元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote「英 央」ネタバレ

●英 央/ハナブサ ナカバ(cv須藤翔さん)
英円の兄。小学6年生。世界的に有名なレストラン「HANABUSA」の跡取り息子。
テンションの高いムードメーカーだが、空回りすること多数。

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※「CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜Devote〜」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。


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〜クロックゼロ、央ルートネタバレ〜
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(NO.29〜忘れないで〜)
有名レストランHANABUSAのオーナーの跡取り息子である英央。特別授業のメンバーとなり関わるようになるのだが、元気で明るくてムードメーカーなのはいいものの、やることが破茶滅茶で大物でもあった。
HANABUSAの跡取りというだけあって料理の腕はピカイチで、真っ直ぐで裏がなくて憎めない央は優しくて放って置けなくなるような存在。学園長の娘が央のファンでケーキを作って欲しいという仕事の依頼を受けるような凄い存在なのに、それを善意でやってのける姿は大人のように感じる。
しかも最初の印象とは違って、思ったより周りを見ている人だと感じる。弟の円が突っ走っているところを上手くフォローしつつ元気に振る舞っている姿は実はすごく気が回るのだと思えた。
そんな頃、主人公が金目当てで誘拐されてしまったのだが偶然近くにいた央まで巻き込まれてしまった。2人で縛られ監禁されたが自分のせいで央が巻き込まれ傷ついたらどうしようととても不安になって震えた。すると央はそっとそばに来て寄り添い、大丈夫と言う。自分も怖いはずなのに笑顔で「僕が命に変えても守るからね」と安心させようとしてくれる姿に心強さを感じ、涙が出た。しかしカバンに付いていたレインが通報してくれたため直ぐに犯人は捕まり二人は無事だったため、事件は直ぐに終着を迎えた。
その後、あの事件の時のお礼をしようと思った主人公はちょうど二枚もらっていたサーカスのチケットを持って央を誘おうとした。しかし央は家に来てと言い、言われたままに行くとなんと央の手料理でフルコースをご馳走してくれた。その料理は美味しすぎて思わず笑顔になると央は「君には笑顔が似合うよ」と言った。そう、あの事件から少し元気がなかった主人公を励まそうとしていたのだ。央の気遣いに心打たれる主人公は自分も行きたかったサーカスのチケットを央に二枚渡し、円と行ってきてと言った。しかし主人公がサーカスに行きたいのを察する央は「じゃあ僕と君の二人で一緒に行こうよ」と言う。円より好きな子と二人ででかけたいし、と続けた央の言葉と優しさに、ドキドキした。
しかしそんな時事件は起きた。
レインと夢で会ったビショップという青年に捕まり連れ去られそうになったのだ。世界は歪み時は止まり、そして主人公の意識は途切れた。

十年後の世界へ

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目を覚ますとそこはなんと、夢で見ていた壊れた世界だった。しかも夢と同じように自分の姿は成長し、さらに目の前には同じように成長した理一郎と寅之助と終夜がいた。
そして彼らが語った事実は、この世界は主人公の世界と同じようで違う10年後の世界だという。科学技術で世界を支配するクロックゼロという政府がおり、そこの総帥であるキングが何故か主人公に執着しているという。更にこの世界の主人公は中学生の時事故に遭い植物人間状態に陥り目を覚まさず、そのため事故に遭う前の主人公の意識だけをこの体に移すという実験をキングがしたため今こうやってこの世界の体に転送されたということだった。
キングが主人公に執着のはなぜだかわからないが、寅之助率いる反政府軍の有心会は主人公を取引に使うためにこうやって確保したという。そして目の前にいる寅之助達は特別授業をやってないという世界軸のため主人公の事を知らないということだった。
知ってるのに相手は自分を知らない世界、怖くて、そして監禁されて誰も助けてくれない不安。唯一知ってるの理一郎も最初の顔合わせ以外は顔を出してくれなくて余計に不安になり、主人公は一人で有心会から逃げることにした。
上手く見張りを撒いて逃げたものの壊れた世界であてもなかったが、偶然そこに夢であったことがあった軽いノリのお兄さんとまた会った。この人以外頼れる人はいないと思い「助けて」と縋り付いたが追ってきた寅之助に見つかってしまう。寅之助に凄まれたお兄さんは去っていこうとしたが主人公とすれ違うときに小さな声で「大丈夫、必ず助けるよ」と言った。
そしてまた監禁されたが、その夜なんとお兄さんは有心会に忍び込み助けに来てくれた。名も知らなくて初めて会った人なのに助けての一言で来てくれた人、信じられる人がいないこの世界で唯一信じてもいいと思えた優しい笑顔に、迷わず手を伸ばし、そのままさらってくれたのだった。
そのまま連れて行ってくれたお兄さんの隠れ家で、彼が政府でもレジスタンスでもなく中立の立場であることを教えられた。世界を変えたくて情報機関として動いている彼は識別コードを持たずこの世界で自由に動いているのだった。
そんな彼が料理をご馳走してくれることになり食べたのだがその瞬間思い出すのは央の料理。思わず「央‥?」と口にするとなんとそのお兄さんは本当に央だったのだ。しかしこの世界で接点のないため央は主人公を知らなかったが、心根が優しい央はあの世界の央とおんなじで安心した。
それから二人の生活は始まった。ここにきた原因を話した主人公は何もできなかったが、央は「神々の黄昏」と呼ばれる世界の爆発の時に助けられなかった人が沢山いて、それからなるべく人を助けたいと思って活動してきたから主人公の事も助けたいと言ってくれる。
生活に慣れてくると掃除を手伝ったりする余裕も出来、朝が苦手な央を起こしたりもしたが、寝ぼける央に抱きしめられ甘い台詞で抱きしめられたりして大人の男を感じてドキドキしたりもした。
それから情報屋のつてでクロックゼロは鷹斗の海棠グループが主体になっているという情報を掴んだ。鷹斗が政府に囚われているかもしれないと心配した主人公は央と共にクロックゼロに潜入。しかしそこで出会ったビショップに捕まってしまう。上手く央のことだけは逃すことができたが、クロックゼロに入るとビショップはなんと自分は円だといった。更になんとキングは鷹斗だった。
主人公を蘇らせるために世界を壊し征服した鷹斗は優しくも狂っていた。
このまま狂った鷹斗に閉じ込められ一生を終えるかもしれない、そう思ったがなんとまた央は一人乗り込んできてくれて助けに来てくれた。しかし鷹斗の恐ろしさを知った主人公は央に迷惑をかけたくなくて拒否したが央は「君のことは絶対守るよ、だからいなくならないで」と幼い頃の央と同じことを言ってくれて、胸が締め付けられる。
頼りたくなってしまって、惹かれてしまう。その優しさを手に取り、二人はクロックゼロを後にした。
そしてまた一緒の生活が始まると主人公は央を意識していることに気付いた。優しくて大人で安心できてドキドキする。子供の頃とは違った好意に気づいていて、央が頭を撫でてくれると愛しくて思わず「私のことどう思ってるの?」と期待して聞いてしまった。しかし央は「大切だと思っているけど、距離を間違ったね」とごめんねと遮られてしまった。ショックを受ける主人公は背を向けたが央は後ろから抱きしめてくれて、きっとこの世界でのこの状態だから勘違いをしてるんだと言われてしまった。主人公は心の中で「違う」とこの新しく生まれた気持ちは過去のものではなく今目の前にいる央への気持ちだと確信していたが、迷惑になるならと気持ちに蓋をすることにした。
その後、ビショップである円が央の元を訪ねてくれた。お互い爆発で別々になってから探しあっていたのだが、円は実は主人公の事故の原因は自分にあり、そのため鷹斗への罪滅ぼしとして鷹斗についている話をした。そのため鷹斗から離れることはできないが、有心会の捕虜としてクロックゼロにいる西園寺しぐれを連れ出してくれると言った。しぐれを有心会との取引に使い、有心会の技術で主人公を元の世界へ戻してもらうのが狙いだった。
そして取引はうまく行くが、主人公の心は晴れなかった。自分は元の美しい世界に戻れたとしてもこの世界は壊れたままで、彼らを置いていく罪悪感があるからだ。しかしそれを見透かしている央は花畑に連れて行ってくれた。壊れた世界でそこだけに咲く花畑は異様で、そして綺麗だった。央は言う、この花畑はキングが咲かせたものだと。きっとこの世界はこの花畑のように変われると、罪悪感をなくして背中を押してくれる央に主人公は「好き」と伝えた。ただ言っておきたかったと言う主人公に対し央は「ありがとう」と言って約束をした。
「この世界で一人でも多くの人を笑顔にするから君はずっと笑顔でいて」と。
主人公は約束した、事故にも遭わないし鷹斗とも向き合い幸せな世界にすると。
そしてお別れの日、理一郎が事故の原因を突き止めてくれたし時の停滞も謎が解けたため戻っても問題ないと言う。最後はやっぱり央の顔を見ると離れたくなくて泣けたが、央は主人公のために作ったと言うマフィンを食べさせてくれて、そして僕のことを忘れないでと言った。
最後のお願いを聞いてという央は主人公にキスをする。「君は光だった、忘れないで、大好きだよ」そう言った央の瞳から涙が溢れた。
そして元の世界へと、意識は飛んだー。
目が覚めると主人公は自室のベッドにいた。手に温もりを感じて見つめるとそこには手を握ってくれる子供の央がいた。時計塔に倒れていたという主人公を心配して見舞いに来てくれたという央の手は、あの大きな手と同じ温もり。
そうだ、と言って鞄を漁る央は主人公にあるものを差し出す。それは、手作りのマフィン。それを見た瞬間堪らなくなって涙がこぼれ落ちるが、その間もどんどんあの世界の記憶が頭から消える感覚がある。そう、きっとあの人は知ってたんだ、記憶がなくなることを、だから忘れないでと泣いていたんだ。
忘れたくないのに消えてしまう記憶と共に、本当の時間は流れ始めるのだったー。
エンドロール後は、10年後有名シェフになった央と主人公。
央は海外にいることが多く遠距離恋愛になっている。会えなくて寂しいがマメな央はよく電話をくれていた。
今日もまた央から電話が来て嬉しくて話していたがポロリと本音で「会いたい」と言ってしまったのだがなんと「俺も会いたかった」という声は電話越しではなく後ろから。振り向くとそこには央がいて抱きしめられ会いに来たと言った。
いつまでも変わらずに優しく明るい央は今日も「大好き」と言ってくれるから主人公も負けずに「私の方が大好き」と言った。どちらの方が好きかの勝負だという話になると、一生をかけて勝負をしようと言ってくれる。そんな笑顔を見て幸せを噛みしめた。

(NO.30〜還るべき場所〜)
上のルートと同じように進み、元の世界へ戻るのだが、主人公は元の世界の子供の鷹斗へ今までのことを全て話した。そして主人公は鷹斗に自分が入ってきた転送装置を調べてもらい、逆転送を可能にしてもらったのだ。鷹斗はあっちの世界でやった自分の所業を疑いはしなかった。きっと自分も同じことをしてたと思うからと。しかし転送装置は主人公が彼方の世界に行ったら壊すと思っていることを話した。この技術はあってはならないものだと、この世界を同じ過ちにしたくないと。だからもう行けば戻っては来れないと忠告された。
そして覚悟を決めた主人公は、なぜ呼ばれたか分からない小学生の央にもお別れを告げた。央はよくわかってはいなかったが背中を押してくれた。いつもあの世界で背中を押してくれた央と、自分が全てだった鷹斗、その二人を抱きしめ泣いてお別れをし、そして主人公はあの世界へともう一度度だったのだった‥。
エンドロール後は、約束の花畑へ急ぐ主人公。するとそこにはやはり大人の央がいて驚いている。「戻ってきちゃった」と言う主人公に抱きついた央は「一緒に生きて、君のいない世界で生きるのはいやだ、ずっと一緒にいてください」と言った。二人はもう一度約束をする。この世界を優しくて明るい世界にしようと。
この世界で幸せになろうと微笑みあったのだった。



↓央の感想ネタバレ有り↓



〜クロックゼロ、央の感想ネタバレ有り〜
五年前にプレイしたのがPSP版でしたが、その次に移植されたvita版から攻略可能になったという央。今回プレイしたSwitch版でももちろん攻略対象だったので初めてやってみたんですが、最初のイメージと違って凄くかっこよかったです!
実は最初苦手だった央。子供の頃の央ってかなりぶっとんでるテンションで、一緒にいたら疲れそうと思ってまして。更になんか一人だけ凄い声でかくて設定で彼だけ音量下げたりまでしました(笑)が!!攻略始めてみたら子供っぽい印象がガラリと変わりましたよ。子供の頃からむしろ凄い大人でした。何も考えてないように見せておいてすっごい周りを見れてる気遣いだし、優しいし頼りになるし、本当もう正直言って子供の時の央の台詞で何回も泣いた(ToT)誘拐犯のやつは一番泣けた(ToT)本当に良い子に育ってるよね‥。
そして更に大人になった央、めっちゃかっこいい。ちょっとチャラいけどお兄さんタイプで優しくて甘やかしてくれて頼りになって面白い。少し押しが弱いかなとも思うけど、現実世界でのシェフ姿もかっこよくて最高でした。あ、あと壊れた世界のアワー制服の央もめっちゃかっこよかった!
しかし気が利きすぎて全部こちらの考えお見通しなのは少し怖い(笑)私はヤキモチを妬いてくれるタイプが好きなんですが、央は大人すぎて全く妬いてくれないしむしろこっちが妬かなきゃないので切ないやい(笑)
でも本当総合的に凄く大好きだったのでプレイできて良かったです!中の方とも初めてだったので新しい出会いに嬉しかったです!