元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

金色のコルダオクターヴ「柚木 梓馬」

●柚木 梓馬/ユノキ アズマ(cv岸尾だいすけさん)
学年 3年生
楽器 フルート
誕生日 6月18日(双子座)
血液型 AB型
優雅で気品あふれる優等生。やわらかい物腰で、誰にでも親切。とくに女子生徒からの人気が高い。




~ネタバレ~
謎の島ハルモニアで仲間を探す主人公。しかし街中でファータ達に「留学生だから歌をきかせて」とせがまれ困っていると、颯爽と現れフルートを奏でて助けてくれたのが柚木だった。
現実世界でもいつも主人公にだけ少し意地悪な柚木。しかし彼はいつもこうやって本当は優しくしてくれるのだ。
その後、無事に仲間達と合流し、生活にも慣れた頃、主人公は一人街中を散策していた。しかしファータの人混みの波に流されそうになり、どうしようもなくなっているとまた手を引き助けてくれたのは柚木だった。一人街をぶらつこうとしていた柚木はさっさと行ってしまいそうになるが、主人公の髪が柚木のブレザーのボタンに引っかかり引き止めてしまう。その偶然に柚木は「そこまでして俺を引き留めたかったの?」と意地悪に笑い、一緒にショッピングをしてくれることになった。しかし柚木は街を歩く中ずっと手を繋いでくれたため、ドキドキして照れてしまう主人公。それをまたからかわれてしまうのだが、雑貨屋で見つけた金の髪飾りに魅入る主人公に気付き、すぐに買ってプレゼントしてくれる柚木。意地悪ながらも気がきいたり、優しい柚木に主人公はドキドキしっぱなしであった。
そんな日々が続き、偶然冬海の相談に優しくアドバイスする柚木を見つける。自分も歌についての質問するが教える態度が違いすぎて不満を漏らすと、柚木は少し驚いた。最初から本当の自分をさらけ出して付き合ってきた主人公に対し、優しくするということを忘れていたかもしれない。主人公が「優しくしてほしい」と言った一言に悩み始める柚木は、火原に「いつも意地悪してくる子が自分を好きだと言ったらどう思う?」と質問した。すると純粋な火原は「なんで好きなのに意地悪するの?俺は優しくされたいよ」と言った。その言葉に、主人公に対して優しくすることを怠っている事に気付き、この島にいる間だけでも好意を素直に伝えるために優しくしようと考え始めた。
しかし急に優しくなった柚木に、逆に主人公は怪しんでしまう。そして以前柚木が「お前に意地悪なのは特別な存在だからだよ」と言った言葉を思い出し、優しくなった今、自分は柚木の特別ではなくなったのだと思い悲しくなった。
その後、最後の試練が近づき、魔法で仲間達みんなバラバラの場所に飛ばされてしまう。飛ばされる前に柚木に手を伸ばした主人公だったが、気づくと一人暗闇の中に居た。何も見えない暗闇で一人不安になると、何故か柚木が二人現れた。一人は優しいだけの柚木、そしてもう一人は意地悪な柚木。どちらも自分が本物だと言い張る中、主人公はどちらも偽物だと言うと、二人の柚木は消え、また違う柚木が現れた。それこそが本物の柚木だったのだが、まだこの間みたいに優しさを繕っている感じを見て「また偽物?」と問うと、柚木は何が偽物だと感じるのかを聞いてきた。
主人公はよそよそしい態度の柚木は本当の柚木ではないと、意地悪なのも全てが柚木なのだと言った。そして柚木はそんな主人公に対し、すでに主人公はありのままの自分を受け入れていてくれた事を思い出し、そして安心し、だからこそ特別なのだと実感し、自分が本物である証拠にとフルートを奏でてくれる。その音色は紛れもなくいつもの意地悪で優しい柚木の綺麗な音色だった。
その後、暗闇から出て皆で最後の試練を乗り切った一同。島の危機は去り、沈没することはなくなった。そのため島民たちは主人公たちにお礼をすると言い、盛大な祭りを開いてくれるのだった。
リリから、お祭りを楽しんだと思った瞬間皆は元の世界へ自然と帰って行くと言われ、最後のひと時を柚木と過ごしたいと思った主人公は、柚木に声をかける前に以前もらった金の髪飾りをつけようと急いでいた。しかしつける前に柚木に見つかってしまい、柚木は主人公の髪をといて髪飾りを器用に付けてくれた。会う前にちゃんと可愛くしたかった主人公は恥ずかしがるが、自分に会うために飾り立てようとしていた行為に柚木はむしろ可愛いと手を取ってくれる。
お祭りを二人で回る中、柚木は思い出したように暗闇での出来事を話し始める。優しくされるだけではなく、意地悪されたいなんて変わってる趣味だね、と言われるが主人公は「特別扱いが良かったから」と言った。自分にだけ本当の姿を見せてくれる柚木に対して嬉しいと思うから。それを伝えれば柚木は「それは独占欲だよ」と微笑む。他の人に見せない自分を独り占めしたいと言う主人公に、無意識に愛の告白をしているんだよと言う。そしてそんな純粋で可愛いお前だから「好きだよ」と伝えてくれたのだ。
その言葉を聞いてドキドキする主人公だったが、急に体が消え始めた。そう、楽しんだと思った瞬間元の世界に帰る決まりだったから。柚木の言葉で、一番嬉しかったから。
消えゆく主人公に柚木は「まだ返事をもらってないね」と近づいていく。そして「目を閉じて」と言われ目を閉じるところで夢は終わった。
エンドロール後は、学校帰りに一緒に歩きながら街をぶらつく主人公と柚木。柚木は主人公の好きなところに連れてってくれたりするので戸惑うが、お前は優しいだけの俺より意地悪する俺も含めて好きなんだろう?と言われ、心を読まれてドキッとする。すると柚木はなんでお前の気持ちが知っているかは、夢の中でお前の唇に聞いたからだよ、と優しい笑顔で言うのだった。