元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

蛇香のライラ〜Trap of MUSK〜「ロラン・クライデル」ネタバレ

●ロラン・クライデル(cv立花慎之介さん)
ルーガン王国によって滅ぼされた女帝の國・クライデル帝國の第三王子、22歳174センチ。
女たちが支配していた國で、イベリスが綺麗に咲き誇る城壁の中、男たちは鳥籠の鳥のように、隔離されて育てられていた。
内気で根っからの世間知らずだが、女の扱いに関しては、ある意味生きる知恵として身についている。侵略された際に、一族は惨殺され、大事な妹が連れ去られている。運良く自分だけ助かった。

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〜蛇香のライラ、ロランルートネタバレ〜
妹のパメラがルーガン王国のヴィンスに拐われたため、取り戻して欲しいという依頼をしてきたのがロランだった。
ロランはクライデル帝国の生き残りの第三王子であったが、クライデルはヴィンスに王族を皆殺しにされたため助かった唯一の王族だった。
しかし妹のパメラが行方不明だったため、ルーガンのヴィンスの親友であるテオドールから「パメラはヴィンスの元にいる」と言われ、主人公に依頼をしたのだ。
クライデルは女が剣を持つ国であり、男は外の世界を知らずに一生を過ごすという。そのためロランも初めて外に出たため常識が無く、何もできなかった。汚れなく美しいロラン、何も知らなくてもその美しさは誰もが見惚れ、そしてパメラに瓜二つである人形を大事そうに持っている姿はとても危うく見えた。
主人公がヴィンスの元に潜入することになるとロランもまたシャナーサの城の給仕として潜入することになった。何もできないロランから目が離せない主人公はヴィンスに近づきながらも何度もロランの手助けをすることになる。
しかし誤ってロランにヘナタトゥーを見られてしまった時、なんとタトゥーにやられ本能を出したロランはいつもの雰囲気とは真逆で妖艶で慣れているように確実に女のツボと扱いを知っている雰囲気になった。主人公はそのギャップにただ驚くしかなかった。
しかしそんな時、ヴィンスの元に美しい女性が現れた。その女性はトーパ伯爵の娘のエレノアと名乗り、なんとヴィンスの婚約者だと言った。ヴィンスは身に覚えがないし、エレノアの顔も初めて見たと言ったのだが、なんとエレノアはパメラにそっくりだったのだ。エレノアを見たロランは間違いないと、間違うはずがないと、パメラと言って駆け寄ったのだがエレノアはパメラなど知らないといいパメラ人形を放り投げて壊したのだった。その事にロランはとてつもなくショックを受けた。
その夜、主人公の元に訪れたロランは人が変わったような雰囲気で涙を流しながら「慰めて」と言い主人公にキスをしようとしてきた。主人公は拒否したのだがそのせいでロランは「誰も僕を好きじゃない」と泣き続ける。そして「気持ちよくするから嫌いにならないで」と主人公に縋るのだ。その言動に、主人公は疑惑が浮かぶ。美しく何も知らないロランは、とても欲深い世界を知っているのは、何故?
主人公がロランを落ち着かせて問い詰めると、ロランは自分の過去を話し始めたのだった。
姉が女王だったロラン。クライデルでは男は外を出ることを許されなかったが、女王に気に入られていたロランは城の中では自由が許されていた。しかしそれを気に食わないほかの兄弟たちがロランを虐め、それを見かねた女王はロランへの風当たりを弱めるため距離を置いた。そのためロランは一人ぼっちになってしまったが、その時ちょくちょくやってきてくれたのがパメラだった。しかし気分屋のパメラは美しいロランを着せ替えにして遊ぶのだけが楽しくて、飽きたら会いにきてくれなくなった。
パメラだけが唯一の希望だったロランはどうにかパメラに会いたくて侍女に相談したのが侍女がパメラに会わせてあげるから自分に奉仕しろと言ったのだ。それから侍女との「新しい遊び」が始まった。何も知らない幼いロランは何かが気持ちが悪いと思いながらも侍女に言われた通り女が悦ぶ場所を奉仕し続けた。上手にヤれたらパメラを連れてきてもらえたため、ロランは頑張った。しかし噂を聞きつけた侍女達が何人もロランを弄び、そしてうまく出来ないとぶたれた。けれどそれしかなかったロランはやるしかなくて、そんな日々が長く続いが女王にそのことがバレてしまい、なんと女王はロランの目の前で侍女達を縛りつけ尋問した。正直にいえば殺しはしないという女王の言葉を信じた侍女達はただ王族とのつながりが欲しかったと、貧しい生活から抜け出すため利用したと、じゃなければこんな子供の相手などするはずない気持ち悪いと、ロランを罵った。そしてそれを聞いた女王はなんと、ロランの目の前で侍女達の首を斬って処刑した。
そのことがトラウマになっていたロラン。そして歪んでしまった性への行動。だからロランは女の人が離れないためには奉仕しなければいけないのだと必死だった。過去を聞いた主人公はロランを抱きしめ、救ってあげたいと思えた。
しかしその後、エレノアはやはりパメラと同一人物だということがわかった。だがパメラは昔からロランが嫌いだったといい、死ねばよかったと罵った。ロランはショックだったがパメラが生きてさえすればいいと、昔ほんの少し優しくしてくれた記憶さえあれば生きる糧になるからと言った。
ロランは変わろうとしていた。生きていくため、そして頼りになると思われる人になりたいと思った。誰にも愛されないから愛されるために頑張るというロランだったが、主人公は思っていた、ロランの美貌と雰囲気や優しさは誰からも愛される特徴であるのだと。
徐々に男らしくなっていくロランに惹かれる主人公だったが、ロランもまたヴィンスと主人公の関係に嫉妬し、ある夜ロランは主人公を押し倒して無理矢理キスをした。初めてのキスの熱に浮かされた主人公はそのまま抵抗できずロランに抱かれてしまった。嫌だとは思わなかったが、ロランが自分に何を求めて抱いたのかが分からなくて困惑する、男と女としてなのか寂しさや家族の愛が欲しいだけなのか。「好き」と言って抱きしめてくるロランに思わず「好きの意味を知りたい」と問いた主人公。籠の外に出て初めて会った女だから好きだと思っているだけなのではないかと、もし初めて会ったのがほかの人だったらその人を好きになっているのではないかと。純真無垢なロランだからこそ、雛が初めて親鳥を見るのと同じように。
しかしロランは低い声で「侮らないでください」と声を荒げた。女なら沢山見てきたと、自分をちゃんと見てくれたあなただから好きになったと、汚い世界で綺麗なままのあなただから好きになったと言ったのだ。そして、あなたの全てを受け入れたい、あなたを守りたいと言った。闇の世界に生きる主人公の全てを受け入れ守ると言ってくれたロランの言葉は、胸に深く響いた。
しかしそんな時パメラが主人公とヴィンスの関係を疑い、嫉妬し、なんと拐われて人身オークションで売られてしまった。主人公は意識がないまま行方知れずになってしまい、怒り狂ったロランはパメラに罵声を浴びせ、そしてパメラをぶった。どこへやったと怒鳴るロランに対しパメラはヴィンスを取ったからだと言い返す。パメラは昔ルーガン王国からの頂き物でヴィンスにそっくりなヴィンス人形を貰ってから一目惚れしたのだという。その人形に恋をし、ヴィンスと結婚するために生きていた。しかし女王に結婚相手を決められたのが嫌でなんとルーガンにクライデルの秘密の経路を売って女王を殺させたのだという。そう、あのクライデルの悲劇を起こした張本人はパメラだったのだ。
その後一人逃げたパメラは自分を偽りルーガンで貴族になるためトーパの養女となりヴィンスの婚約者になったのだった。
その話を聞いていたヴィンスはパメラを罵り、お前と結婚などするわけがないと言った。パメラは発狂するがそのままヴィンスの命令で囚われることとなった。
しかしパメラの話から主人公はオークションで鱗帝国へ売られたということだった。ロラン一人ではこれ以上何も出来ないと思い、ロランは決心してヴィンスに頭を下げたのだった。
その頃主人公は鱗帝国の豪華な部屋で豪華な着物を着せられ、丁重に扱われていた。売られた身でありながらこんなに良くしてくれている買い手は誰なのかと思いきや、なんと鱗帝国皇太子の皇驪だったのだ。皇驪は主人公に一目惚れして囲ってくれていたが、奥手のため何もアクションは起こしてこなかった。そのため身は守られていたが、ロランに会えないと会いたくて仕方ないという思いに気づき、ロランを愛している事に気付いた。
しかしそこになんと迎えにきてくれたロランだったが、少しの間見なかったロランは髪を切り、ルーガンの服に身を包み皇驪皇太子に謁見を申し込んでいた。雰囲気が変わったロランは主人公を返して欲しいと頼んだが大金を払っている皇驪もまたただハイとは言えない。そのためロランが出した条件はというと、クライデルにしか咲かないというイベリスの花を鱗帝国に輸入する権利と交換にして欲しいと言った。なんとロランはヴィンスに頼み込みルーガン王国のクライデル領の領主になっていたのだ。
その魅力的な交渉と主人公を天秤にかける皇驪だったが、主人公に「あなたはどうしたいですか?」と優しく聞いた。主人公はその笑顔に「帰りたいです」と口にすると涙が溢れた。皇驪はその涙に「あなたを彼のもとに返しましょう」と言ってくれ、その言葉にロランは手を広げる。その胸の中に主人公は飛びつき「会いたかった」と涙した。ロランもまた会いたかったと、心配で胸が張り裂けそうだったと抱きしめてくれた。
その夜、鱗帝国で一泊することになり二人になると、イベリスの花を隠していたクライデルの民達を説得する代わりに領主になることをヴィンスに頼んだことを話してくれるロラン。あなたのそばにいたくて、そして男も女も笑える国にしたい気持ちから、ルーガンの領主となったとしても頑張れるのだと言った。そして「僕と結婚してください」という言葉をくれたロランと、初めて心が通いあったキスをした。あれだけ妖艶だったロランは初めてのように余裕がなくて、胸が熱くなる。「ずっと一緒に」どちらからとも無いその言葉と共に溶け合っていった。
エンドロール後は、クライデルで領主とその妻となった二人。
ロランはあれから益々立派になり、王になったヴィンスに提案をしたりまでするようになった。そんなロランと二人、イベリスの花畑で寄り添う。体を寄せ合って微笑めば、こんなに幸せでいいのかと二人はたまに思う。ニセモノの幸せしか知らなかった二人はそんなことを思うけど、隣に感じる温もりが本物だと思わせてくれるのだ。
ずっと一緒と微笑み合いながら、二人は花畑でキスをした。


↓ロランの感想ネタバレ有り↓



〜蛇香のライラ、ロランの感想ネタバレ有り〜
初見は可愛い系の年下系キャラなのかなっていうイメージでしたが、プレイした最初の方でもまさにそんな感じ。おどおどしていて世間知らなくてドールを可愛がってるヤンデレ系かな?と思ったらヤンデレまではいかなくて、結構ノーマルでした(笑)
しかし可愛い見た目に反してあっちの方は長けているという設定で、美しいロランの巧みな技と台詞の数々はセクシーすぎて最高でした。
最後も成長して男らしくなり、なんと髪を切って更にイケメンに!!!あれは良き!!!しかも主人公が鱗帝国に滞在して迎えにきた時、主人公の衣装がチャイナ?韓国?風な感じもすごくいいね!!綺麗!!だから抱きつくスチルとかすごく綺麗で素敵でした。最後のイベリスの花畑のスチルも凄く良かった〜!幸せになれて良かった!
だからロラン本当に素敵だったんだけど、何を隠そう俺はヴィンス殿下ラブの人(笑)だからね〜ほんっとロラン攻略中はヴィンス殿下を裏切ってるのが心苦しくて心苦しくて、更にヴィンスに抱かれないというのがもどかしく「抱いてくれ!」と思って大変でした(笑)しかもヴィンス、ロランルートでもちょろすぎて完全に主人公に悶々してるし、すぐ顔赤くすんだもん可愛すぎかよ〜(ToT)ロランと結婚した後にも関わらず「お前もお前だ‥俺にあれだけ‥」とか赤面しながら言ってきたからギャッてなった(笑)好きや!!(ToT)(笑)
とまぁ色々脱線しましたがロランも本当にいい男でした。これからは幸せになってほしいですね!!あとクライデル帝国怖いよ!(笑)