元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

三国恋戦記〜オトメの兵法!〜「孔明」ネタバレ

孔明/コウメイ(cv杉田智和さん)
173センチ、“賢人”と讃えられる名軍師だが、人をからかって楽しむ癖がある。
人里離れた山奥に居を構え、気ままな放浪生活を送っている。通称、伏龍先生。
神出鬼没に主人公の前に姿を現しては、的を射たアドバイスをしてくれる。
※ノーマルエンド攻略後、ルートオープン。

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※「三国恋戦記〜オトメの兵法!」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社プロトタイプおよびDaisy2に帰属します。


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〜三国恋戦記、孔明ルートネタバレ〜
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(※「三国恋戦記〜オトメの兵法!〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社プロトタイプおよびDaisy2に帰属します。)
本の中に吸い込まれた先の山で、一番最初に出会い助けてくれたのが孔明だった。
会ったと言っても姿は見えず声だけだったし、助けたと言っても「弟子」というポジションをくれただけだったが、彼がいたからこそ玄徳と出会うことができ無事でいられた。
本を使って良い策を考えられる主人公は軍師として玄徳のそばで活躍する。しかも名軍士と言われている孔明の弟子を名乗っているから尚更、孟徳や孫家からもなにかと注目された。
その後ようやく姿を現した孔明だったが神出鬼没でふらっと現れては知恵を貸してまた去っていく。主人公に対して「ずっと待っていた」と不思議な言葉をかけたりしたが理由はわからなかった。
そんな頃、本の白いページが埋まると本が光りまた吸い込まれた。しかし飛ばされた先は主人公の世界ではなく、先ほどいた世界の過去であり、場所は兗州の泰山郡という山だった。するとそこで父を山賊に殺されたという「亮」という少年に出会い、怪我する亮をおぶって助けてあげた。
そして亮の話からこの時代は黄巾党がまさに反乱を起こそうとしている時代だと知る。その反乱を起こすことに成功させなければ未来が変わってしまい戻れなくなるかもしれないので、主人公は犠牲を少なく反乱を起こす方法を教えるため、のちの黄巾党となる反乱軍の太平道に会いに行くことにした。南華老仙の預言書を使わされた道士のふりをし、実際に本が光って策が現れるところを見せると太平道が仲間として受け入れた。そこで出会った季翔と晏而が特に手助けをしてくれて最初の作戦はうまく行った。
しかし亮の父は泰山郡の官吏である郡氶だったため主人公が反乱軍の仲間であることがわかると商人たちに近づくなと言われてしまった。もう会いにこない方がいいだろうと寂しく思うと、自信のない時いつも励ましてくれる孔明がいなくて心細かった。
そんな頃、亮がなんと反乱軍が常駐している集落の食料に悪戯しわざと減らした。反乱軍の男たちに縛られる亮を慌てて咄嗟に庇った主人公は亮を自分の弟子だと言って誤魔化した。亮は父親の仇を討つため復讐としてここにきた様子だったが、途中町の貧しさを初めて知った亮は自分が特別裕福だったから気持ちがわからなかったと気づく。反乱をしようとしている者たちが置かれた状況を見て何が正義なのかがわからなくなった。
黙ってしまった亮に主人公は孔明師匠からの言葉を伝えた。大切なのはこれから何ができるかなのかと。すると亮は自分がやるべきことを探したいと言い、主人公について行くことにした。
反乱軍との旅が始まると賢い亮は自らたくさんのことを学んだ。更に統率が取れていない反乱軍のために目印をつける案や、漢朝の火徳をつぐ黄色を取り入れ士気を高めてはどうかと提案した。そのため反乱軍は「黄巾党」と呼ばれるように。
その後本のおかげで旅は成功し、主人公は道士様と崇められ、亮も成長した。しかし最後の反乱の洛陽で主人公の本はついに光り始める。体が浮き、消えそうになる主人公に亮は「僕も一緒に行く!」と手を伸ばしたが主人公は来てはいけないと拒絶した。消えゆく中亮は懸命に叫んだ、僕も同じ道をゆくと、そして「必ず戦を無くしてよ!」と約束した。
光が消えると元の玄徳軍の場所にいた。しかし目の前には孔明師匠が。突然光って現れた主人公に対して相変わらず同時もせず驚きもしない孔明だったが「亮君との約束は守れそう?」と孔明が言ったので気づく、そう、亮はなんと孔明の幼い頃で同一人物だったのだ。
今師匠になった彼は、あの時弟子で、そしてそのおかげで軍師になっていた。最初から分かっていた孔明はようやく自分の知る主人公になったことにも気づき「ずっと待ってたよ、おかえり」と言ってくれた。
そのあとすぐに正式に玄徳軍に入った孔明にしごかれる毎日が始まるが、すぐそばにいるようになった孔明はやたらと主人公にベタベタするようになった。膝枕をしてくれと頼まれたり、スキンシップが多かったり。そのくせもう少し危機感を持てと理不尽に怒られたりと忙しい日々。
しかし恋の話になった時に孔明は「好きな人がいるが、もうここにはいない」と言った。初恋は君だったよと言われて照れたものの、今の好きな人がここにはいないという言葉で何故か胸が痛くなった。
いないという意味が場所ではなく存在なのでは?と気づいた時孔明の好きな人が死んでいるのかと聞いてしまうと、孔明は「君には関係ない」と冷たく言う。けれど孔明は簡単におでこにキスをしてきたり、恋人のふりをして欲しいと言ってきて抱きしめてきたり、自分に何も思ってないからこそそういうことが出来るのかと思うと傷ついて、そして孔明に恋をしてしまったと自覚してしまう。
そして本はまた白紙がなくなりページは埋まった。このまま次に開けばきっと元の世界に戻れるだろうし、孔明と自分の頑張りで確実に世界は平和に向かっているからここにいる意味ももうない。亮君との約束はもう果たせる、けど、今自分は孔明のそばにいたい。
だからずっと孔明に帰られる手段ができたことを話さなかったが、ある日の休みに孔明はデートに誘ってくれて二人は恋人のように過ごした。好きな人との初めてのデートは楽しくて一日中はしゃいだが、帰り際に孔明はなんと懐から主人公の本を取り出した。部屋に置いていたそれが帰る手段だと気付いていた孔明は「これは帰る道なんだろ」と言いながらページをめくる。やめてと叫び止めようとする主人公に孔明は「もうまやかしも、本も、奇跡もいらないんだ」と言って微笑む。そして本は光り、主人公は光の中に包まれた。
エンドロール後、光から目を開けた主人公の目の前には孔明がいた。そう、主人公は自ら願い帰らなかったのだ。そばにあった本は霧のように消え、それを見た孔明は目を大きく開けて驚き「なぜ」と言葉をなくした。本が消えてしまった今自分の価値も消えてしまったことに焦る主人公は必死で「本に頼らなくても頑張るから」と必死に言葉を紡ぎ「師匠のそばにいさせてください」と言うと孔明は堪らず主人公を抱きしめた。そして「本当はここにいるべき人じゃないと自分に言い聞かせて我慢してたのに、ずっとあの時からずっといない人だと自分に言い聞かせていたのに」と言う。
いない人は、主人公のことだったから。
それでも想いは消えなくてずっと想っていてくれた孔明は「もう帰せない」と言う。その言葉に主人公は「好きです」と言い抱きしめ返した。主人公の抱擁の強さに孔明もまた「参ったよ、僕の負けだ。誤魔化せないくらい君のことが好きなんだ」と微笑んだのだった。
その後無事恋人になった二人は今まで通り師匠と弟子として玄徳軍に所属している。しかし恋人なのに師弟関係が変わらないことに不満を持つ主人公はたまに驚かせたくてわざと「孔明さん」と名を呼んでみた。孔明は思いの外照れてくれたが、二人きりになった時仕返しと言わんばかりに至近距離で何度も名を呼んでよと翻弄されるのだった。
結局今日もやられっぱなし、師匠にはまだまだ勝てないと思いつつ、この関係が大好きな主人公なのだった。



↓孔明師匠の感想ネタバレ有り↓



〜三国恋戦記、孔明の感想ネタバレ有り〜
五年前にプレイした時も攻略した孔明師匠。久々に会った師匠はやっぱり相変わらず謎の安心感と謎の頼りになる感があってやっぱ好きでした!
見た目は存外可愛い系なんだけどなんかそばにいてくれると安心するのは主人公の事を最初から導いてくれたり、不思議さに驚かないところなんですよね。けどそれもこれも過去のあのシーンに繋がっていて、実は出会っていたというルートの流れは本当すごいなと思いますよね。
なのでね、師匠が亮君という少年の時に出会った主人公は突然現れた天女のような存在でそれからずっと一途に思い続けてくれていたわけですが、実際あの山中で再会した時孔明さんはどう思ったんでしょうね?多分ずっと憧れて生きていたからもしかしたら年上のグラマーなお姉さんになってるの想像してたかもしれないしね?(笑)なのでゲーム中にもノーマルルートだったかな?「実際は本に書いてあることを実行してたただの女の子だったし」って師匠がいうシーンあるんですよね。だから本当はガッカリもしたのかななんて思っちゃいます。
けれど主人公がいたから今の師匠がいて、師匠がいたから主人公も今の主人公になれたっていう流れは本当に運命的だと思うし、スペシャルストーリーにある話でずっと亮君が主人公に手紙を書き続けていたってやつあるんですがそれがまた切なくて泣けました。大人になってからの師匠もまだ会えぬ主人公に手紙を書いていて、どんなにずっと思ってたのかなって考えると切ないし凄い愛だなと思いますよね。
しかし年上のお姉さんとか考えてたら彼らの年齢差がきになる。公式では明かしてないので分からないんですが、あれ多分主人公があの世界にいる間ももしかして数年経ってますよね?だってあんなに戦あったし!更に中盤で師匠が主人公に出会ったときの話で「9年前は」って言ってたんですが付き合った後は「10年以上前」って言ってたんですよ!だから多分数年経っとる!!よく生きてられたね、戦乱の地を(笑)
そしてそれと共に切ないのが晏而さん(笑)あの方最初はモブ顔だし乱暴だし好きじゃなかったんですが、ノーマルルートと師匠ルートと続けてたらどんどん愛着がわきまして。なので彼が真剣に道士様である主人公を愛していた話が結構感動します。結婚して子供いるくせに再び現れた主人公にぐらつくのも分かりますよね、だって本当に天から遣わされた奇跡の人に見えるはず。歳も取ってないし!!だからこそまた目の前に現れてくれたことに運命とか感じるだろうから切ないよね。
と、話はずれましたが師匠のルートは感動的でやっぱり素敵でした!あの可愛い顔して腹黒でのんびりしてる話し方が凄い好きです!中の方の杉田さんの演技もすっごい合ってて最高でした!