、暁仁たちでは太刀打ちできないと思い、暁仁たちは結局螢丞に力を貸してほしいと頼んだ。主人公が連れ去られたことを知った螢丞はすぐに二人の元へ向かうと、白夜は主人公と永遠に一緒にいるために主人公を妖にする妖術を掛けようとしていた。怒る螢丞は本気を出して白夜と戦ったが、白夜の力は強く螢丞は危険にさらされてしまう。螢丞を助けたい主人公は思わず危険を顧みずに螢丞と白夜の間に割り込んだ。すると白夜はその姿に、なぜ自分ではなく螢丞に味方するのかと困惑し、ついに主人公がかつての陰陽師ではないと気づいた。ようやく落ち着きを取り戻した白夜だったが、これをずっと維持するのは難しいと判断し、主人公たちを傷つけてしまうかもしれないからまた勾玉に自分を封印してほしいと頼んだ。そして螢丞はまた白夜を勾玉に封印し、主人公を守る勾玉だからと、ずっと持っててほしいと手渡した。
主人公と螢丞が家に帰ると、そこには暁仁たちがいた。里の判断で、白夜が封印から解かれてもあの状態では妖狐の繁栄には力を貸してくれないという話になり、もう勾玉は狙わなくていいことになったという。だから自分たちも里へ帰るとお別れを言いにきたのだ。マネージャーをやめることになり、彼らとお別れするのは寂しかったが、彼らが去った後螢丞だけは主人公のそばにおり、自分はこれからも主人公のそばにいると言ってくれ、君が好きだからずっと一緒にいたいと言ってくれた。主人公もまた、自分も好きだと答え、二人はキスをした。
その後、主人公は実家の神社でお手伝いとして働くようになり、螢丞はその神社の守り神になった。主人公が一生懸命掃除をする中、螢丞は他の人間に自分の姿は見えない妖術を使い、主人公に抱きついたりして中々掃除が進まない。しかし螢丞が妖術を使ってあっという間に綺麗にしてしまう。妖術が使えるから螢丞のそばにいるわけじゃないと怒る主人公に、それは愛の告白ととっていいのかな?と妖しく微笑む螢丞。そんな螢丞に相変わらず敵わないなと思う。そして螢丞は主人公と自分の子が欲しいと言った。主人公がこの世からいなくなってもずっと子供を守り、そしてその子供をまた守ると。前は大切な親友のためにしていたことを、今度は自分たちのために。
この世からいなくなったとしても、誰よりも一番愛していると心から誓ってくれる螢丞は主人公にまたキスをした。