元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

イケメン戦国「上杉 謙信」

上杉謙信/ウエスギケンシン(cv三浦祥朗さん)
圧倒的カリスマ性を持ち軍神と呼ばれる戦国武将。戦うことを好み、性格もちょっと変わっている。更に女嫌いという噂もある。




~ネタバレ~
(戦国エンド)
過去にタイムスリップし信長を助けた主人公だったが、共にタイムスリップした佐助もまた上杉謙信を助けていた。
そんな時、たまたまとある店屋で暴力を働く野盗に、突っかかっていった主人公だったが、逆に乱暴されそうになってしまう。しかしそれを助けてくれたのが上杉謙信だった。謙信は信長を討つため安土の城下町に潜伏していたところであった。偶然の出会いだったが、助けてくれたことがありがたくて主人公は謙信にお礼を言う。しかし謙信は女嫌いで有名で、主人公にもそっけなかった。
しかし何故か何度も偶然に会う二人。その都度主人公が何かやらかし、結局謙信が助けてくれていた。呆れる謙信だったが、めげずに明るく真っ直ぐな主人公がお礼を言うたび何故か心惹かれる。そして謙信が越後に帰ることになり、その直前に会えた主人公は「あちらに帰っても無事でいてくださいね」と謙信を心配した。その言葉に謙信の心は揺れていた。
ただ戦うことにしか生きる価値を見出せない自分、命などいつなくなっても後悔しないと思っていることに変わりないのに、何故かこんな些細な娘の一言に安らいでいる。
主人公は、信長の元にいることは伏せていたため主人公をただの町娘だと思っていた謙信だったが、なんとその後の上杉軍と織田軍の戦で、連れ出されてしまった主人公が戦さ場で危険な状態になってしまい、そこに現れた謙信により命を助けられた。
再び出会えた謙信は主人公にとても優しかったが、主人公が織田の身内だと分かると怒って自分の城へ連れて行くと言った。
流れで謙信の元にいることになってしまった主人公だったが、すでに謙信に心惹かれていたため苦では無かったのだが何故か分からない想いに戸惑う謙信は苛立って主人公を牢に入れた。主人公が織田の元にいたことに腹が立つだけではなく、ほかの男に見せるのすら何故か腹がたつ。だから牢に入れ自分の元から離れられないようにした。
しかし牢の中と言っても牢には謙信からの贈り物としてとても高価なものがどんどん寄せられ、もはや豪華絢爛な一室のようなものになっていた。毎日会いに来てくれる謙信に想いが募る主人公だったが、謙信もまた同じで、主人公がいつかいなくなるかもしれないと考えたら自分が抑えきれなくなり想いを口にし、二人は心も体も結ばれる。
しかし謙信は昔のトラウマに囚われていた。まだ若かりし頃、伊勢姫という姫と恋に落ちた謙信だったが、身分の差により伊勢姫は謙信と無理矢理離されたが、その扱いの辛さに自害していた。自分のせいで伊勢姫が死んだことで、自分と誰かが関わると相手を不幸にすると思い込んでいた謙信は特別な相手を作るのをやめていた。
しかし主人公と出会って、止められない想いを知り、いつなくなってもいいと思っていた命を大事にしようと思えた。しかしその思いはいきすぎており、主人公を傷つけるものは全て排除するようになる。誰にも触れさせず、誰にも見えないよう監禁し、とても大切にしたい、トラウマのせいでそこまで狂っている心。主人公はその悲しい彼の心をどうにか解放してあげたいと思い、謙信を抱きしめる。嬉しいことも悲しいことも全部分かち合えば救われると、全てを受け入れてずっとそばにいてあなたの無事をいつも待っていると。
その言葉で謙信はついに救われることができ、二人はようやくほんとうの恋人同士になれた。
その後、現世に戻れる方法を見つけても戦国にとどまることにした主人公。謙信の元で相変わらず仲良くやっていた。相変わらず信長からの手紙が来た時も、手紙一つで物凄い嫉妬で冷笑する謙信に苦笑いしながらも、そんな謙信に囚われることすら幸せだと思え、微笑む。跪いて愛を誓う謙信とこれからもずっとそばにいたいと幸せを感じた。