元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

金色のコルダオクターヴ「榊 大地」

●榊 大地/サカキ ダイチ(cv内田夕夜さん)
学年 3年生
楽器 ヴィオラ
誕生日 12月29日(山羊座
血液型 O型
星奏学院オーケストラ部の副部長。軽い言葉で主人公に声をかけてくるナンパな性格だが、頼りになる。




~ネタバレ~
猫島で響也と合流したあと、すぐに見つけたのは同じ星奏学院オケ部副部長の大地だった。
大地は現実世界でも優しくて頼りになる存在だったが、ナンパで口が減らない男。そのためこんな異世界に来ていても相変わらずの軽口を叩いており、ニアも呆れるほどだった。
しかし猫島に馴染むのが早く、植物を観察して自分なりの見解ですでにここが現実の世界とは異なる場所だと理解していたようだったため、やはり頼りになるのも変わらなかった。
本島での生活にも慣れた頃、主人公はマルトノの店の手伝いをしていた。するとやってきた大地が魔法のアイテムに興味を出し、魔法のジェリービーンズというものを見つける。それは食べたものが素直になる魔法がかかっているという。欲しがる大地だったが値段が高すぎたため普通のジェリービーンズを買い、一緒に食べながら散歩をしようと誘ってくれた。
散歩をし、ジェリービーンズに舌鼓をうっていると、大地は魔法に興味ある話をしてくれた。そして丘の上の鐘楼には心からの願いを叶えてくれるという伝承があることも話してくれる。その様子から、大地は何か叶えたい願いがあるようだった。
数日後、また大地の散歩についてくと大地はあの鐘楼によく登ってると知る。そして今日もそこへ行くというので付いて行き、二人で鐘楼の頂上に登った。すると、大地は律の話をし始めた。
大地は律の腕の怪我を知っていながら優勝の夢のため止めてやれなかったことを後悔しているのだという。止めたいられたならプロの音楽家になれたかもしれないという気持ちから、どうか律の腕を治してほしいという願いを込めて鐘を鳴らしていた。
その後、世界軸の歪みの異変の調査中に律のヴァイオリンの音色に聞き惚れていた大地と主人公だったが「腕の調子がいいのは一夜の夢の中だから」と律が言ったため大地の顔が曇った。更にいつのまにかいなくなっていた大地を探すと、大地は肩を抑えて蹲っていた。心配する主人公に、最近筋肉のこわばりからか、肩が重く痛いのだという。心配させたく無い大地だったが、主人公が肩を揉んであげると安心させるように笑ってくれた。
日が進むと、北の試練を受ける一行。突風で皆バラバラに飛ばされてしまうが、主人公と大地は同じ場所に飛ばされたため、一緒に城まで辿り着けた。仲間達も揃っていたため、城の入り方を調査し始めるが、大地がいつの間にかいなくなっておりまた探すと、大地は隠れるようにしてまた肩を押さえていた。そう、大地の体はあれからどんどん酷くなり、今では肩だけではなく体の全てが動かしずらかったのだ。しかしその理由を大地は知っていた。鐘楼に願いを唱えても全然叶わないと知ると、代償がないと叶わないのだと思い自分の体の自由を奪っていいから律の腕を治してほしいと願ったのだという。だからその願いが叶ったからこうなったのだと。
不自由になった今、足手まといになるから置いていってほしいという大地は、律と主人公が困難を乗り越えるのを見守っていると微笑んだ。しかし怒った主人公は、一緒じゃないと意味がないと、コンクールでも優勝したの皆で力を合わせたからだと説得した。すると大地の中の迷い晴れた。心に響いた言葉のおかげで体の痛みは消え、近くにいた律が大地に、いつも支えてくれてありがとうと微笑んでくれたのだった。
その後、皆で城の試練も乗り越え、島の危機は去った。お祝いにファータ達がお祭りを開いてくれることになり、そのお祭りを楽しんだあと主人公達は自然と現実の世界に戻ると言われた。
大地から一緒に祭りを楽しもうと誘われ、二人は祭りをとても楽しく過ごした。しかし途中で目を瞑ってと言われ目を瞑ると、口の中にあの時の「魔法のジェリービーンズ」を入れられてしまう。素直になるしかないという状況で、大地は好きだと告白してくれる。返事はと言われジェリービーンズに従って素直に「自分も好きだ」と答えるが、なんとジェリービーンズは普通のジェリービーンズだと言われてしまう。素直になる魔法がなくても、本当の気持ちで返事をしてくれた主人公に嬉しくなる大地は「ここにきてから君の魅力に気付いて愛おしさが止まらない」と伝えてくれ、二人は祭り抜け出し丘の上の鐘楼の頂上で手を繋いで最後を迎えた。
大地は最後に「一夜の夢から覚めてもこの気持ちは変わらないと確信してる」と言い好きだよと言ってくれた。
エンドロール後は、何故か君への気持ちが溢れて止まらないと言う大地。2人で何か大きな冒険をした気がして、そして気持ちが一つになった気がすると言う。けれど主人公はただ微笑んで何も言ってくれないからと、手に持ったジェリービーンズを見つめて「このジェリービーンズに素直になる魔法でもかかっていたらいいのにな」と言う。けど、主人公が気持ちに応えてくれるまで自分の気持ちは変わらないと、好きだと伝えてくれるのだった。