元カレたちのストーリー

今までプレイした乙女ゲームのネタバレ感想を載せています。

猛獣たちとお姫様「ヘンリク」

●ヘンリク(cv木村良平さん)
ヴェーク国の国王たちを殺し、謀反を起こしたフベルトの息子。主人公の従兄弟であるが小さい頃から主人公を不憫に思い、妹のように優しく接してくれた人物。主人公の月一度の散歩にも必ずついてきてくれており、沢山の物をプレゼントしてくれていた。



~ネタバレ~
叔父のフベルトの謀反により、塔から逃げ出した主人公たち。動物たちが虹色の粉で人間に変身することができ、どうにか五人でピスキスでの暮らしを始める。
動物たちの頑張りもあり、ピスキスでの暮らしが軌道に乗り始める一行だったがヴェークのフベルトが魔女と手を組み周りの国々を侵略し始めたと言う噂を聞く。このまま穏やかにピスキスで暮らしていければと思うのもつかの間、どうしたらいいのかわからなくなった時、なんとヘンリクが主人公を追ってピスキスへやってきたのだった。
ヘンリクは父親のフベルトのやり方には従えず、どうにかヴェークを昔のような美しく豊かな国へ戻したいと考えていた。今はもはや民は魔女に怯え、国は荒れ果てていた。
そして主人公のことを何より大切に思っていたヘンリクは、1人ずっと主人公を探してくれていたのだった。
ようやく再会出来たことに心から喜ぶヘンリクと主人公。しかし謝って虹色の粉をヘンリクに被せてしまい、彼もなんと呪いにかかってしまい、ヘンリクは白鳥の姿になってしまったのだ。
呪いは解けない為、リシャルトたちと同じ境遇になり、リシャルトたちの正体と呪いのことをヘンリクに話すことになり、このまま共同生活をすることになった。
王都での暮らししかしたことがないヘンリクは働くことや金銭感覚のおかしさで苦労をするものの、いつでも主人公を大切にし、優しくしてくれ、自慢の美しさと話術により仕事ももらえるようになる。
ピスキスで揉まれ、一皮向けたヘンリクは昔よりも素敵に見え、主人公は特別な感情を抱き始めたが、自分を妹だと接してくれているヘンリクに想いを伝えられずにいた。
しかし穏やかな時間は続かず、ついに魔女がピスキスを攻めてくる。このままではピスキスすらも破壊されてしまうことを恐れ、ついにヘンリクと主人公はピスキスの住民に自分たちの正体を明かした。そしてその上で、フベルトと魔女を討ち、自分たちがヴェークを取り返すと宣言すると、ピスキスの民たちは主人公たちの今までの行いから2人を信じていると協力してくれることになる。
バルトルトの協力も得て、ヘンリクと主人公はヴェークに乗り込むことになる。
実の父であるフベルトを討つ決意をするものの、なんとフベルトは魔女に見限られ攻撃されてしまう。そのまま魔女にヘンリクと主人公もやられそうになるが、その瞬間最後の力を振り絞ったフベルトにより、魔女は刺され死んだ。
最後の力を使い虫の息であるフベルトは最後の最後で自分の愚かさに気づいたと、お前は自分の唯一の誇りだとヘンリクに伝え、死んだ。父の最後を看取り、泣き崩れるヘンリクだったが父の意思を継ぎ、王になる決意をした。
その後平和になったヴェークではヘンリクが王座につくために忙しくしていた。リシャルトたちもヴェークに戻り、城下町で暮らすことになるがリシャルトだけはやることがあると旅立っていった。ヘンリクを愛しているが中々前に進めない主人公に「手を伸ばさなければ届かない」というアドバイスを残したリシャルトに、背中を押された主人公はついにヘンリクに告白しようと決意し、彼の部屋を訪れる。しかし告白しようとした瞬間、ヘンリクに「好きだ」と先に言われ目を丸くする。ずっと好きだったと、妃になってほしいという告白に胸打たれた主人公は同じ気持ちだと返し、2人は抱き合いキスをした。
エンドロール後は王になったヘンリクだったが白鳥に戻る時間をすっかり忘れ仕事に没頭している。主人公がサポートし、そして仕事ばかりではさみしいと甘える主人公に対し、今でもとっても甘いヘンリクは主人公をお姫様抱っこしキスをしてくれて終わる。