元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

NORN9 LOFN for Nintendo Switch「加賀見 一月」

●加賀見 一月/カガミ イツキ(cv遊佐浩二さん)
年齢:23歳
身長:184cm
星座:さそり座
血液型:O型
軽薄な遊び人。特有の色香を持ち、人によっては毒だと言われることも。冗談と嘘を繰り返し、本心は語らない。よく深琴をからかって遊んでいる。平士と七海と仲が良く、よく一緒にいる。

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管理人ののネタバレ感想はこちら


ノルン+ノネット 加賀見 一月ネタバレ〜
(ヴァールコモンズ)
ペアを組んだ主人公と一月。しかし正反対の性格を持つ2人は合わず言い合いばかりだった。
しかも一月は主人公が朔也を好きだと思っていた。なのに素直になれなくて朔也を拒否してばかりの主人公を見てるとなんだかイラついた。
そんな日々が続くと一月は軽いだけではなくて優しくて気遣いができる人間なんだと気付いた主人公。一月に「寄りかかっていい、頼っていい、俺のことを好きになってよ」と言われると、そんなこと言われたことない主人公の胸はざわついた。
しかし素直になれない主人公はすぐ嫌な態度をしてしまう。そのため一月に、強がってたらいつか一人になると、頼ることは悪くないと言われ、心に引っかかっていた図星を突かれて泣いてしまった。
一月は泣かせてしまったことに悪気を感じるが中々謝れず、お詫びに一月の能力で主人公達を夢の中へと連れて行った。夢の中ならば何でも叶うから、現実では言えない言葉も夢の中なら言えるから、だから朔也に素直な気持ちを伝えるきっかけをあげようとした。
しかし夢の中の主人公はお膳立てしたのにも関わらず、朔也の元には行かず一月を探した。朔也のことを好きなんじゃないのかと主人公に問うと本当に好きではないことが発覚した。しかし主人公は「朔也を好きになれ」と言われたのだと思い、前に一月が「俺を好きになって」と言ったのは冗談だったのかとわかると涙を流した。好きになれって言ったくせに、真剣に悩んだのに、酷いと泣く主人公を見た一月の胸はときめいた。勘違いしていただけで、自分の一言で泣くこの少女がとても可愛く見えて。
それからというもの一月は主人公に以前にも増して甘くなった。可愛がってくれて、いつも幸せそうにニコニコと見つめてくる。主人公も主人公で一月が他の女の子を好きになったら嫌だという気持ちに気づくと、一月を好きになったと自覚した。
一月は誰にも書いたことがないと言う手紙を主人公に書いてくれた。そしてそれを渡して、キスをして好きだと言ってくれた。
二人が両思いになると朔也の未来が変わった。朔也は死ぬ未来を持っていたが、死なない未来に変わったと予知した。なぜならそれは主人公の一番大切な人が変わったから。そう、死ぬのは主人公の好きな人。その人が主人公を守って死ぬから。
未来が変わり、一月が死ぬという未来予知を見た朔也は一月に覚悟はあるかと尋ねた。主人公を愛する一月は覚悟を決め、しかし主人公には何も言わずただ愛してると本気で好きだと言って一晩を共にした。
しかし次の日、船は襲撃されるが一月の手によって何も知らない主人公は夢の中にいた。一月は人から能力を奪う方法を知っており、主人公の結界の力を奪い、そして都合のいい夢の中に閉じ込めた。
夢の中では一月と主人公は二人きりの家で同棲をして楽しく暮らしていた。天気のいい日は外に散歩に行き、ご飯を作ったり一緒に食べたり、そして夜は大好きな一月に抱かれて寝た。幸せすぎる生活、だけどおかしいと気づき始める。だって何もかもが都合良すぎた。これは現実じゃない、一月は自分のために何かを隠してる。そう感じ夢に打ち勝つと、主人公は目を覚ました。
すると傷だらけで意識不明の一月が寝ていた。そう、主人公を守るために一月は怪我を負ったのだ。主人公を守って死ぬという未来を朔也から聞いた一月は、自分の死を見せないため主人公をわざと夢に閉じ込めた。しかし一月が主人公の能力を奪ったため未来は変わり奇跡的に命は助かり、そしてようやく一月が目を覚まし、主人公は泣いてすがりついた。
すると内部犯であったロンが姿をあらわす。ロンは以前一月に、結界の能力を渡せば見逃してやると言っていたため主人公の能力を渡していた。だからロンは今になって二人を見逃してやると言い出した。三日後に夏彦がまたここを襲撃すると言っているから二人で逃げろと。
他の仲間達を置いていくのは不安だったが、仲間達は二人を快く逃がしてくれた。
その後、二人は近くの町で暮らしていた。主人公は以前もらった手紙を一月の前で読み、この気持ちは今でも変わってないかと尋ねた。すると変わってないという一月は「愛してる、家族になってくれてありがとう」と言ってくれた。
二人は結婚式をあげるためにお金を貯めるという。二人一緒ならなんでも乗り越えられるから、ずっと一緒にいようと誓いながら。

(ラストイーラ コンチェルト)
一月と二人、船から逃亡した主人公。あれから2ヶ月が経っていたが世界に追われる事も無く、その気配すらなかったため、居を構え穏やかに暮らしていた。
元々口が上手く勉強熱心だった一月は、私塾の講師という仕事をしていた。以前は女性を口説くのが得意で上辺で語る一月だったが、子供相手にしている講師は思いのほか似合っていて、教える姿はむしろかっこいいほど。
しかも二人で暮らしてからというもの、相変わらず一月は優しいままで、むしろ以前より更に甘くなった気もする。仕事帰りに寄り道など一切せず、いつも抱きしめて甘いセリフを吐き、可愛がってくれていた。
主人公は主人公で、愛する一月のために家事を完璧にこなしていた。むしろ今まで修行があったため、普通の女の子になると時間を持て余すほどに幸せだった。
そんな頃、主人公の夢に一月の姉の「和葉」が、出てきたのだ。和葉は死んでいるのだが夢見の力が強いせいなのか力を使って主人公の夢に入り込んだ。最初は恐れていた主人公だったが、和葉が生前好きだった人がいて、その人に気持ちを伝えられなかったことに未練があることを知る。
夢を見させ高い金をとる仕事をやらされていた和葉に、夢を欲しがらず自分をただの女の子として見てくれていた人、それが和葉の好きな人。
しかしその人が和葉に近づいたのは「世界」の人間だったから。だからきっと伝えたとしても結ばれないことは分かってて、伝えられなかった。
主人公は一月に和葉の墓参りに行きたいと言い、墓を訪れる。するとそこにはあの、和葉の想い人である人物がおり、墓参りをしていた。夢を介して和葉は主人公の頭に語りかける、気持ちを伝えて欲しいと。主人公はその男に、和葉がずっと貴方を好きだったと伝えた。男はその言葉に対し、あの頃和葉の気持ちに気づくことは出来なかったという、そう、それは結局世界に縛られているから。和葉が自分を愛していることが世界にばれてしまえば、力が強い和葉が利用されるのは明白だったから。
男は、和葉の気持ちに気付いていた。そして亡くなった今もこうやって墓に手を合わせている。そして、和葉を想うからこそ弟である一月が世界から逃げているのに追っ手が来ないようにしむけてくれている。和葉の想いはちゃんと伝わっていたのだ。
男が去って、一月は墓に手を合わす。知らないうちに主人公が姉の話し相手になってくれていたことに、胸を打たれながら、俺の好きになった人は素敵な人でしょう?と話しかけながら。
それ以降現れなくなった和葉だったが、和葉のおかげでまた二人の絆は一層強くなった気がした。
それから一月は主人公の親に挨拶しに行くと言い出した。やはり結婚するならこのままには出来ないという誠実さに、主人公の心は喜びに溢れた。しかし真っ向からあの家に行ったところでどうなるかわからない。むしろ離れ離れにされてしまうかもしれない。そんな心配をしているとなんと、能力を世界に返し政界で活躍しているという駆が二人の前に現れ、更に平士をつれてきてくれた。二人との再会に喜ぶが、なんと駆がつれてきたのはもう一人いた。
それは、朔也だった。
駆は主人公の久我の家にただ行くだけでは納得されないと思い、それならば久我家に信用がある朔也に仲介人になってもらえばスムーズに話がうまく行くのではと考えた。しかし朔也は仲介人になる代わりに一月に試練を与えると言った。
それは主人公の夫となるに相応しいかのテストだと言う。主人公はそんなのおかしいと反対したが、一月は朔也に認めてもらいたいがためにやると答えた。
それからというもの、沢山のテストが行われた。その内容は変な質問の調査や、何キロも走るという過酷なものもあり、主人公は止めようとしたが一月はやりたいんだと言って頑張った。
漸くテストが終わると、駆は本当のことを話してくれた。実は朔也はもう先に久我家に行って主人公と一月の結婚を認めてもらえるようお願いしてくれていたこと。しかし猛反対され、主人公の両親が言う結婚相手の条件を満たしていれば認めてもらえるだろうと思い、その条件と同じ内容のテストを一月にやらせていたのだった。そしてクリアした今、それを見せにまた久我家に行ってくれていた。
朔也の優しさと、ついに朔也本人が一月を認めてくれたことに一月は喜んだが、やはり両親はまだ反対してると言う。しかし一月はあきらめず、直接主人公と二人で家に乗り込んだ。
結果はやはり猛反対。主人公の父は主人公をぶとうとして手を上げたし、それを庇って一月が殴られ血を流した。けれど諦めずいかに主人公を想っていることを話し、主人公もまた一月を心から信頼しているから言い返したい口を噤んで一月を支えた。すると祖父が二人の前に現れ、主人公が今まで能力に縛られ普通の女の子として暮らせなかったことを可哀想だと思っていたことを話してくれ、孫を解放してくれてありがとうと「結婚おめでとう」という言葉をくれたのだった。
両親に認められるのはもう少し時間がかかると思われたが、祖父に認められたことに主人公は涙を流して喜んだ。
帰り道、涙が止まらない主人公を慰めたくて、ずっと密かに探していた婚約指輪を取り出した一月。主人公に似合う指輪を内緒でずっと探してくれていたのだ。そして薬指にはめ、結婚してくださいとプロポーズをくれる。その言葉に、涙はもっと止まらなくなるほど幸せだった。
その後はあっという間に時が過ぎ、二人の結婚式が行われる。一月が希望した神前式。白無垢を着る主人公に、相変わらず止まらない褒め言葉を何度もくれる一月。袴姿の一月もまたかっこよくて、主人公は幸せに微笑む。
朔也はウェディングドレス姿とタキシード姿の二人の絵をプレゼントしてくれた。その絵の二人はとても幸せそうに笑っており、朔也が本当に認めてくれたんだと思えた。その絵を眺めながら、ここからがまたスタートなんだと言う一月に、ずっと一緒にいようと約束する主人公は、とても幸せだった。

↓一月の感想ネタバレ有り↓



〜一月の感想ネタバレ有り〜
無印をやった時から一番好きだった一月さん、やっぱり相変わらず素敵でしたね。最近中の方の遊佐さんもあんまり乙女ゲーに出演してらっしゃらないので遊佐さん好きの私としてはありがたいキャラクターでもあります。
軽そうに見えて、実はちゃんと気遣いで、そして優しくて大人。色気もあるし気の強い主人公を叱ってあげたり、諦めずに接してくれる所も素敵だと思いますしねー!
なのでラストイーラのコンチェルトに関しても凄く素敵な未来で感動しました!素敵です!