元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

猛獣使いと王子様〜Flower&Snow〜「マティアス」ネタバレ

●マティアス(cv緑川光さん)
ファザーン王国の第1王子。
魔女の呪いでライオンに姿を変えられてしまう。
腕も立つがそれ以上に頭が切れ、圧倒的に不利な戦況を鮮やかに覆すなど、戦略家として一目置かれている。
女好きで、来る者は拒まず、去る者は追わず。その反面、兄弟ですら決して身体に触れさせないほどの極端な男嫌い。
(※本編ハッピーエンド、FDハッピーエンドどちらもネタバレ有ります)

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※「猛獣使いと王子様〜Flower &Snow〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。


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〜猛獣使いと王子様、マティアスルートネタバレ〜
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(※「猛獣使いと王子様〜Flower&Snow〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。)
(本編ハッピーエンド)
呪いでライオンにされた美形の王子様、それがマティアスだった。
ファザーン王国の第一王子であるマティアスは、美形で色気があって女性を口説くのが趣味のような色男。しかし王になるための責任感と強さがあり、弟たちを想う優しく立派な王子様だった。
ファザーン王国には良い噂がなく、マティアス自身も父親に似て冷酷だと噂されていたが、なんとマティアスは男に触れると全身が痒くなるという男アレルギーを持っていたため、それを隠すために人との接触を避けていた。そのせいで冷酷と思われていたが、本当は面倒見も良く親切で優しいから主人公はマティアスが冷酷だと勘違いされるのが切なかった。
だからこそ、トラウムの花という稀少な花にアレルギーを治療できる効果があることを知ると治す薬を作ってあげたいと心から思えた。
今までは第一王子として弱みを見せられなかったマティアスは主人公との生活が楽しいと言ってくれたが、それはいずれ別れなければならないという意味がこもっていて主人公は寂しさを感じる。けれどマティアスは主人公に恩返しがしたいからと猛獣使いになるための練習にライオンの姿で付き合ってくれたりした。
マティアス達を呪ったのがゲルダという魔女とシルビオだということがわかると、ゲルダはなんと主人公にまで呪いをかけてきた。その呪いは時間をかけて主人公の息の根を止めるという呪いだったが、なんとゲルダは半人前の魔女であったため呪いをかけることが出来ても解くことが出来なかった。そしてその呪いを解くためには最後の魔女の力がいるという。
実は最後の魔女の弟子であったゲルダ。ルナール皇帝に最後の魔女を拐われてしまい、返して欲しくばマティアス達四人の王子を殺せと言われたという。そのため四人を殺そうとしたが失敗して動物にしてしまった。
結局四人の呪いも、主人公の呪いも最後の魔女がいなければ解くことはできないということがわかり、しぶしぶゲルダと手を組むことになった一同。しかしそんな時ルナールがカトライアを攻めてきたという知らせが来て、マティアス達はカトライアを守りつつルナールにいる最後の魔女を助けなければならなくなった。
マティアスとアルフレートはカトライアに残り、他のルシア達はルナールへ向かうことに。主人公はマティアスのそばにいたくて、戦いの指揮をとる事になるマティアスを支えたいと申し出た。
それから戦いに備える一同だったが忙しく動くマティアスに寄り添う主人公は自分の前では弱音を吐いていいと伝えた。するとマティアスは主人公の肩にもたれ腰を引き寄せると「お前のそばは安心する」と言ってくれて、今まで孤立していた過去の話や、その中でも唯一心を許せたのが従者のベルントであることを話してくれた。
しかしなんとそんな時、ベルントの裏切りによりマティアスは背中を斬られてしまった。主人公が駆けつけた時にはマティアスは血を流し倒れ、長い自慢の髪も共に斬られていた。瀕死状態になったものの主人公とクラウスの助けで一命を取り止めたがベルントはルナール皇帝、カトライア法王を殺し、その暗殺をマティアス達兄弟のせいにしてお尋ね者に仕立て上げた。
ゲルダの隠れ家で傷を癒すマティアスは徐々に回復してくると実は前々からベルントの裏切りには気付いていたことを話した。しかし誰も優しくしてくれなくて、実の父でさえも抱きしめてくれることはなかったマティアスはベルントを失うのが怖くて疑う気持ちに蓋をしたのだと言う。しかしそのせいで自分だけではなく主人公達を危険な目に合わせてしまったことを嘆くマティアスだったが主人公は間違ってないと伝えた。ベルントはマティアスに人を信じる心を教えてくれた人だから、そんなマティアスだからみんながついてくるのだと伝えて抱きしめた。
その後、ファザーンの第五王子であるディルクが黒幕であることがわかり、マティアスを恨むディルクは最後の魔女の中にいた竜と契約し力を得てファザーン、ルナール、カトライアの三国を統一したエルフォンバインという国を作り皇帝になると宣言。竜の姿になりまず知らしめにザルディーネを炎で焼き尽くすと言ったディルクを止めるためマティアスは行こうとする。主人公は呪いが進行し倒れてしまったためマティアスは必ず戻ると言い「愛してる」と言ってキスをしてくれた。
しかし主人公は気づいていた、もうこの命は少ないことに。きっともうこのまま一生マティアスには会えないと。けれどそれならば残り少ない命を愛している人を守るために使いたい。愛してる人のそばで終わりたい。だから後悔しないよう、主人公はマティアスを追いかけた。
ザルディーネにたどり着き見つけたマティアスは竜の力に抗えず自らの身で少しでも防ごうと立ちはだかって戦っていた。駆けつける主人公に驚くマティアスだったが「会いたかった」と言い最期を決心し「最期はそばで離さない」と抱きしめ合って竜を見上げた。しかしそこに間一髪現れたルシアがなんと主人公の母の笛を主人公に託した。そう、なんと猛獣使いの笛は竜をも操るための笛。ハッとする主人公はその笛に口を寄せ今までの訓練の成果を響かせる。すると竜は苦しみだし、倒れたのだった。
主人公の笛の音で竜の姿を保てなくなったディルクは倒れ、そばにいたベルントもマティアスが剣を向けて制した。ベルントはマティアスに殺される覚悟をしたがマティアスは「俺は王になる、お前が育てた立派な王に」と言って剣を下げ殺さなかった。ベルントはその言葉に崩れ落ちるしかなかった。
その後、ディルクは最後の魔女の結界で軟禁。三国も失った王達の後継が王になり、兄弟たちと主人公の呪いも最後の魔女のおかげで治った。
平和になったファザーンでは新しい法王によりマティアスの戴冠式が行われた。美しく立派な王になったマティアスとの立場の差を更に感じることになったが、マティアスは「妻になってほしい」と言ってくれてマティアスと共にファザーンへ行くことになった。
二人の結婚の話があっという間に広まりカトライアでは婚約のパレードが開かれることになった。大勢の人に祝福されるパレードの中、クラウスとロッテが綺麗な花びらを投げ込んでくれたがなんとその花はあのトラウムの花。実はずっと探してくれていたクラウスが結婚祝いだと微笑んでくれてマティアスのもう一つの悩みも消える未来に心が躍る。
そしてマティアスは主人公に綺麗な王冠をかぶせてくれた。その真ん中にはなんとあの時四匹の動物と交換で渡したブローチの石が入っていた。実はこれは代々ファザーンの王妃が受け取るものだという。何故主人公の母がこれをもっていたかはまた別の話だが、マティアスは「似合っている」と言ってキスをしてくれた。幸せな日差しと歓声の中、トラウムの花が舞って未来を明るく照らしていた。

(FDハッピーエンド)
マティアスと無事結ばれ婚約した主人公は約束通り正妃になるためファザーンへ嫁ぐことになった。
初めて訪れるファザーンはとても寒い国で、前王もまたオストヴァイス城の裏の湖で溺れて死んだという話を聞いた。新たな王になったマティアスは前王が持っていたオストヴァイス城の秘密の部屋の鍵を探さなければならず、湖の捜索が始まった。
あの事件の後ベルントはオストヴァイス城の牢に幽閉され、アルフレートの母たちは国から追放という処置が行われていた。
そんなファザーンでの暮らしが続くとマティアスが前王のように冷酷というイメージは自身の城ですら噂されていることに気づく。男に触れない体質のせいでそうならずにはいられなかったが、父親が自分のことを抱いてくれない事もコンプレックスになっており幼い頃から益々自分から遠ざけるようになっていたという。幸せそうに父親に抱かれる子供を見るとその笑顔が眩しくて、羨ましくて、自分の夢は自分の子供を抱きしめる事だと話してくれた。主人公は涙し、一緒に夢を叶えたいと、マティアスを幸せにしたいと伝え、マティアスは主人公への想いに溢れ大切に抱いてくれた。
その後トラウムの花で一時的な薬を作ることに成功し、徐々に兵士たちとも触れ合えるようになり慕われるようになった。王として色々な事を乗り越えていくがベルントのことは未だに憎み切れず何故裏切ったのか調べることにした。ベルント自身が以前、前王により妻を足枷にされ縛られていた事を話していたため前王バルタザールの鍵を見つけたマティアスは鍵がかかっていた地下へ足を踏み入れることになったが、そこはなんと拷問部屋があり過去にファザーンが魔女達を囲い実験させていた事が分かった。
しかしそこにはベルントの妻であるコルネリアの日記があり、そこにバルタザールが魔女達を解放しようとしていたこと、しかしバルタザールの兄弟達が真実がバレる事を恐れ魔女達を全員殺したこと、そしてその兄弟達を粛清するためバルタザールが自ら兄弟を殺したが魔女達の呪いは深く、バルタザールとその血筋に代々男に触れられない呪いをかけた事が記されてあった。
そしてアンゲリカがベルントを懐柔し裏切らせようとしている事を阻止しようとしていたコルネリアはバルタザールとベルントの対立を避けるため自ら人質になっていた。それほどにベルントを愛していたのだ。そしてバルタザールもまた呪いのためマティアスを腕に抱けなかった悲しみを抱えていた事を知った。
その話をベルントに伝えようとしたマティアスだっだが、なんと生きていたバルタザールがマティアスに化けベルントを連れて逃げていた。二人を追うマティアスだったが、バルタザールはこのままいなくなったことにしてほしいという。ここで逃してしまえば罪は償えない、ベルントのせいでたくさんの命は消えた、そう思うのにやはりマティアスはベルントを斬れず、雪の中膝をつき泣き崩れる。二人の背中を見つめながら涙を流すマティアスに主人公は「共に罪を背負う」と伝えるとマティアスは大声で泣いた。
その後、ベルントは獄中で死んだこととして発表。マティアスは更なる努力を重ね、そして主人公も共に努力し正妃としてファザーン国民に認められる存在となった。
春が来て二人の結婚式が行われた。婚礼衣装に身を包む主人公の美しさに我慢ができないというマティアスはキスをしてくれる。そしてこの先主人公以外の妾妃は迎えない事を伝えてくれて「お前以外は愛せない」と誓ってくれた。その言葉に涙が次々と溢れ、後ろには二人の幸せを祝福するように美しい雪が降り積もっていた。
エンドロール後は、それから2年後。
二人の間には男の子供が生まれ、一歳になっていた。男児であるため呪いが引き継がれると思ったがそれは遺伝せず、マティアスは我が子を惜しみなく抱きしめていた。自分の子がこんなに可愛いとは思わなかったというマティアスは、夢を叶えてくれてありがとうと微笑み、そして隠居したら今度は二人で世界中を旅しようと言ってくれる。そう、それは主人公のかつての夢だったから。
主人公の夢を覚えていてくれたマティアスに感動し、二人は愛してると囁き合って微笑むのだった。



↓マティアスの感想ネタバレ有り↓



〜猛獣使いと王子様、マティアスの感想ネタバレ有り〜
五年前にプレイした時も攻略したマティアス殿下なんですが、やはりかなり前なのでうろ覚え。
ということで久々にプレイした猛獣使いと王子様、なかなか面白かったです!特にマティアスは設定も見た目もかっこよくて、それなのに第一王子として、王になるための自分として、とても自分に厳しく生きていた人で、それなのに弟達を大事に思っているところや強さは本当かっこいいなと思いました。
更に中の人がセクシーボイスでとてもあっていてマティアスの魅力を引出してましたが、個人的に「静まれ!」っていう台詞が俺は好き(笑)殿下感半端ないよおおお!!!かっこいい!!
しかしルートは割と短いかも?昔のソフトなので内容の薄さは仕方ないとは思いますが!!
そしてFDですが、本編より甘くてよかったとは思いますがなんかマティアスのルートは相変わらず端折りが多い(笑)あと、あれだけ女にモテて女を口説くのが趣味みたいな人なのに何故主人公だけをそこまで愛したかが相変わらずハッキリ書いてないのでいつもそこが気になる。命の恩人的な人魚姫的なアレがあるからかな?
しかし緑川さんの演技が良いのでついに体が結ばれるシーンは「ぎゃあ!///」となりました(笑)良すぎる!!!(笑)