元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレになります。

エフェメラル「レイ」

●レイ(cv興津和幸さん)
種族は吸血鬼。眷属の中では人魚の次に高い階級のため、自分の位に誇りを持っている。傲慢で学園の中でも恐れられている。綺麗なものがとても好きで綺麗なもの以外は触りたくない。なので常に手袋をしている。



~ネタバレ~
(恋愛編・ハッピーエンド)
サポート役としてレイを選んだ主人公だったが、レイはあからさまに嫌な顔をし、サポートなどしてくれない様子だったが、主人公の見目麗しい見た目だけは興味があったようで学園の案内をしてくれた。
しかしレイから唐突に言われた言葉は「俺の女になれ」だった。位の高いレイは自分の発言は絶対だと、断れば殺すと脅す。意味がわからない主人公は戸惑うがレイは御構い無しに主人公の首筋に牙を立て血を飲んだ。しかし血を口にした瞬間驚き飛びのくレイ。そう、ゾンビの血はとてつもなく不味いのだ。
それを知ったレイは途端に主人公に興味をなくし蔑んだ。最下層なだけでなく血も不味いなどそばに置いておく意味がないと。
しかしそれからもレイとも友達になりたいと思う主人公はレイにちょっかいをかけるが、相変わらず冷たくされる。しかしその冷たさに涙するとレイの目つきは変わり「お前は泣いてる顔すら美しいのだな」とまた興味を示し始めた。美しいものが好き、それは吸血鬼の本能であった。
やはりどう見ても誰よりも美しい顔の主人公が気になるレイは、なにかと主人公のそばにいるようになった。最下層のくせにガンガン物を言ってくる素直な主人公の性格も、初めての感覚で興味が湧いた。少し馬鹿だけど、だからこそ嘘はつかない主人公の心は見た目と同じように綺麗なんだとも思えていた。
なのでレイはいつしか主人公を自分の物扱いし、お気に入りにしてやるとそばに置き始めた。更にレイの唾液には治癒能力があり、怪我をすると中々治らない属性であるゾンビの主人公の怪我を何度も舐めて治してくれた。あれだけ不味いと言った自分の血なのにそれでも口にしてくれるレイに、胸がときめく。自分だけにしてくれる、自分はお気に入り、そう思えば思うほど勘違いしていつしか自分だけは他の女と違うと思い始めてしまった。
しかしレイが他の女の子と抱き合い血を吸っている場面を見てしまい、胸がとても痛んだ。女の子はとても美しい子で、自分が特別って思ってたことが恥ずかしくなった。レイからしてみれば吸血は食事と同じことなのでなんてことない行為だったのだが、主人公は勘違いしていじけてしまう。何もかもお見通しである余裕があるレイは「お前は存外貪欲なのだな」と「俺を独り占めしたいのだろう」と笑う。その言葉に、レイに恋してることに気付くが、自分はただの「物」として観賞用の綺麗なお人形と思われているのだろうと悲しくなった。
レイに「その美しい顔を維持するために努力を怠るなよ」と言われ、この顔を保たないと嫌われるかもしれないと気をつけていた主人公だったが、レイを慕っている女の子に呼び出され、なんと嫉妬から顔を傷つけられてしまった。主人公の右目はえぐれ、頬は深く傷ついた。保健医にその傷は治らないと言われ絶望し、この顔をレイに見られたら最後、もう捨てられてしまうと思い何日も人に会わず学校を休んだ。
心配したエリカはもちろん、レイも何度も主人公に会いに来てくれたが会えなかった。しかししびれを切らしたレイがドアをぶち破り、無理やり部屋に入って来たためついに顔を見られてしまう。怯える主人公は「嫌いにならないで」と震えるとレイは主人公を抱きしめ、傷口に何度もキスをしてくれ「嫌いになるはずがない」と言ってくれた。
レイの言葉が嬉しかったが、美しいものを好むレイを知っているため今まで通りにはいかないという不安があった。そんな時学園で事件が起こる。なんとレイが、主人公を傷つけた女を殺そうとしていたのだ。主人公を泣かせたことに怒り狂い、大勢の前で土下座させて罵倒し、自害しろと命令する。その形相は凄まじく、周りの者達も震え手が出せなかった。それを見た主人公は、このままではレイが罰せられてしまうと思いレイを止め、裏庭へと引っ張って行った。止められたことを心外だと思うレイに「お気に入りの綺麗なものが傷つけられただけで怒ったのか」と言うとレイは「お前が傷つけられたから怒ったのだ」と言う。醜くなったのにまだ自分のものだと言ってくれるレイに不思議に思う主人公にレイは、顔だけではなく心も綺麗なお前だから好きだと告白してくれた。感激した主人公に「両思いになった記念に」とキスをしてくれるレイ。愛してると囁いてくれたレイと抱き合い心から幸せだと思った。

(恋人編・ハッピーエンド)
その後めでたく恋人同士になった二人は相変わらず仲良くやっていた。同じ映画を見るにも趣味が全く合わない二人はいつも言い合いをしていたりもするが、レイはなんだかんだと主人公を甘やかし言うことを聞いて可愛がっていたりもした。
そんな時学園に人魚であるオリヴィアという女性が編入してくる。人魚というだけあってとても美しく、見るものすべてが魅了された。それはもちろん美しいものが好きなレイも同じかと思いきや、何故かレイはオリヴィアにとても冷たかった。その態度は他の者への態度とはまた違っており、気を許した感じの嫌味や嫌悪を醸し出すような態度。その感覚がおかしいと気づく主人公は二人を問いただすと、なんと二人は幼馴染だった。
人魚と吸血鬼のハーフであるオリヴィアはどちらの属性も色濃く受け継いでおり、なにかと昔からレイの物を奪い取ろうとして来た。しかも人魚には人を惑わす歌という魔法があるため、レイは色んなものを取られたことがあるという。人の物を欲しがるその性格はとても醜いと感じ、そのためレイはオリヴィアがとてつもなく嫌いだった。
しかしそんな二人が気を許しているように感じ、オリヴィアはレイを好きなようにも見える。だからこそ主人公は不安になるがレイはそんな嫉妬さえも愛おしく思え、主人公だけを愛しているといつも言ってくれた。
その証拠に、主人公がレイを魔女のレインさんに紹介した時も、主人公の欲しいものが知りたくてレインさんに騙されて「本音を言ってしまうマドレーヌ」を食べさせられたりもしたし、本音を聞けば聞くほど主人公を本当に愛してくれていると感じた。
そんな二人はいつまでも仲良くやっていけると思っていたが、オリヴィアは今度はレイのものである主人公を欲しがり始め、主人公とレイを引き離そうとして来た。ゾンビの寿命がたかだか200~400年であるということと、吸血鬼がその8倍の1600年は生きることを引き合いに、すぐに死んでしまうものを愛する辛さを話して来た。愛せば愛すほど失った時辛い、そしてゾンビの特有の脆さや醜さにレイが耐えられるはずがないと。オリヴィアは魔法の歌にのせてその言葉を連ね、主人公は惑わされていく。不安になってレイから離れようとするが、レイはその言葉に怒鳴った。どんなに朽ち果てようと絶対にお前を離さないと。その言葉にオリヴィアの魔法が破れ、主人公はレイの手をとるとレイは急いで主人公をとある場所へ連れていった。そこは、魔女のレインさんの家。
レイはレインさんに言う、自分の千年分の寿命を対価に主人公の寿命を延ばして欲しいと。元から脆いゾンビの寿命を延ばすにしてもたかだか100年、しかしそれでもいいからレイは千年分を差し出すと言ったのだ。そんなことできないと泣く主人公に、これで同じ時を過ごし、同じ時に散ることができる、その事にとても幸せを感じると、レイは笑った。その言葉に主人公はまた泣いた。
無事に儀式が終わった二人は、清々しい気持ちで森を歩いていた。これからレイの両親たちに話すことを考えると怖い主人公だったが、レイは勘当されてもいいと、主人公さえいてくれればそれでいいとずっと一緒にいてほしいと微笑んでキスをしてくれた。